"プラスチックをリサイクルして海を綺麗にしよう"をテーマに循環型社会を目指します
"Precious Plastic 唐津"は、地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を目指すプロジェクトです。オープンソースで世界中のコミュニティと協働しながら進めていきます。
唐津の魅力は風光明媚な土地、自然の景観が美しいことです。 唐津には、多くの美しい海があります。 世界的に有名なフリーダイバー、ジャック・マイヨール もまた、唐津の海のすばらしさに魅了されたひとりでした。 今、唐津の美しい海も、海洋プラスチックゴミの漂着が問題となっています。
2050年には海洋プラスチックゴミが魚より多くなると言われています。 海に流出するプラスチックごみは、国境を越えた地球規模の課題となっており、 削減に向けた国際的な取り組みが求められています。
Precious Plastic の活動でグローバルな視点で世界を取り巻く廃棄プラスチック問題解決に取り組むことで、 「プラスチックが循環し続ける社会」の実現を目指していきます。
Precious Plastic とは
オランダのデザイナーが作ったプロジェクト、プレシャスプラスチックはオープンソースで、今では約11万人が世界中で活動をしています。マシンの作り方やリサイクルした製品を販売する方法など多くの情報が共有されており、私たちはこの活動を通して唐津の魅力を世界に発信しています。
Precious Plastic 唐津のプロジェクト
SDGsワークショップ 環境教育プログラム
SDGs Workshopでは、Precious Plasticの機械を使用して廃プラスチックをリサイクルし、アップサイクルの実践を直接体験することが可能です。この「環境教育プログラム」は、ツーリズム事業や企業研修、学校の授業など、さまざまな場面でご活用いただけます。
プラスチック資源循環を生み出すフラワーポットプロジェクト
2023年、福岡大丸天神店のクリスマスイベントで国内8団体、海外3団体のプレシャスプラスチックから始まったフラワーポットプロジェクトは、廃棄プラスチックや海洋プラスチックのアップサイクルに取組むことでより多くのコミュケーションと循環を生み出すプロジェクトです。
「循環」のアイコンとなるのは、廃プラや海洋プラごみを使用した“フラワーポット”。 フラワーポットはイベントを通してたくさんの人の手に渡り、手にした人々の周りで新たなコミュニケーションが生まれます。
廃棄されるものが価値のあるものに生まれ変わること、また資源を有効に活用することで廃棄物の発生を最小化するサーキュラーエコノミーについて体感することができる活動を目指します。
プラスチック資源循環×生物多様性の保全 生物多様性キーホルダー
プラスチックの廃棄物は世界中で深刻な環境問題となっています。私たちはこの問題に取り組むために、Grand Blue Project を立ち上げました。
Grand Blue Project は、Precious Plastic の活動を通して廃プラスチックをリサイクルしてキーホルダーにすることで、プラスチックの有効活用と生物多様性の保全の啓発を目指すプロジェクトです。 キーホルダーは、生物のモチーフを用いて、海の美しさと大切さを伝えます。
キーホルダーを持つことで気づきとなり、生物多様性の保全に関心を持つ人々をつなげます。
また、プラスチックのリサイクルの過程を体験する環境教育プログラムを実施し、循環型社会と生物多様性の保全について学びます。 私たちは、Grand Blue Project を通じて、プラスチックの循環型社会の実現と生物多様性の保全の推進に貢献します。
アート・展示
唐津Farm&Foodでは、SDGs達成を目指し、「プラスチックの循環」と「生物多様性」をテーマにしたアート展示を開催しています。地域で展開する「プレシャスプラスチック」プロジェクトと連携し、廃プラスチックをアート作品に再生させることで、リサイクルや環境保護の重要性を伝えています。展示作品には、廃材が新たな価値を持つ姿が表現されており、ワークショップも通じて、持続可能な未来への一歩を体験できる場となっています。
観光コンテンツの開発 サステナブルツーリズム事業
本事業では、サステナブルな体験を求める旅行者のニーズに応えるコンテンツを提供します。沖永良部島を訪れる旅行者が、島内で活動するビーチクリーン団体や個人とつながり、交流を深めながら海洋漂着ゴミについて学ぶ機会を創出しました。また、プラスチックゴミのリサイクルを目的とした「Precious Plastic Okinoerabu Island」を設立し、環境への理解を深める体験型コンテンツを展開しています。
ESDプロジェクト 唐津南高校の持続可能な教育
唐津Farm&Foodと唐津南高校 虹の松原プロジェクトチームは、協働して「食」「農業」「環境」「循環」に関する取り組みを展開し、SDGsとも深く関わりながら、ワークショップを通じて楽しく学べる環境教育プログラムを提供しています。
サステナブルブランド "RE:C"
RE:C は、Recycle をはじめ、Recreate といった言葉の頭文字に、Carbon 、Colorful 、Culture 、Clear 、Circle などさまざまな意味をこめた名前です。 廃プラスチックをリサイクルしてサングラスを作り、地球上の温室効果ガスや廃棄物を削減しながら、サステナブルな未来を創り出すブランドです。エシカルな消費者に向けて、人や環境にやさしい商品を提供します。
ペットボトルキャップ回収(2024年10月時点)
- 収集したペットボトルキャップ重量:1,025,360g
- 収集したペットボトルキャップ個数:約410,144個(キャップの重さ平均2.5g/個換算)
ペットボトルキャップを焼却処分すると、430個あたり約3,150gものCO₂が排出されるとされています。NPO法人唐津Farm&Foodは、焼却処分をできるだけ減らし、プレシャスプラスチックを活用したアップサイクルを通じて循環型社会の実現を目指しています。
現在、唐津市だけでなく、対馬市や福岡市からもペットボトルキャップを回収し、資源の有効活用に取り組んでいます。