ビーズブレスレット(Beads Bracelet)とは?
ビーズブレスレットは、廃ペットボトルキャップ100%を原料にした、アップサイクル・サステナブルファッション・プロダクトです。
NPO法人 唐津Farm&FoodのPrecious Plastic 唐津、唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチーム、早稲田大学 Precious Plastic Waseda(環境ロドリゲス)。複数のプレイヤーがそれぞれの強みを持ち寄り、唐津市のカーボンニュートラルチャレンジ事業の一環として生まれた、新しい循環のかたちです。
色も、模様も、並び方も、すべて違う。だからこそ、それぞれに物語があります。
ビーズブレスレットの特徴
- 原料は100%廃ペットボトルキャップ。唐津市内の小学校・公民館・地域から回収したものを使用
- オリジナル金型で成形され、世界に一つだけのマーブル模様に仕上がる一点もの
- 早稲田大学Precious Plastic WasedaのLCA(ライフサイクルアセスメント)算定式により、環境負荷を定量化(CO2削減量約1,834kg / 年度)
- 身につけるたびに「廃プラから生まれた」物語が日常に残り続ける、サステナブルファッションの新しい選択肢
- SPOGOMI(スポーツゴミ拾い)や地域清掃と組み合わせることで、参加体験型の環境教育・ESDコンテンツとして展開可能
ご活用いただける4つのシーン
- SPOGOMI・ビーチクリーン・地域清掃と組み合わせた体験型ワークショップ
「拾って終わり」ではなく、「拾ったキャップが身につけるものに変わる」体験。SPOGOMI × UNIQLOワークショップ(ゆめタウン久留米・ミーナ天神等)で実施中のフォーマットです。 - 学校・自治体の環境教育・ESDカリキュラム
唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチームの取り組みのように、生徒・学生が成形からデザインまで一貫して関わる、サステナブルファッションをテーマにしたプロジェクト型学習。 - 企業のCSR・CSV・サステナビリティ研修
LCAによるCO2削減量の定量データとセットで実施。社員・参加者が自分の手で組み立てたブレスレットを持ち帰り、企業のサステナビリティ・ストーリーを日常に橋渡しします。 - 射出成形機ワークショップの待ち時間アクティビティ
あらかじめ大量に成形しておいたビーズを使い、参加者が射出成形機を待つ時間に自分でブレスレットを組み立てる、サブ・ワークショップとして展開。
協働するプレイヤーたち
NPO法人 唐津Farm&Food / Precious Plastic 唐津
佐賀県唐津市を拠点に、海洋プラスチック対策・サーキュラーエコノミー・環境教育・自然共生サイト管理に取り組む環境NPO。Precious Plastic 唐津として、廃ペットボトルキャップの回収・洗浄・粉砕・射出成形までの一貫した循環システムを運用しています。
唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチーム
佐賀県立唐津南高校の生徒主体プロジェクトチーム。19年以上にわたり虹の松原の保全活動を継続してきた歴史を持ち、海洋プラスチック・サーキュラーエコノミー・サステナブルファッションへとフィールドを広げています。1年生・2年生・進路が決まった3年生のアイディアを取り入れながら、唐津市のカーボンニュートラルチャレンジ事業の一環としてビーズアクセサリー制作を実施しました。
早稲田大学 Precious Plastic Waseda(環境ロドリゲス)
東京の早稲田大学で、学生サークル「環境ロドリゲス」が運営するPrecious Plastic拠点。唐津Farm&Foodと交流を深めながら、地域・企業・教育機関を横断する循環ネットワーク 「Precious Plastic Japan Team」の構築を共に進めています。デザイン・制作だけでなく、LCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方を導入し、活動の環境価値を定量的に可視化しているのが大きな特徴です。
株式会社MEISEI
金型製作のパートナー。早稲田大学 Precious Plastic Wasedaが持つビーズ用の金型をベースに、株式会社MEISEIと唐津Farm&Foodが一緒に改良を重ね、新しい表情のビーズが誕生しました。商業ベースに乗せるためのプロダクト品質と、教育・ワークショップに耐える安全性・操作性のバランスを実現しています。
LCAで「環境価値」を可視化する
本プロジェクトは、早稲田大学側のLCA(ライフサイクルアセスメント)算定式を活用しています。LCAは、原料調達〜製造〜使用〜廃棄までを一連の流れとして捉え、環境負荷を定量的に評価する手法です。「どれだけ良いことをしたか」を感覚ではなく数値で確認できるため、活動の改善や継続に直結します。
今年度、唐津で回収した 840kg(約33,600個)のペットボトルキャップ をリサイクルすることで、CO2削減量は約1,834kg と試算されました。「作る」だけでなく、「減らせた環境負荷」まで見える化することで、参加者の学びが次のアクションにつながっていきます。
事例:SPOGOMI × UNIQLO アップサイクルワークショップ
SPOGOMI(スポーツゴミ拾い)で回収したペットボトルキャップを、ただ捨てて終わりにしない。洗浄・粉砕し、機械で成形して、カラフルなアップサイクル・ビーズへ。そのビーズで、ブレスレットや傘マーカーを自分でつくる。
ごみが素材になり、身につけられるものに生まれ変わる。その工程を見て・触れて・作って体感できるアップサイクルワークショップを、私たちが担当しています。
2026年4月18日:ゆめタウン久留米
ゆめタウン久留米で「SPOGOMI × UNIQLO」アップサイクルワークショップを開催しました。SPOGOMI終了後、参加者の皆さんがその場で回収したキャップから、ブレスレット・傘マーカーを制作。「ごみが素材になり、身につけられるものに生まれ変わる」工程を、見て・触れて・作って体感していただきました。
2026年5月9日:ミーナ天神(SPOGOMI × UNIQLO)
2026年5月9日(土)、ミーナ天神(福岡市)で開催される「SPOGOMI × UNIQLO」でも、同じフォーマットのアップサイクルワークショップを担当します。SPOGOMI参加者対象・参加無料・各回定員30名(10:00 / 11:30 / 14:00 の3回開催)。制作したブレスレットはお持ち帰りOK、さらに廃キャップから生まれた世界にひとつだけのキーホルダーもノベルティとしてプレゼントします。
派生プロダクト:傘マーカー(Umbrella Marker)
同じビーズを応用したアップサイクル派生プロダクトとして、傘マーカーも生まれています。なぜ傘マーカーなのか——実は日本で消費される傘は年間約1.2〜1.3億本。そのうち6割以上(8,000万本以上)がビニール傘と言われています。ビニール傘1本あたりの環境負荷をCO2換算すると約692g。「使い捨て傘」は日本ならではの大きな課題なのに、これまであまり正面から向き合えていなかったテーマでもあります。
だからこそ、ペットボトルキャップをアップサイクルした「傘のマーカー」から、「大切に使い続ける」きっかけを増やしていきたい。今後も、早稲田大学(Precious Plastic Waseda)と一緒に、唐津市カーボンニュートラルチャレンジ事業として取り組んでいきます。
原料の物語:回収・洗浄・粉砕・成形
ビーズの原料となるペットボトルキャップは、唐津市内の小学校・公民館・地域・ビーチクリーン現場から集まります。色・素材ごとに分別し、洗浄して、シュレッダーで細かく砕く。その後、改良した金型を備えた射出成形機で、一粒ずつビーズに成形していきます。
2026年4月時点で、NPO法人 唐津Farm&Foodの累計回収プラスチックは 3,026kg(ペットボトルキャップ約121万個相当)、累計参加者は 25,971名。Precious Plastic 唐津のリサイクル体験者は 13,482名 にのぼります。一粒のビーズの背景には、地域コミュニティの長い積み重ねがあります。
サステナブルファッションという選択
毎日身につけるものだからこそ、アップサイクルが「続けたくなる選択」になる。唐津南高校のみなさんのアイデア、早稲田大学 Precious Plastic Waseda の学生たちのオンライン・ディスカッション。それぞれの強みを持ち寄って、ビーズブレスレットというプロダクトはかたちになりました。
カラフルなのに、ちゃんと意味がある。そんな新しい循環から、これからもプロダクトが生まれていきます。「それ、形にしたいね」というアイデアがすでにいくつも動いています。次は何が生まれるのか、どう循環していくのか。ぜひ一緒に、楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. ビーズブレスレットの原料は何ですか?
100%廃ペットボトルキャップが原料です。唐津市内の小学校・公民館・地域から回収したキャップを洗浄・粉砕し、金型を使って射出成形機でビーズに成形しています。今年度は840kg(約33,600個)のキャップをリサイクルしました。
Q2. ビーズブレスレットはどこで体験・入手できますか?
現在は主に、SPOGOMI × UNIQLOワークショップ(ゆめタウン久留米・ミーナ天神等)や、唐津南高校でのカーボンニュートラルチャレンジ事業ワークショップで制作・体験いただけます。射出成形機を使う体験ワークショップの待ち時間に、参加者ご自身でビーズを選んでブレスレットを組み立てていただく形式です。将来的にはオンラインショップでの販売も検討中です。
Q3. CO2削減効果はどのように算定されているのですか?
早稲田大学 Precious Plastic Waseda が独自に開発したLCA(ライフサイクルアセスメント)算定式を活用しています。LCAは原料調達〜製造〜使用〜廃棄までを一連の流れとして捉え、環境負荷を定量的に評価する手法です。今年度回収した840kg(約33,600個)のキャップをリサイクルすることで、CO2削減量は約1,834kgと試算されました。
Q4. ブレスレット以外のプロダクトはありますか?
同じビーズを応用して、ハンドストラップ、そして傘マーカー(Umbrella Marker)も制作しています。日本では年間約1.2〜1.3億本の傘が消費され、うち6割以上(8,000万本以上)がビニール傘と言われています。ビニール傘1本あたりのCO2換算は約692g。傘マーカーは「傘を大切に使い続ける」きっかけを増やすためのアップサイクル派生プロダクトです。
Q5. 企業・学校・自治体での活用は可能ですか?
可能です。SPOGOMIなどのビーチクリーン・地域清掃活動の後にアップサイクルワークショップを組み合わせる形で、企業のCSR・サステナビリティ研修・自治体の環境イベント・学校の環境教育・ESDのカリキュラムに組み込めます。LCAによるCO2削減量の試算もご提供可能で、サステナビリティ報告書のエビデンスとしても活用いただけます。お問い合わせフォームよりご相談ください。
関連リンク
▶ Precious Plastic 唐津 - 海洋プラスチックアップサイクル事業の全体像
▶ Biodiversity Keychain カスタム企業ノベルティ(汎用版)
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▶ 唐津南高校との協働ESD環境教育
▶ Precious Plastic Waseda × Karatsu(早稲田大学 × 唐津)
お問い合わせ
ビーズブレスレットを使ったワークショップ、サステナブルファッションをテーマにしたCSR・CSV・サステナビリティ研修、学校・自治体での環境教育・ESDプログラムなど、さまざまな展開のご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。
生産者
NPO法人 唐津Farm&Food
佐賀県唐津市を拠点に、Precious Plastic 唐津(プラスチックアップサイクル)・自然共生サイト 横枕(環境省認定・佐賀県第一号)・唐津南高校との協働ESD教育の3本柱で活動する環境NPO。「自分たちの仕事が必要なくなる社会」を目指し、海洋プラスチック問題に向き合う。Think Locally, Act Globally の思想で、唐津現場の活動と国際的な循環ネットワーク(Precious Plastic Japan Team・ChangeX・ERC等)を接続している。ビーズブレスレットは、唐津南高校・早稲田大学Precious Plastic Wasedaとの協働で生まれた、唐津市カーボンニュートラルチャレンジ事業の象徴的なプロダクトです。