プラスチックリサイクル、アップサイクル

Precious Plastic Karatsu

Precious Plastic

"プラスチックをリサイクルして海を綺麗にしよう"をテーマに循環型社会を目指します

"Precious Plastic 唐津"は、地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を目指すプロジェクトです。オープンソースで世界中のコミュニティと協働しながら進めていきます。

唐津の魅力は風光明媚な土地、自然の景観が美しいことです。 唐津には、多くの美しい海があります。 世界的に有名なフリーダイバー、ジャック・マイヨール もまた、唐津の海のすばらしさに魅了されたひとりでした。 今、唐津の美しい海も、海洋プラスチックゴミの漂着が問題となっています。

海洋プラスチック
唐津の離島、加部島での漂着ゴミ、海洋プラスチック
海洋プラスチック
パタゴニア日本支社の方と唐津の離島、加部島の海洋プラスチックゴミを視察

2050年には海洋プラスチックゴミが魚より多くなると言われています。 海に流出するプラスチックごみは、国境を越えた地球規模の課題となっており、 削減に向けた国際的な取り組みが求められています。

Precious Plastic の活動でグローバルな視点で世界を取り巻く廃棄プラスチック問題解決に取り組むことで、 「プラスチックが循環し続ける社会」の実現を目指していきます。

プレシャスプラスチック
Precious Plastic 唐津でペットボトルキャップをアップサイクルしたフラワーポット 「いこま×つしまブルー・オーシャンDays」にて展示 令和6年度環境省「ローカル・ブルー・オーシャン・ビション推進事業
Precious Plastic 動画

Precious Plastic とは

オランダのデザイナーが作ったプロジェクト、プレシャスプラスチックはオープンソースで、今では約11万人が世界中で活動をしています。マシンの作り方やリサイクルした製品を販売する方法など多くの情報が共有されており、私たちはこの活動を通して唐津の魅力を世界に発信しています。

Precious Plastic 唐津のプロジェクト

対馬 クジカ浜
金沢美術工芸大学×サラヤ×対馬プロジェクト 対馬市、クジカ浜でのペットボトルキャップの採取
アップサイクル
金沢美術工芸大学×サラヤ×対馬プロジェクトで採取したペットボトルキャップをプレシャスプラスチックでアップサイクル SDGs Warkshop
金沢美術工芸大学×サラヤ×対馬プロジェクト

SDGsワークショップ 環境教育プログラム

SDGs Workshopでは、Precious Plasticの機械を使用して廃プラスチックをリサイクルし、アップサイクルの実践を直接体験することが可能です。この「環境教育プログラム」は、ツーリズム事業や企業研修、学校の授業など、さまざまな場面でご活用いただけます。

フラワーポット
プラスチック資源循環を生み出すフラワーポットプロジェクト
フラワーポット

プラスチック資源循環を生み出すフラワーポットプロジェクト

2023年、福岡大丸天神店のクリスマスイベントで国内8団体、海外3団体のプレシャスプラスチックから始まったフラワーポットプロジェクトは、廃棄プラスチックや海洋プラスチックのアップサイクルに取組むことでより多くのコミュケーションと循環を生み出すプロジェクトです。

「循環」のアイコンとなるのは、廃プラや海洋プラごみを使用した“フラワーポット”。 フラワーポットはイベントを通してたくさんの人の手に渡り、手にした人々の周りで新たなコミュニケーションが生まれます。

廃棄されるものが価値のあるものに生まれ変わること、また資源を有効に活用することで廃棄物の発生を最小化するサーキュラーエコノミーについて体感することができる活動を目指します。

生物多様性キーホルダー
Grand Blue Project 生物多様性キーホルダー
生物多様性クジラキーホルダー
新しい生物多様性キーホルダーが登場! 生物多様性クジラキーホルダー
Grand Blue Project 生物多様性キーホルダー 蝶
九州探検隊×プレシャスプラスチック唐津 生物多様性 蝶キーホルダー

プラスチック資源循環×生物多様性の保全 生物多様性キーホルダー

プラスチックの廃棄物は世界中で深刻な環境問題となっています。私たちはこの問題に取り組むために、Grand Blue Project を立ち上げました。

Grand Blue Project は、Precious Plastic の活動を通して廃プラスチックをリサイクルしてキーホルダーにすることで、プラスチックの有効活用と生物多様性の保全の啓発を目指すプロジェクトです。 キーホルダーは、生物のモチーフを用いて、海の美しさと大切さを伝えます。

キーホルダーを持つことで気づきとなり、生物多様性の保全に関心を持つ人々をつなげます。

また、プラスチックのリサイクルの過程を体験する環境教育プログラムを実施し、循環型社会と生物多様性の保全について学びます。 私たちは、Grand Blue Project を通じて、プラスチックの循環型社会の実現と生物多様性の保全の推進に貢献します。

海ごみタイルアートプロジェクト
海ごみタイルアートプロジェクト in 対馬

アート・展示

唐津Farm&Foodでは、SDGs達成を目指し、「プラスチックの循環」と「生物多様性」をテーマにしたアート展示を開催しています。地域で展開する「プレシャスプラスチック」プロジェクトと連携し、廃プラスチックをアート作品に再生させることで、リサイクルや環境保護の重要性を伝えています。展示作品には、廃材が新たな価値を持つ姿が表現されており、ワークショップも通じて、持続可能な未来への一歩を体験できる場となっています。

サステナブルツーリズム
観光コンテンツの開発 沖永良部島サステナブルツーリズム事業
観光コンテンツ
Precious Plasticの射出成形機の制作 沖永良部島

観光コンテンツの開発 サステナブルツーリズム事業

本事業では、サステナブルな体験を求める旅行者のニーズに応えるコンテンツを提供します。沖永良部島を訪れる旅行者が、島内で活動するビーチクリーン団体や個人とつながり、交流を深めながら海洋漂着ゴミについて学ぶ機会を創出しました。また、プラスチックゴミのリサイクルを目的とした「Precious Plastic Okinoerabu Island」を設立し、環境への理解を深める体験型コンテンツを展開しています。

ESD
プラスチック資源循環経済の実現~変革に向けた若者のアクション~ 唐津南高校・虹の松原プロジェクト卒業生がTEMM25 第25回日中韓三カ国環境大臣会合ユースフォーラムに参加
プレシャスプラスチック
全国高校生環境スピーチコンテスト プレシャスプラスチック~貴重な資源と想いを、次の世代へ繋ぎたい

ESDプロジェクト 唐津南高校の持続可能な教育

唐津Farm&Foodと唐津南高校 虹の松原プロジェクトチームは、協働して「食」「農業」「環境」「循環」に関する取り組みを展開し、SDGsとも深く関わりながら、ワークショップを通じて楽しく学べる環境教育プログラムを提供しています。

サングラス
リサイクルサングラス "RE:C"

サステナブルブランド "RE:C"

RE:C は、Recycle をはじめ、Recreate といった言葉の頭文字に、Carbon 、Colorful 、Culture 、Clear 、Circle などさまざまな意味をこめた名前です。 廃プラスチックをリサイクルしてサングラスを作り、地球上の温室効果ガスや廃棄物を削減しながら、サステナブルな未来を創り出すブランドです。エシカルな消費者に向けて、人や環境にやさしい商品を提供します。

ペットボトルキャップ回収箱
大丸天神店から対馬市移住したボトルキャップベア
ペットボトルキャップ回収箱
ペットボトルキャップ回収箱

ペットボトルキャップ回収箱(2024年12月時点)

  • 収集したペットボトルキャップ重量:1,114,590g
  • 収集したペットボトルキャップ個数:約445,836個(キャップの重さ平均2.5g/個換算)

ペットボトルキャップを焼却処分すると、430個あたり約3,150gものCO₂が排出されるとされています。NPO法人唐津Farm&Foodは、焼却処分をできるだけ減らし、プレシャスプラスチックを活用したアップサイクルを通じて循環型社会の実現を目指しています。

現在、唐津市だけでなく、対馬市や福岡市からもペットボトルキャップを回収し、資源の有効活用に取り組んでいます。

ペットボトルキャップ
株式会社リプラテックス 様
ペットボトルキャップ回収箱
からつダルク 様

Precious Plastic 唐津を支えるパートナーのご紹介

私たちPrecious Plastic 唐津プロジェクトは、地域の大切なパートナーとともに、プラスチック廃棄物のリサイクルに取り組んでいます。

株式会社リプラテックス 様

ペットボトルキャップの細断を担当していただいているのが、浜玉の 株式会社リプラテックス 様です。2024年5月時点で約23万個ものキャップを細断していただき、フラワーポット製作にも欠かせない存在です。廃プラスチック100%を活用したリサイクルを支えてくださる、唐津で唯一の心強いパートナーです。

からつダルク 様

キャップの「洗浄・乾燥・色別分け」という労力のかかる工程を担ってくださるのが からつダルク 様です。汚れの落ちにくいキャップを丁寧に処理し、プロジェクトを円滑に進めるために欠かせない存在です。

precious plastic
Precious Plastic について

Precious Plastic について 唐津のコミュニティポイントとしての役割

プレシャスプラスチック唐津は設立以来、日本におけるプレシャスプラスチックのコミュニティ拠点として、日本全国でプレシャスプラスチックを導入したい団体を支援してきました。

これまでに、対馬市でのSDGs連携活動や、大丸天神店のクリスマスイベントで活動する「株式会社博多大丸 九州探検隊」のPrecious Plastic Kyushu、沖永良部島観光協会がサステナブルツーリズム事業の一環で設立したPrecious Plastic Okinoerabujima Islandなど、多くの団体と協力して活動を広げてきました。

2024年には、東京の早稲田大学、埼玉の開智高校、京都の同志社中学校が、ChangeXを通じて「ServiceNowコミュニティ向上ファンド」の資金提供を受け、それぞれプレシャスプラスチックの拠点を設立します。NPO法人唐津Farm&Foodも同ファンドの支援を受け、これら3つの団体をサポートしています。

また、唐津の活動に賛同し、マシンや金型の製造を担っていただいている名古屋の株式会社MEISEI様や株式会社ムツミ工業様にも多大なご協力をいただいています。

さらに、対馬市でのSDGs連携活動をきっかけに、対馬の市民団体が唐津および九州探検隊と協力してPrecious Plastic Tsushimaを設立しました。

プレシャスプラスチックは、オランダ発のオープンソースプロジェクトで、2023年時点では56カ国、1,100以上の団体が参加しています。これらの団体は、合計140万キログラムのプラスチックをリサイクルし、3,700万ドル以上の収益を生み出しています。また、530人の雇用を創出し、3,405人のボランティアとともに活動し、1,175台の機械を製造するなど、持続可能な循環型社会の実現に貢献しています。

日本国内でも、循環型社会への関心の高まりとともに、プラスチック資源循環への注目が集まっています。唐津Farm&Foodも、北西九州のプラスチック汚染問題の解決に向け、他の日本国内のプレシャスプラスチック団体とともに課題解決やサーキュラーエコノミーの発展に力を入れていきます。

私たちは、地域での「材料調達」「開発」「生産」「消費」を実現することで、行き過ぎた大量生産技術の限界を克服する可能性を模索しています。

これにより、マイクロな生産・消費循環モデルのケーススタディとして、地域社会の持続可能な未来に貢献できると考えています。

Precious Plastic Japan Team

  • Precious Plastic Kyushu - 福岡県 九州探検隊(株式会社博多大丸)
  • Precious Plastic Okinoebujima island - 鹿児島県 沖永良部島観光協会
  • Precious Plastic Tsushima - 長崎県 対馬と共にプロジェクト
  • Precious Plastic Waseda - 東京都 早稲田大学(環境ロドリゲス)
  • Precious Plastic Kaichi - 埼玉県 開智高校
  • Precious Plastic DJHS - 京都府 同志社中学校
  • Precious Plastic Meisei - 愛知県 株式会社Meisei
  • Precious Plastic Mutsumi - 愛知県 株式会社ムツミ工業