自然共生サイトの認定データ全国700か所、都道府県別の数、佐賀県の8か所
Posted on November 7, 2026
自然共生サイトは、全国に何か所あるか
環境省は2026年10月30日、令和8年度第2回として122か所を「自然共生サイト」に認定し、自然共生サイトは合計700か所、12.7万haになりました(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。環境省の認定一覧で数えると、佐賀県には8か所あり、そのうち2か所が唐津市にあります(当法人が数えた値)。
このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。自然共生サイトの認定の数を、環境省の公表資料と認定一覧の数字のまま並べています。結論や評価の言葉は付けていません。
自然共生サイトは、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する仕組みで、2023年度に始まりました。2025年4月には、この仕組みを法律にした「地域生物多様性増進法」が施行され、生物多様性が豊かな場所を保つ活動(維持タイプ)に加えて、管理放棄地などで回復させる活動(回復タイプ)、開発跡地などで創出する活動(創出タイプ)も認定の対象になりました。認定の事務は環境再生保全機構(ERCA)が行っています(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。
| 認定の回 | 認定数 | 面積 | うち従前制度からの移行 | うち新規 |
|---|---|---|---|---|
| 令和6年度まで(従前制度) | 328か所 | 9.3万ha | - | - |
| 令和7年度 | 367か所 | 3.5万ha | 126か所・1.2万ha | 241か所・2.3万ha |
| 令和8年度第1回 | 56か所 | 2.1万ha | 15か所・1.8万ha | 41か所・0.3万ha |
| 令和8年度第2回 | 122か所 | 5.9万ha | 32か所・5.1万ha | 90か所・0.8万ha |
| 合計 | 700か所 | 12.7万ha | - | - |
誰が申請し、どんな自然が認定されているか
令和5年度からの累計で、申請主体の割合は企業が50.6%、NPO等の他団体が30.9%、地方公共団体が16.3%、個人等が2.3%です。令和8年度第2回では、企業が44.3%、NPO等の他団体が36.9%、地方公共団体が18.0%、個人等が0.8%でした(環境省 別添3「自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)」 p.1・p.3)。
令和8年度第2回の122か所は、維持タイプ112か所(増進活動実施計画106か所、連携増進活動実施計画6か所)、回復タイプ7か所、創出タイプ3か所です(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。法に基づく認定の545か所全体では、維持506か所、回復24か所、創出15か所でした(認定一覧から当法人が数えた値)。
都道府県別に、何か所あるか
環境省の3つの認定一覧(2026年10月30日時点)から都道府県ごとに数えると、多い順に東京都47か所、神奈川県46か所、北海道44か所、愛知県41か所、兵庫県34か所でした。佐賀県は8か所で、多い順で31番目(宮崎県と同じ数)です。九州・沖縄の8県では、熊本県15か所、大分県12か所、鹿児島県12か所、長崎県9か所、佐賀県8か所、宮崎県8か所、福岡県7か所、沖縄県5か所です(当法人が数えた値。令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点))。
| 都道府県 | か所 | 都道府県 | か所 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 44 | 滋賀県 | 21 |
| 青森県 | 3 | 京都府 | 28 |
| 岩手県 | 9 | 大阪府 | 24 |
| 宮城県 | 24 | 兵庫県 | 34 |
| 秋田県 | 3 | 奈良県 | 6 |
| 山形県 | 2 | 和歌山県 | 6 |
| 福島県 | 10 | 鳥取県 | 21 |
| 茨城県 | 21 | 島根県 | 3 |
| 栃木県 | 13 | 岡山県 | 15 |
| 群馬県 | 10 | 広島県 | 9 |
| 埼玉県 | 15 | 山口県 | 5 |
| 千葉県 | 23 | 徳島県 | 3 |
| 東京都 | 47 | 香川県 | 4 |
| 神奈川県 | 46 | 愛媛県 | 7 |
| 新潟県 | 9 | 高知県 | 11 |
| 富山県 | 5 | 福岡県 | 7 |
| 石川県 | 4 | 佐賀県 | 8 |
| 福井県 | 4 | 長崎県 | 9 |
| 山梨県 | 13 | 熊本県 | 15 |
| 長野県 | 25 | 大分県 | 12 |
| 岐阜県 | 12 | 宮崎県 | 8 |
| 静岡県 | 30 | 鹿児島県 | 12 |
| 愛知県 | 41 | 沖縄県 | 5 |
| 三重県 | 14 |
佐賀県の自然共生サイトは、どこにあるか
佐賀県の8か所は、唐津市2か所、武雄市2か所、伊万里市・嬉野市・鹿島市・太良町が各1か所です。令和5年度に認定された佐賀県のサイトは、唐津市の「相知町横枕自然共生区域」(令和5年度後期)の1か所でした。8か所はいずれも維持タイプです(令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点))。
| サイト名 | 市町 | 申請者 | 最初の認定 | 法に基づく認定 | 類型 |
|---|---|---|---|---|---|
| 相知町横枕自然共生区域 | 唐津市 | 特定非営利活動法人唐津Farm&Food | 令和5年度後期 | 令和7年度第1回 | 維持 |
| 唐津 串浦ふるさとの海 | 唐津市 | 唐津市長(連携増進活動実施計画。連携活動実施者:佐賀玄海漁業協同組合鎮西町統括支所) | 令和7年度第1回 | 令和7年度第1回 | 維持 |
| いまり こまなきの里山 | 伊万里市 | 朝日テクノ株式会社 | 令和6年度後期 | 令和7年度第2回 | 維持 |
| たのしい農家お百笑さんの体感型観光梅園 | 武雄市 | 株式会社お百笑さん | 令和6年度後期 | 令和7年度第1回 | 維持 |
| 鷹匠の里山 | 武雄市 | 株式会社ファルコンウィング | 令和6年度後期 | 令和7年度第2回 | 維持 |
| 嬉野茶生産茶園 | 嬉野市 | グリーンレタープロジェクト | 令和6年度後期 | 令和8年度第2回 | 維持 |
| 多良岳200年の森 | 太良町 | 太良町 | 令和7年度第1回 | 令和7年度第1回 | 維持 |
| ななうら 干潟とめだかの里 | 鹿島市 | 鹿島市長(連携増進活動実施計画) | 令和7年度第1回 | 令和7年度第1回 | 維持 |
唐津市の2か所は、どんな場所か
唐津市の2か所は、「相知町横枕自然共生区域」と「唐津 串浦ふるさとの海」です。串浦は、唐津市長が申請し、佐賀玄海漁業協同組合鎮西町統括支所が連携して活動する連携増進活動実施計画(計画名「串浦の藻場を未来へ繋げるうみづくり」)で、令和7年度第1回に認定されました(環境省「連携増進活動実施計画 認定一覧表」)。
相知町横枕自然共生区域(36.67ha)は、当法人が地域の方々と保全している里山です。令和7年度第1回に、地域生物多様性増進法に基づく認定へ移りました。活動の記録は自然共生サイト 横枕の活動記録にあります。
自然共生サイトは、国際的にどう数えられるか
環境省は、維持タイプで認定された区域のうち保護地域と重ならない部分を、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録するとしています(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。2026年8月3日の発表では、令和7年度に認定された23.1千haのうち10.0千haを登録し、OECMの登録面積は64.6千haになりました。保護地域とOECMを合わせた割合は、陸域21.0%(うちOECM0.2%)、海域13.3%です(環境省「自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について」)。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 自然共生サイトは、全国に何か所ありますか?
環境省によると、令和8年度第2回(2026年10月30日)の認定までで合計700か所、12.7万haです。
Q2. 佐賀県に自然共生サイトは何か所ありますか?
環境省の認定一覧(2026年10月30日時点)から当法人が数えると8か所で、唐津市2か所、武雄市2か所、伊万里市・嬉野市・鹿島市・太良町が各1か所です。
Q3. 佐賀県で最初に認定された自然共生サイトはどこですか?
令和5年度後期に認定された唐津市の「相知町横枕自然共生区域」です。令和5年度に認定された佐賀県のサイトはこの1か所でした(環境省の一覧)。
Q4. 自然共生サイトが多い都道府県はどこですか?
環境省の認定一覧から当法人が数えると、東京都47か所、神奈川県46か所、北海道44か所、愛知県41か所、兵庫県34か所の順でした(2026年10月30日時点)。
Q5. 自然共生サイトは誰が申請していますか?
令和5年度からの累計で、企業50.6%、NPO等の他団体30.9%、地方公共団体16.3%、個人等2.3%です(環境省)。
出典台帳
| 資料 | 発行 | 日付 | URL | 取得日 |
|---|---|---|---|---|
| 地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和8年度第2回)について | 環境省 | 2026-10-30 | https://www.env.go.jp/press/press_05720.html | 2026-11-07 |
| 別添1 増進活動実施計画 認定結果(令和8年度第2回) | 環境省 | 2026-10-30 | https://www.env.go.jp/content/000435743.pdf | 2026-11-07 |
| 別添2 連携増進活動実施計画 認定結果(令和8年度第2回) | 環境省 | 2026-10-30 | https://www.env.go.jp/content/000435744.pdf | 2026-11-07 |
| 別添3 地域生物多様性増進法に基づく自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回) | 環境省 | 2026-10 | https://www.env.go.jp/content/000435745.pdf | 2026-11-07 |
| 令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧 | 環境省(30by30アライアンス) | 2026-10-30時点 | https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R5R6ninteilist.pdf | 2026-11-07 |
| 増進活動実施計画 認定一覧 | 環境省(30by30アライアンス) | 2026-10-30時点 | https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R806ZoshinninteiList.pdf | 2026-11-07 |
| 連携増進活動実施計画 認定一覧表 | 環境省(30by30アライアンス) | 2026-10-30時点 | https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R806RenkeiZoshinninteilist.pdf | 2026-11-07 |
| 自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について | 環境省 | 2026-08-03 | https://www.env.go.jp/press/press_05386.html | 2026-11-07 |
数字を読むときの注意
都道府県別・市町村別の数は、環境省が都道府県別の数を公表していないため、3つの認定一覧から当法人が数えた値です。従前制度の一覧のうち、法に基づく認定へ移ったサイトは法に基づく一覧の側で数え、重ねていません。2つ以上の都道府県にまたがるサイトは、一覧で先に書かれた都道府県で数えています。申請主体の割合と生態系タイプ別の数は、環境省の資料の図に記された数のままです。認定数は区域の数で、面積の大きさは考えていません。
このページで扱っていないこと
都道府県別の面積(公表資料で確かめられなかったため)、個々のサイトの活動内容と生きものの記録、認定の審査の内容、自然共生サイトへの支援の金額。生物多様性の全体の数字は生物多様性のデータにあります。
このページのデータの引用・ご相談
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このページについて
作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年11月7日/Markdown版:shizenkyosei-site-data.mdこのページはAIと一緒に作っています。作り方はこのデータバンクとAIをご覧ください。
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▶ Karatsu Data Bank(唐津データバンク)
▶ 生物多様性のデータ
▶ 藻場と磯焼けの統計
▶ 唐津の気温・雨量・海面水温のデータ
▶ Nature Symbiosis Sites in Japan (English)
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