プラスチック資源循環で目指すカーボンニュートラル
唐津市は脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに唐津市の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
唐津Farm&Foodでは佐賀県、唐津市、唐津南高校と連携して脱炭素社会の実現に取り組んでいます。プラスチックは石油でできているため、燃やすと温室効果ガスが発生します。
環境省のデータでは2014年には、石油生産の6%がプラスチックに使われました。このまま行けば、2050年までには20%にもなると予想されています。




環境省「デコ活応援隊」との交流 - 持続可能な未来に向けた取り組み
2025年1月29日、福岡市にある株式会社博多大丸の事務所にて、「九州探検隊」のご紹介のもと、環境省 地球環境局 デコ活応援隊の皆様とお会いしました。 デコ活応援隊にはサステナブルファッションを担当されている方もおり、唐津市のカーボンニュートラル事業で制作した「RE:Cのサングラス」や、佐賀県循環社会推進課が製作した「クジラの生物多様性キーホルダー」をご紹介しました。また、「九州探検隊」からは、博多大丸の事務所で回収されたペットボトルキャップを提供いただきました。
唐津市の学校で「デコ活」の普及活動
翌日の1月30日には、呼子小学校や唐津南高校でデコ活についてお話ししました。生徒たちは環境問題に高い関心を寄せ、自分たちにできることを積極的に考える姿が印象的でした。
デコ活とは?
デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る活動)は、2050年カーボンニュートラルおよび2030年度の温室効果ガス削減目標の実現に向けて、国民のライフスタイルを脱炭素型へと転換することを目的とした国民運動です。
唐津Farm&Foodの取り組み
唐津Farm&Foodでは、佐賀県・唐津市・唐津南高校と連携し、脱炭素社会の実現に向けた活動を展開しています。 私たちは、持続可能なエネルギー開発の推進とともに、自然との調和も重視しています。 過度な洋上風力発電やメガソーラーの開発は、唐津の美しい景観を損なうだけでなく、生態系に悪影響を与え、「ネイチャーポジティブ」ではなく「ネイチャーネガティブ」につながる可能性があります。
プラスチック問題への取り組み
環境負荷の低減には、一人が完全なプラスチックフリーを目指すよりも、多くの人が少しずつ使い捨てプラスチックを削減し、リサイクルやリユースを進めることが効果的です。
気候変動対策としてのカーボンニュートラル
近年、気候変動や自然災害が深刻化しており、カーボンニュートラルへの取り組みがより一層求められています。 「一人では難しいことも、みんなで力を合わせれば実現できる」― そんな想いを込めて、私たちは日々の暮らしの中で実践できるデコ活を推進しています。 持続可能な未来のために、できることから一歩ずつ取り組んでいきましょう!



唐津Farm&foodは啓蒙活動の一環としてPrecious Plasticの活動で廃プラスチックをリサイクルしてプラントポット(植木鉢)を作り、植物を育てる環境教育プログラムを実施することで、循環型社会や脱炭素社会に関する理解を深めてもらい、また同時に自然を理解してもらいたいと考えています。
そして、プログラムに参加いただいた方々が自律的に活動の輪を広げてくださる。そんな状況を目指します。
たび重なる気候変動、地球温暖化による災害。地球温暖化対策に必要なカーボンニュートラル。1人ではできないことでもみんなで力を合わせればできるはずです。
A ohe hana nui ke alu `ia.
みんなで力を合わせれば何でも出来る
Together we can do anything.
人心齐,泰山移
ensemble on est plus forts, 1 + 1 = 3





プラントポット(植木鉢)の特徴
- ひとつのプラントポット小は、約29個のペットボトルキャップ(重さ平均2.5g/個)で作られています。これは、約73gのプラスチックをリサイクルしたことに相当します。プラントポット大は約96g、38個のペットボトルキャップ。
- プラントポットに植物を植えると、植物が二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。これにより、環境にやさしい循環が生まれます。
- プラントポットは、一つ一つ手作りで作られています。そのため、形や色、模様などが異なります。世界にひとつだけのオリジナルのプラントポットです。
- プラントポットは、耐久性が高く、水やりや肥料の管理も簡単です。室内やベランダなど、好きな場所に飾ることができます。
地球温暖化対策に貢献しましょう
近年、気候変動や地球温暖化によって、さまざまな自然災害が発生しています。地球温暖化対策には、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスをとること)が必要です。しかし、一人ではできることに限界があります。
そこで、唐津Farm&Foodでは、ペットボトルキャップのリサイクルを通じて、地球温暖化対策に取り組んでいます。市民の皆様のご協力に感謝します。 ふるさと納税をしていただいた方には、このプラントポットを返礼品としてお送りします。プラントポットで、緑豊かな暮らしを楽しみながら、地球にやさしい行動をしましょう。
地球温暖化対策の寄付・協賛について
誰もが変化をもたらすことができます。寄付金の100%が、NPO法人唐津FARM&FOODの環境教育、環境保全の活動の実施に直接役立てられます。
近年、企業の社会的責任(CSR)や社会貢献への関心の高まりとともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に関する取り組み事例が増加し、企業とNPOの連携もより注目を集めるようになっています。
社会貢献活動のパートナーとしてNPO法人唐津FARM&FOODとの協賛・寄付をご検討ください。

ペットボトルキャップ回収箱(2024年12月時点)
- 収集したペットボトルキャップ重量:1,114,590g
- 収集したペットボトルキャップ個数:約445,836個(キャップの重さ平均2.5g/個換算)
ペットボトルキャップを焼却処分すると、430個あたり約3,150gものCO₂が排出されるとされています。NPO法人唐津Farm&Foodは、焼却処分をできるだけ減らし、プレシャスプラスチックを活用したアップサイクルを通じて循環型社会の実現を目指しています。
現在、唐津市だけでなく、対馬市や福岡市からもペットボトルキャップを回収し、資源の有効活用に取り組んでいます。

ビーチクリーン
プラスチックの研究が進むとともに熱や光の分解によってCO2やメタンなど温室効果ガスを発し、その排出量は風化などによってプラスチックが細かくなればなるほど多くなってくるということが調べられています。
この問題に対処するため当法人では、ビーチクリーンイベントを開催し、漂着ゴミがマイクプラスチック化する前に清掃活動を行っています。

プラスチックゴミをアップサイクル
プラスチックゴミを資源化し、アップサイクルするオランダ発のPrecious Plasticの活動に加わり、唐津ででた廃プラスチックをクリエイティブにリサイクルすることでグローバルな視点をもって、プラスチックが循環する社会をめざし、地球温暖化対策、カーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。


プレシャスプラスック フラワーポットプロジェクト
“フラワーポット”は、国内外のプレシャスプラスチックの団体との共創プロジェクトで作られたもの。 地域で出たプラスチック廃棄物を地域内で価値ある資源に活動していく 世界的な活動<プレシャスプラスチック>の活動で生まれました。
より多くの方々へ伝える活動として、世界各国、日本各地で 活動するプレシャスプラスチックの団体との共創を目指し、 2023年8月に日本各地のメンバーと共にプロジェクトを立ち上げ活動を進めました。
国内8団体、海外3団体がプロジェクトに参加し、 各国・各地域の廃棄プラスチックがフラワーポットとして 生まれ変わり、ツリーを彩っています。