Karatsu Data Bank

自然共生サイトの認定データ全国700か所、都道府県別の数、佐賀県の8か所

山のふもとの集落の手前に広がる田んぼと、青い空
全国の自然共生サイト(2026年10月末時点)700か所合計12.7万ha
令和8年度第2回の認定122か所2026年10月30日
佐賀県の自然共生サイト8か所環境省の一覧から当法人が数えた値
唐津市の自然共生サイト2か所同上

自然共生サイトは、全国に何か所あるか

環境省は2026年10月30日、令和8年度第2回として122か所を「自然共生サイト」に認定し、自然共生サイトは合計700か所、12.7万haになりました(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。環境省の認定一覧で数えると、佐賀県には8か所あり、そのうち2か所が唐津市にあります(当法人が数えた値)。

このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。自然共生サイトの認定の数を、環境省の公表資料と認定一覧の数字のまま並べています。結論や評価の言葉は付けていません。

自然共生サイトは、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する仕組みで、2023年度に始まりました。2025年4月には、この仕組みを法律にした「地域生物多様性増進法」が施行され、生物多様性が豊かな場所を保つ活動(維持タイプ)に加えて、管理放棄地などで回復させる活動(回復タイプ)、開発跡地などで創出する活動(創出タイプ)も認定の対象になりました。認定の事務は環境再生保全機構(ERCA)が行っています(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。

2023年度(令和5年度)末184か所
2024年度(令和6年度)末328か所
2025年度(令和7年度)末569か所
2026年10月末700か所
自然共生サイトの累計数。2023年度末の184か所は令和5年度の認定数(一覧の「R5前期」122か所と「R5後期」62か所の合計)、2025年度末の569か所は328か所に令和7年度の新規241か所を足した値(法に基づく認定へ移った126か所は重ねて数えない)。棒の長さは当法人。出典:環境省 別添3「自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)」 p.1・p.2、令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧。
認定の回認定数面積うち従前制度からの移行うち新規
令和6年度まで(従前制度)328か所9.3万ha--
令和7年度367か所3.5万ha126か所・1.2万ha241か所・2.3万ha
令和8年度第1回56か所2.1万ha15か所・1.8万ha41か所・0.3万ha
令和8年度第2回122か所5.9万ha32か所・5.1万ha90か所・0.8万ha
合計700か所12.7万ha--
合計700か所の内訳は、法に基づく認定へ移っていない従前制度のサイト155か所(1.2万ha)、移行したサイト173か所(8.0万ha)、新規372か所(3.4万ha)。出典:環境省 別添3「自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)」 p.2。

誰が申請し、どんな自然が認定されているか

令和5年度からの累計で、申請主体の割合は企業が50.6%、NPO等の他団体が30.9%、地方公共団体が16.3%、個人等が2.3%です。令和8年度第2回では、企業が44.3%、NPO等の他団体が36.9%、地方公共団体が18.0%、個人等が0.8%でした(環境省 別添3「自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)」 p.1・p.3)。

令和8年度第2回の122か所は、維持タイプ112か所(増進活動実施計画106か所、連携増進活動実施計画6か所)、回復タイプ7か所、創出タイプ3か所です(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。法に基づく認定の545か所全体では、維持506か所、回復24か所、創出15か所でした(認定一覧から当法人が数えた値)。

天然林18か所
里山林57か所
人工林51か所
自然草原5か所
二次草原・草地32か所
水田23か所
畑・果樹園・牧草地15か所
創出緑地31か所
河川・湖沼23か所
高層湿原・中間湿原・湧水湿地9か所
低層湿原・湿地20か所
サンゴ1か所
藻場・岩礁3か所
干潟・マングローブ林2か所
砂浜1か所
令和8年度第2回に認定されたサイトの生態系タイプ別の数。1つのサイトが複数のタイプに入るため、合計は122か所より多い。棒の長さは当法人。出典:環境省 別添3「自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)」 p.3(図に記された数)。

都道府県別に、何か所あるか

環境省の3つの認定一覧(2026年10月30日時点)から都道府県ごとに数えると、多い順に東京都47か所、神奈川県46か所、北海道44か所、愛知県41か所、兵庫県34か所でした。佐賀県は8か所で、多い順で31番目(宮崎県と同じ数)です。九州・沖縄の8県では、熊本県15か所、大分県12か所、鹿児島県12か所、長崎県9か所、佐賀県8か所、宮崎県8か所、福岡県7か所、沖縄県5か所です(当法人が数えた値。令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点))。

福岡県7か所
佐賀県8か所
長崎県9か所
熊本県15か所
大分県12か所
宮崎県8か所
鹿児島県12か所
沖縄県5か所
九州・沖縄の自然共生サイトの数(2026年10月30日時点)。当法人が環境省の認定一覧から数えた値。棒の長さは当法人。出典:令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点)。
都道府県か所都道府県か所
北海道44滋賀県21
青森県3京都府28
岩手県9大阪府24
宮城県24兵庫県34
秋田県3奈良県6
山形県2和歌山県6
福島県10鳥取県21
茨城県21島根県3
栃木県13岡山県15
群馬県10広島県9
埼玉県15山口県5
千葉県23徳島県3
東京都47香川県4
神奈川県46愛媛県7
新潟県9高知県11
富山県5福岡県7
石川県4佐賀県8
福井県4長崎県9
山梨県13熊本県15
長野県25大分県12
岐阜県12宮崎県8
静岡県30鹿児島県12
愛知県41沖縄県5
三重県14
2つ以上の都道府県にまたがるサイト(2か所)は、一覧で先に書かれた都道府県で数えた。従前制度の一覧で移行の記載がない兵庫県豊岡市のサイト1か所は、令和8年度第2回の連携増進活動実施計画(移行)に載っているため重ねて数えていない。合計は700か所で、環境省の発表と一致する。出典:令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点)。

佐賀県の自然共生サイトは、どこにあるか

佐賀県の8か所は、唐津市2か所、武雄市2か所、伊万里市・嬉野市・鹿島市・太良町が各1か所です。令和5年度に認定された佐賀県のサイトは、唐津市の「相知町横枕自然共生区域」(令和5年度後期)の1か所でした。8か所はいずれも維持タイプです(令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点))。

サイト名市町申請者最初の認定法に基づく認定類型
相知町横枕自然共生区域唐津市特定非営利活動法人唐津Farm&Food令和5年度後期令和7年度第1回維持
唐津 串浦ふるさとの海唐津市唐津市長(連携増進活動実施計画。連携活動実施者:佐賀玄海漁業協同組合鎮西町統括支所)令和7年度第1回令和7年度第1回維持
いまり こまなきの里山伊万里市朝日テクノ株式会社令和6年度後期令和7年度第2回維持
たのしい農家お百笑さんの体感型観光梅園武雄市株式会社お百笑さん令和6年度後期令和7年度第1回維持
鷹匠の里山武雄市株式会社ファルコンウィング令和6年度後期令和7年度第2回維持
嬉野茶生産茶園嬉野市グリーンレタープロジェクト令和6年度後期令和8年度第2回維持
多良岳200年の森太良町太良町令和7年度第1回令和7年度第1回維持
ななうら 干潟とめだかの里鹿島市鹿島市長(連携増進活動実施計画)令和7年度第1回令和7年度第1回維持
サイト名・申請者は環境省の一覧の表記のまま。出典:令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧、増進活動実施計画 認定一覧、連携増進活動実施計画 認定一覧表(いずれも環境省、2026年10月30日時点)。

唐津市の2か所は、どんな場所か

唐津市の2か所は、「相知町横枕自然共生区域」と「唐津 串浦ふるさとの海」です。串浦は、唐津市長が申請し、佐賀玄海漁業協同組合鎮西町統括支所が連携して活動する連携増進活動実施計画(計画名「串浦の藻場を未来へ繋げるうみづくり」)で、令和7年度第1回に認定されました(環境省「連携増進活動実施計画 認定一覧表」)。

相知町横枕自然共生区域(36.67ha)は、当法人が地域の方々と保全している里山です。令和7年度第1回に、地域生物多様性増進法に基づく認定へ移りました。活動の記録は自然共生サイト 横枕の活動記録にあります。

自然共生サイトは、国際的にどう数えられるか

環境省は、維持タイプで認定された区域のうち保護地域と重ならない部分を、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として国際データベースに登録するとしています(環境省「地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』の認定(令和8年度第2回)について」)。2026年8月3日の発表では、令和7年度に認定された23.1千haのうち10.0千haを登録し、OECMの登録面積は64.6千haになりました。保護地域とOECMを合わせた割合は、陸域21.0%(うちOECM0.2%)、海域13.3%です(環境省「自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について」)。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 自然共生サイトは、全国に何か所ありますか?

環境省によると、令和8年度第2回(2026年10月30日)の認定までで合計700か所、12.7万haです。

Q2. 佐賀県に自然共生サイトは何か所ありますか?

環境省の認定一覧(2026年10月30日時点)から当法人が数えると8か所で、唐津市2か所、武雄市2か所、伊万里市・嬉野市・鹿島市・太良町が各1か所です。

Q3. 佐賀県で最初に認定された自然共生サイトはどこですか?

令和5年度後期に認定された唐津市の「相知町横枕自然共生区域」です。令和5年度に認定された佐賀県のサイトはこの1か所でした(環境省の一覧)。

Q4. 自然共生サイトが多い都道府県はどこですか?

環境省の認定一覧から当法人が数えると、東京都47か所、神奈川県46か所、北海道44か所、愛知県41か所、兵庫県34か所の順でした(2026年10月30日時点)。

Q5. 自然共生サイトは誰が申請していますか?

令和5年度からの累計で、企業50.6%、NPO等の他団体30.9%、地方公共団体16.3%、個人等2.3%です(環境省)。

出典台帳

資料発行日付URL取得日
地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和8年度第2回)について環境省2026-10-30https://www.env.go.jp/press/press_05720.html2026-11-07
別添1 増進活動実施計画 認定結果(令和8年度第2回)環境省2026-10-30https://www.env.go.jp/content/000435743.pdf2026-11-07
別添2 連携増進活動実施計画 認定結果(令和8年度第2回)環境省2026-10-30https://www.env.go.jp/content/000435744.pdf2026-11-07
別添3 地域生物多様性増進法に基づく自然共生サイトの認定について(令和8年度第2回)環境省2026-10https://www.env.go.jp/content/000435745.pdf2026-11-07
令和5~6年度認定 自然共生サイト一覧環境省(30by30アライアンス)2026-10-30時点https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R5R6ninteilist.pdf2026-11-07
増進活動実施計画 認定一覧環境省(30by30アライアンス)2026-10-30時点https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R806ZoshinninteiList.pdf2026-11-07
連携増進活動実施計画 認定一覧表環境省(30by30アライアンス)2026-10-30時点https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R806RenkeiZoshinninteilist.pdf2026-11-07
自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について環境省2026-08-03https://www.env.go.jp/press/press_05386.html2026-11-07

数字を読むときの注意

都道府県別・市町村別の数は、環境省が都道府県別の数を公表していないため、3つの認定一覧から当法人が数えた値です。従前制度の一覧のうち、法に基づく認定へ移ったサイトは法に基づく一覧の側で数え、重ねていません。2つ以上の都道府県にまたがるサイトは、一覧で先に書かれた都道府県で数えています。申請主体の割合と生態系タイプ別の数は、環境省の資料の図に記された数のままです。認定数は区域の数で、面積の大きさは考えていません。

このページで扱っていないこと

都道府県別の面積(公表資料で確かめられなかったため)、個々のサイトの活動内容と生きものの記録、認定の審査の内容、自然共生サイトへの支援の金額。生物多様性の全体の数字は生物多様性のデータにあります。

このページのデータの引用・ご相談

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このページについて

作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年11月7日/Markdown版:shizenkyosei-site-data.md

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