唐津市相知町横枕が目指す 「人と自然の共生地域」
NPO 法人唐津 Farm&Food は、環境省の「30by30アライアンス」 に参加し、唐津市相知町横枕を自然共生サイト後期に申請し、2024年2月27日に認定されました。 自然共生サイトとは、保護地域ではないが、生物多様性の保全が図 られている区域のことです。
相知町横枕は、豊かな自然環境に恵まれています。町民や地域団体 が主体となって、里山の保全活動や環境教育活動を行っています。
私たちは、自然共生サイトの認定を通じて、相知町横枕の自然の価値を認めてもらい、その維持・管理に向けた支援を受けることを目指しています。
また、他の地域との情報交換や協力を行い、人と自然の共生を推進 していきたいと考えています。
私たちは、2030 年までに自国の陸域・海域の30%を保全・保護する という国際的な目標である 30by30 の達成に向けて、自然共生サイト としての役割を果たしていきます。
唐津の自然を守り、次世代に引き継いでいくために、皆様のご理解と ご協力をお願いします。
活動予定
- 唐津市養蜂家視察(横枕区民、唐津南高校) 2024/2/11
- 養蜂箱製作(横枕公民館) 2024/3/2
- 蜜源植物(ミモザ) 定植 2024/4/20
- 蜜源植物(芝桜)定植 2024/5/15
- 井堰エリア水質調査(協力: 松浦河川事務所) 4月下旬
- 水田エリアバードウォッチング(協力: 唐津市環境課) 5月下旬
- 井堰エリア水質調査(協力: 松浦河川事務所) 8月下旬
- バードウォッチング(協力: 唐津市環境課) 10月上旬
- 森林エリアのため池ビオトープ化計画 11月
生物多様性の保全に寄付・協賛について
誰もが変化をもたらすことができます。寄付金の100%が、NPO法人唐津FARM&FOODの環境教育、環境保全の活動の実施に直接役立てられます。
近年、企業の社会的責任(CSR)や社会貢献への関心の高まりとともに、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に関する取り組み事例が増加し、企業とNPOの連携もより注目を集めるようになっています。
社会貢献活動のパートナーとしてNPO法人唐津FARM&FOODとの協賛・寄付をご検討ください。
生物多様性の取り組み
2023/4 ~ 30by30 アライアンスに参加
Npo法人唐津Farm&Foodでは、保護地域、及び国際OECMエリアの管理をすることを通して、気候変動問題だけでなく、生物多様性保全の取り組みにも強化をしていきます。
また、事業活動を通して社会課題解決、持続可能な社会の実現に貢献できるように目指していきます。
2023/10/4 唐津市相知町相知横枕井堰祭り、水質調査
Npo法人唐津Farm&Foodは、唐津市横枕で区長や住民の方々と横枕の井堰祭りで水質調査を行いました。川には数はすくなっていますがまだ鮎なども見れました。
環境省の自然共生サイトの認定を目指し、引き続き住民の方々と横枕の環境保全活動を行っていきたいと思います。
2024/1/12 こまなき、アザメの瀬を視察
国土交通省の方に案内していただき、こまなきの流域治水、アザメの瀬のビオトープを視察しました。 今後の環境保全の活動や防災対策につながる実りある1日になりました。
2024/2/11 唐津市養蜂家視察(横枕区民、唐津南高校)
唐津南高校と相知町横枕区の住民と始めるニホンミツバチの養蜂から相知町横枕区の生物多様性の保全を目指すプロジェクトで唐津市の養蜂家を視察しました。
「もしも、地球上からミツバチが消えたなら、人類は4年で滅亡するだろう」 こう警鐘を鳴らしていたというアルベルト・アインシュタイン。野生動物であるニホンミツバチは、飼育するにも人のコントロールは難しく、増やすのは困難です。
ミツバチを育てていると、当然「蜂蜜」という副産物を得る楽しみがあります。 しかしそれ以上に、ミツバチは食物連鎖の基本を担っており、人類に大きく貢献しています。
農作物の不作は天候の影響や栄養不足を考えがちですが、ミツバチの減少による野菜や果樹の受粉への影響が大きくかかわっていると言われています。🌿🐝
アインシュタインの言葉は、私たちが自然と共存し、生態系を守る重要性を示しています。ミツバチがいなくなれば、私たちの食卓には豊かな野菜や果物が並ばなくなるかもしれません。
ミツバチは農作物の受粉に欠かせない存在であり、私たちの生活に深く関わっています。
このプロジェクトでは蜂蜜の採取にとどまらず、唐津皆高校の食品流通科学生たちと一緒に、生物多様性の保全、ネイチャーポジティブエコノミーを学び、持続可能な未来を目指します。 ニホンミツバチの保護と養蜂活動に賛同し、地球上のすべての生物と調和を保ちましょう。
2024/2/27 環境省の自然共生サイト認定
佐賀県で初めて、環境省の自然共生サイトに唐津市相知横枕地区が認定されました!
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、この世界目標を踏まえ、日本では世界に先駆けて2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げています。
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、環境省では、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を令和5年度から開始しています。
昨年10月に唐津Farm&Foodは自然共生サイト後期に唐津市横枕地区を申請し、令和6年2月26日に認定され、27日に環境省より報道発表されました! 佐賀県では第1号となります!!!
3月27日に環境省により授賞式が行われます! 自然共生サイトに認定されれば、国際データベースOECMへの登録が予定されています。 生物多様性の保全だけでなく、唐津市、佐賀県の魅力を世界に発信することができるのです!
唐津Farm&Foodでは、今後、唐津市相知町横枕地区をきっかけに自然共生サイトのエリアを佐賀県内に拡げていくプロジェクトを予定しています。
OECMに登録されると世界で活躍するグローバル企業やSDGs活動を行っている団体の社会貢献活動を世界に証明することにもなります。 佐賀県内外で同じ志をもつ企業、団体、有識者の方にプロジェクトに参加していただきたいと思っています。
2024/3/27 令和5年度 自然共生サイト後期 認定証授与式
令和5年度 自然共生サイト後期 認定証授与式が熊本の環境省の九州環境事務所で行われました!
唐津Farm&Foodは唐津市の相知町横枕自然共生区域で自然共生サイトに認定され授与されました! 佐賀県、第一号となります。
自然共生サイトとは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のことです。 認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM」として国際データベースに登録されます。
つまり私達の生物多様性活動が、30by30という国際目標に直接的に貢献するものであるという証明になりそのことを世界にPRすることができます。
私たちはこの認定によって、佐賀県の企業価値の向上や交流人口の増加を通じた地域活性化につなげていきます。
2024/4/19 自然共生サイトに認定で唐津市長を表敬訪問
佐賀県初、相知町横枕自然共生区域の環境省の自然共生サイトに認定で唐津市長を表敬訪問しました。
4月11日に生物多様性増進活動推進法案が可決し、日本でも30by30の目標( 2021年G7サミットで約束 2030年までに国土の30%以上を 自然環境エリアとして保全 )に向かってすすんでいます。 法案は来年3月に施行される予定です。
来年には自然共生サイトのOECM国際データベースへの登録も予定されています。 市長からは唐津市で自然共生サイトエリアを拡げていくのをサポートしてほしいとありがたいお言葉をいただきました。
また今までのプレシャスプラスチックや波戸岬ビーチクリーンの活動、プラスマLifeさがについて評価をいただきました。 国際目標のネイチャーポジティブにむけて、いちはやく唐津から世界と共創していきます。
2024/4/19 自然共生サイトでニホンミツバチの養蜂がスタート
唐津市長への表敬訪問を終えた後、自然共生サイトエリアである相知町横枕に先日、鹿島からやってきたニホンミツバチを見にいきました。
横枕では今、地元の市民と唐津南高校の生徒たちと協力して、生物多様性保全の取り組みの一環としてニホンミツバチの養蜂を行っています。
このプロジェクトには、相知出身の唐津南高校の生徒たちが積極的に参加しており、地元の里山の保全を行っています。彼女たちが作った蜂蜜は、自然共生サイトブランドとプレミアム商品となるかもしれません 。
また、養蜂の視察に続き、最近エリア内で発見されたサンショウウオの生息地を訪れました。このサンショウウオは、清らかな湧水が流れる場所で見つかり、その発見は横枕の自然環境の豊かさを示しています。
6月と7月には、環境省のサポートを受けて、有識者が横枕を訪れ、生物の詳細な調査を行う予定です。調査結果を受けて、専門家の指導のもと、生物多様性の保全活動をさらに進めていく計画です。