島の未来のために、小川島の現状を発信して協力の輪を広げよう‼
海の青さが美しい唐津市の離島、小川島。しかし、その美しさを脅かす海洋プラスチックの問題は、世界中どこでも同じです。人口295人の小川島では、小川中学校の生徒たちがビーチクリーンに取り組んでいますが、島の人口減少や高齢化の影響で、海洋漂着ゴミに対応しきれません。
そこで、唐津FARM&FOODと唐津南高校は昨年、小川中学校でのプレシャスプラスチックマシンでプラスチックをリサイクルするSDGsワークショップや海ごみ意見交換会を通して、小川中学校の生徒たちと小川島の現状を広く伝える活動を展開しました。
この活動が評価されて、今年は佐賀県循環社会推進課や唐津市環境課も協力してくれることになりました。この輪を広げたい、小川中学校の生徒たちは、リサイクルプラスチックタイルアート制作"おがわプロジェクト"を開始します。
令和5年度 おがわプロジェクトこれまでのあゆみ

おがわプロジェクト リサイクルプラスチックタイルアートキックオフミーティング
2023年7月23日 小川島にリサイクルプラスチックタイルアートのミーティング、バリ島のサステナブルツーリズム、プレシャスプラスチックの視察の報告にいきました。




リサイクルプラスチックタイルアートの図案は生徒が描いた絵をモザイクタイルアートにデザイン。
タイルを1枚、1枚、海洋漂着ゴミや家庭から出たゴミ、ペットボトルキャップをプレシャスプラスチックのインジェクションマシンを使いリサイクルしたタイルを張り合わせ、クジラのモザイクアートを作製します。
2023年9月30日の小川中学校の文化祭、アイランドフェスティバルでお披露目予定です。

ペットボトルキャップ回収BOXを設置へ
2023年7月9日 おがわプロジェクトのリサイクルプラスチックアートの作製のためペットボトルのキャップ回収箱を生徒たちが作製しました!

リサイクルプラスチックタイルアートは島で出たプラゴミと海岸漂着ゴミを使って作ります!海のごみを減らすために生活のごみも減らす+キャップを集めることでプラスチックゴミへの意識を持ってほしいという思いで生徒達が回収BOXを作っています。

この回収BOXはあるものを再利用しています。あるものとは何でしょう?
答えはコロナ禍で使用していらなくなったアクリル板です!みなさんお分かりになりましたか?








ペットボトルキャップ回収箱設置場所
回収BOXは下記場所に設置しています!皆さんぜひご参加ください!
- 唐津市役所
- 唐津南高校
- 加唐島-Selfish
- 福岡市-博多大丸百貨店
- 呼子市民センター
- 神集島

小川中学校生徒による海岸漂着物(プラスチックごみ)の回収・調査
2023年4月28日 小川島で小川島中学校生が海洋漂着物の回収・調査を行いました。活動を佐賀県循環社会推進課、唐津市環境課と一緒にサポートしました。



この活動は、小川島中学校の生徒たちが日々行っている小川島の海を美しく保つための取り組みです。彼らの熱意と行動力が島民や唐津市、佐賀県にも伝わり、ビーチクリーンには多くの方々が協力してくださいました。おかげで、漂着物で汚れていた海岸は見違えるようにきれいになりました!


その後、小川島中学校生が回収した漂着物の調査を行いました。漂着物の重さや海外からの漂着物の割合などを調べ、海洋汚染の問題について深く考えました。

また、漂着物を減らすために私たちができることや提案することについても話し合いました。この活動を通して、生徒達は小川島の海だけでなく、地球の海を守るために一人一人が責任を持って行動しなければならないということを強く感じていました。

小川中学校生徒による海岸漂着物(プラスチックごみ)の調査発表会、小川中学校生徒への海岸漂着物に関する講演会
2023年6月10日 唐津市環境の日に小川島で前回、小川島中学校生が海洋漂着物の回収・調査を行ったときの発表会(海ごみについて私達にできること。みんなで話そう、考えよう。)を行い、唐津市から唐津南高校 虹の松原プロジェクトチーム 海洋研究班の2人が講演、NPO法人唐津FARM&FOODからは米マウントホリヨーク大学の夏海さんがアメリカでのプレシャスプラスチックの活動を講演、一般社団法人マイプラから九州大学の浅倉君が講演しました。

令和5年のテーマは「島の未来のために、小川島の現状を発信して協力の輪を広げよう‼」
今年の小川中学校のテーマは「島の未来のために、小川島の現状を発信して協力の輪を広げよう‼」です。
具体的な取り組みは下記になります。
- 海岸のごみ拾い&調査
- ごみを使って何かを制作する
- 唐津南高校の生徒さんと交流を続ける
- 馬渡中学校との交流
- 県知事へのアクション

小川中学校生徒による海岸漂着物(プラスチックごみ)の調査結果の発表
2023年4月28日に行った小川島ビーチクリーンで回収した海岸漂着物の調査の結果の発表。一番多かったのがプラスチック類。重さは15.87kgありました。二番目に多かったのはガラス・陶磁器・金属類で、2.8kgでした。また全体では23.07kgあったのでプラスチック類の割合を計算すると69%にもなりました。これでけでもプラスチック類が多いことがわかります。






本当に素晴らしい講演でした。最後は島民の方々も一緒に小川島の未来についてディスカッション!
今まで、小川小中学校と唐津南高校と一緒にとりくんできた環境教育事業。 今は佐賀県循環社会推進課、唐津市環境課、唐津市広報、サガテレビにサポートしていただいております。
今回は唐津市の広報にもきていただけました! 学生達の成長がわかる最高の教育の日となりました!
令和4年度の小川中学校の取り組み 記事

令和5年のテーマは「島の未来のために、小川島の現状を発信して協力の輪を広げよう‼」
今年の小川中学校のテーマは「島の未来のために、小川島の現状を発信して協力の輪を広げよう‼」です。