佐賀県初の自然共生サイトから広げる ネイチャーポジティブ
NPO法人唐津Farm&Foodは、佐賀県唐津市相知町・横枕地区において、環境省が認定する「自然共生サイト」(佐賀県第一号・OECM国際登録)の管理団体です。生物多様性の保全と地域の持続可能な発展に取り組み、自然・人・社会が共に続くための最適なかたちを現場から探り、自然のしくみを生かした解決(NbS:Nature-based Solutions)を地に足の着いた形で進めています。企業・団体の皆さまには、自然共生サイト支援証明書制度を通じたTNFD・ESG対応のご支援メニューもご用意しています。
▶ 自然共生サイト:唐津市相知町横枕自然共生区域| ecojin(エコジン) - 環境省の特集ページ はこちら
佐賀県初の自然共生サイト:相知町横枕自然共生区域
佐賀県初の自然共生サイトである「唐津市相知町・横枕自然共生区域」は、 2023年度後期の認定に続き、2025年度第1回の「地域生物多様性増進法」に基づく 自然共生サイトとしても正式に認定されました。
この区域は、以下の重要な価値基準を満たす地域として評価されています。
- 里地里山に代表される、二次的自然環境に特徴的な生態系が存する場としての価値
- 地域の伝統工芸・伝統行事を支えてきた自然資源の供給の場としての価値
- 希少な動植物が生息・生育、またはその可能性が高い場としての価値
こうした多面的な価値により、横枕地区は「自然と人が共生する地域」として認定され、 将来世代へ受け継ぐべき重要な里山として位置づけられています。
人と自然が共に生きる社会を、次の世代へ
横枕地区では、農薬や化学肥料に頼らない有機的な農の営みや、間伐材・竹の利活用、里山(SATOYAMA)の手入れを通じて、自然の回復力を活かす取り組みが続いています。SATOYAMAは海外でも、人の暮らしと生態系の調和を図る知恵として注目されており、ここでの実践は次の世代へ受け渡す地域のレガシーとして、暮らしと自然の両方を支える土台になっています。
ボランティアツーリズム|自然共生サイト・横枕農園(唐津市)
佐賀県初の自然共生サイト「横枕地区」では、農作業のサポートだけでなく、 里山の整備や生物多様性の保全に関心のある方を歓迎しています。 田植えや収穫などの農の営みはもちろん、竹林管理や水路の手入れなど、 自然と人の暮らしを支える作業を一緒に体験できます。
横枕は、学びと滞在を兼ねた“ボランティアツーリズム”に最適なフィールドです。 初めての方でも地域の方と一緒に取り組める環境が整っており、 自然に触れながらリフレッシュできる時間が待っています。
自然共生サイト、横枕では地域に根づいた伝統文化や風景を守りながら、環境にやさしい観光(エコツーリズム)や教育活動を通じて、国内外の人々とつながる“グローカル”な取り組みも広がっています。
※唐津ミツバチプロジェクトは、「GREEN×EXPO 2027全国連携プログラム」に登録された活動です。
里山から生まれる、ネイチャーポジティブ・エコノミー
私たちが目指すのは、単に「自然を守る」だけでなく、「自然とともに豊かになる経済」です。地球環境の安全域を示すプラネタリー・バウンダリー(地球の限界)に配慮し、資源の使い方や排出を見直しながら、里山(SATOYAMA)の循環と学びを地域の仕事へつなげていきます。
横枕の自然共生サイトで培ってきた資源循環と環境教育を深め、「地域と自然が互いに支え合う」モデルづくりを進めます。
地域から世界へと広がる『ネイチャーポジティブ・エコノミー』を、私たちはここから発信しています。
▶ グリーンインフラ|小型水力×獣害対策×生物多様性の統合モデルはこちら
▶ サーキュラーエコノミー 資源循環プロジェクトはこちら
▶ 唐津南高校の持続可能な環境教育 ESD Projectはこちら
九州から世界へ ネイチャーポジティブな社会づくりを共に
現在、横枕のモデルを九州各地へ広げていくプロジェクトが動きはじめています。地域ごとの自然条件や文化を尊重しつつ、SATOYAMAの視点で現場の最適解を共につくり、その学びを開かれた知見として循環させていきます。
その実践のひとつが、小型水力発電を活用して電気柵を動かし、獣害対策・里山保全・生物多様性モニタリングを一体で進める「グリーンインフラの統合モデル」です(2026年・地球環境基金/ERCA助成)。
▶ グリーンインフラ|小型水力×獣害対策×生物多様性の統合モデルはこちら
また、2026年7月には熊本で「Global Nature Positive Summit 2026(GNPS)」が開催され、ネイチャーポジティブの国際的な機運が高まっています。私たちも九州・横枕から、その実践を積み重ねていきます。
企業、自治体、学校、NPOなど、立場を越えたパートナーと力を合わせて、実装と発信を同時に進めます。
唐津FARM&FOODとの協働は、「自然と共に生きる企業」としての姿勢を社会に示す、大きなチャンスにもなります。
▶ Protected Planet (OECM国際データベース)はこちら
▶ 生物多様性見える化マップ(環境省)はこちら
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SDGsと生物多様性を柱にした 持続可能な地域づくり
唐津Farm&Foodでは、SDGsの達成に向けて、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)を意識した設計に基づき、SATOYAMAの知恵を生かしながら地域の豊かな自然と共にある活動を展開しています。
特に、里山管理・水土保全・農的循環といった「自然の力を生かす解決」を軸に、気候・水・生物多様性への負荷を減らす実践を重ねています。
- 有機農業や竹林管理を活かした資源の循環
- ESD(持続可能な開発のための教育)を軸とした環境教育プログラム
- 学校や大学との連携によるプラスチック資源循環の体験型ワークショップの実施
- 海洋プラスチックゴミやマイクロプラスチックの学びを通じた「海を守る教育」
それぞれの活動が結び合い、SATOYAMAの価値を現代の暮らしに活かしながら、持続可能な暮らしと産業を地域から育てる確かな一歩になっています。
企業・団体の皆さまへ:自然共生サイトへの支援を募集しています
唐津Farm&Foodでは、環境省認定の自然共生サイト「横枕地区」における保全活動を継続・発展させるため、 全国の企業・自治体・団体の皆さまからのご支援・ご協力を広く募集しています。 特に、環境省が2025年から本格運用する「自然共生サイト支援証明書制度」の活用により、 貴社のCSR・TNFD対応・ESG情報開示にも貢献できる連携が可能です。
支援による企業メリット
- 支援証明書の取得(環境省発行・公式):CSR活動やIR資料での活用可
- TNFD(自然関連財務情報開示)対応:ネイチャーポジティブ経営への一歩
- ブランド向上・ESG評価向上:社会的信頼・社員の誇りに直結
支援の形態(いずれも証明書対象)
- 資金提供(寄付・協賛金・商品の購入)
- 技術・ノウハウ提供(環境調査、モニタリング等)
- 社員参加型のボランティア(里山整備、生物多様性観察など)
- 物資支援・共同イベント(教育・広報・販促など)
地元企業や団体との協働に加え、全国の皆さまとの新たな連携も広く歓迎しています。 貴社のご関心や強みに応じた支援方法をご提案させていただきます。
お問い合わせ・お申し込み
ネイチャーポジティブな未来をともに育ててくださる企業・団体の皆さまは、
下記「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
ご希望に応じて、制度の詳細や申請の流れについても個別にご説明いたします。
生物多様性の取り組み 実績
生物多様性の取り組み 2026年
- フランスからのボランティアと取り組む横枕の初夏|サンショウウオ調査・フジバカマの植え付け・籾まき 2026/5/18
- 横枕農園の農繁期がはじまりました|自然共生サイトの畑に集まる人と生きもの 2026/5/6
- NPO法人SATOMORI「いきものと緑のサポーターミーティング」に登壇しました 2026/3/28
- 環境省「ネイチャーポジティブ推進セミナー」で横枕と自然共生サイト米が紹介されました 2026/3/18
- 唐津ミツバチプロジェクトがFBSの取材を受けました|卒業生から後輩へ受け継ぐESD 2026/3/16
- 早稲田佐賀高校の生徒が「農業と食育」をプレゼン|4Hクラブ定例会 2026/2/13
- 横枕の鬼火焚きに今年も参加しました|竹を炭にして畑へ還す 2026/1/12
- 鬼火焚きの準備からスタート|竹炭づくりの新たな試み 2026/1/4
2026/5/18 フランスからのボランティアと取り組む横枕の初夏|サンショウウオ調査・フジバカマの植え付け・籾まき
海を渡る蝶のために、海を渡ってきた二人が花を植える
2026年5月18日から、フランスから来た2人のボランティアが、唐津・横枕に滞在しています。
なぜ、フランスから横枕へ|ERCがつなぐ世界とのネットワーク
なぜ、フランスから横枕へ——。それは、横枕が「生態系再生コミュニティ(ERC/Eco Restoration Communities)」の、日本で最初のコミュニティだからです。ERCは、自然の回復力をいかし、地域から地球規模へとポジティブな変化を広げていく世界的なムーブメント。横枕はそのネットワークを通じて、世界と直接つながっています。
昨年、ERCを通じてフランスから初めてのゲストが横枕を訪れてくれました。その二人のご紹介で、今年の二人が横枕へ。一度訪れた人が、次の誰かを連れてくる——その連鎖が、小さな里山と世界をつないでいます。
横枕は、佐賀県で初めて「自然共生サイト」に認定された里山でもあります。森・田んぼ・水路がひとつにつながり、人の営みと多くの生きものが重なり合う場所です。滞在中、二人は横枕の仲間たちと一緒に、いくつもの活動に取り組んでくれました。
5/19|サンショウウオの調査
専門家の方をお招きし、横枕に暮らすサンショウウオを調査しました。きれいな水のある場所にしか棲めないサンショウウオの姿は、この里山の環境が健やかであることの、何よりの証です。
5/20|フジバカマの植え付け
アサギマダラという蝶は、海をこえて、遠いときには2,000km以上を旅します。その旅のとちゅうで蜜を吸うのが、フジバカマの花です。「いつか、ここで羽を休めてほしい」——未来の蝶のための花畑を、みんなで一緒につくりました。
5/20|自然共生サイト米の籾まき
秋に実る〈自然共生サイト米〉の、いちばん最初の一歩。一粒ずつ、苗箱に籾をまきました。
生きものを調べ、花を植え、米をまく。どれも、この里山の生きものを少しずつふやしていく、生態系再生の一歩です。海を渡って旅する蝶のために、海を渡ってきた二人が、花を植える。横枕では今、そんな景色が生まれています。二人の滞在は、まだ続きます。
活動の合間には、唐津で集めたプラスチックキャップから生まれたクジラのキーホルダーを、感謝をこめてお贈りしました。
▶ プラスチックキャップから生まれた「旅するクジラ」はこちら
世界とつながる「ボランティアツーリズム」
これからも横枕は、「ボランティアツーリズム」として、里山を一緒に育てる仲間を世界から迎えていきます。遠くのどこかと、この小さな里山が、少しずつつながっていく。その確かな手ごたえを、私たちは感じています。
▶ ボランティアツーリズム(里山での活動)の詳細・お申し込みはこちら
2026/5/6 横枕農園の農繁期がはじまりました|自然共生サイトの畑に集まる人と生きもの
生きものと一緒に、夏を育てる季節へ
2026年5月6日、自然共生サイト・横枕で農繁期がはじまりました。横枕は、生きものと一緒に夏を育てていく季節を迎えています。
農薬も化学肥料も使わない、横枕の畑と田んぼ
唐津市相知町の横枕は、環境省に「自然共生サイト」として認定された里山です。農薬も化学肥料も使わない畑と、苗づくりが始まったばかりの田んぼ。ここでの農作業のひとつひとつは、おいしい作物を育てると同時に、その土地に暮らす生きものの居場所を守ることでもあります。
4月末に植えたナスは、今のところ順調に育っています。田んぼでは、秋に実る〈自然共生サイト米〉の苗づくりがスタートしました。今年は昨年よりおいしく、そして少しでも多くの方に届けられるよう、ひとつひとつの作業を積み重ねています。
横枕に、人が集まりはじめている
そして今、うれしい変化が起きています。横枕に、外から人が集まってくる流れが少しずつできてきました。
当法人のサイトを通じて、農業ボランティアの皆さんにたびたび助けていただいており、来週もお手伝いに来てくださる予定です。さらに、昨年参加してくださった方のご紹介で、海外からも新しい方が横枕にやってきます。
生物多様性を守る農業は、専門家だけのものではありません。苗を運ぶ手、ナスの世話をする手——その一つひとつが、減りつづける生きものをふたたび増やしていきます。「ネイチャーポジティブ」という世界共通の目標を、私たちは足元の里山から前へ進めています。
これからの横枕|今月と6月の予定
横枕農園では、これからの季節、次のような作業を予定しています。
- 今月:ナスとビーツの手入れ、米の苗づくり
- 6月:田植え、ナス・ビーツの収穫がはじまります
せっかく足を運んでくださる方々には、農作業だけでなく、横枕という場所そのものを好きになってもらえたら——。受け入れの工夫も、少しずつ重ねていきます。
里山に人が集まり、生きものが帰ってくる夏へ。横枕の畑の様子は、これからも少しずつお届けしていきます。
▶ ボランティアツーリズム(農作業のお手伝い)の詳細・お申し込みはこちら
2026/3/28 NPO法人SATOMORI「いきものと緑のサポーターミーティング」に登壇しました
九州の仲間とつながり、横枕のネイチャーポジティブを伝える一日
2026年3月28日、NPO法人SATOMORIが主催する「いきものと緑のサポーターミーティング」に参加しました。
九州の環境省担当官の発表資料にも、横枕の自然共生サイト米
私たちの自然共生サイトをサポートしてくださっている九州の環境省担当官の発表資料の中にも、唐津の自然共生サイト・横枕と「自然共生サイト米」が紹介されていました。地道に続けてきた活動が九州の場にも届いていることを実感でき、参加した甲斐のある一日となりました。
横枕農園と副理事・木下が登壇
ミーティングでは、環境省の講演に続いて、佐賀県内の各自然共生サイトからの発表が行われました。私たちからは、横枕で育つお米を栽培する「横枕農園」と、横枕出身で当法人副理事の木下が登壇し、地域とともに歩んできた取り組みを紹介しました。
会場には横枕の地元の方も足を運んでくださり、「一番わかりやすかった」と喜んでいただけたことは、大きな励みになりました。
お金に換えられない、私たちのネイチャーポジティブ
発表では、2023年から協力を続けている大丸福岡天神店「ネイチャーポジティブクリスマス」の取り組みも、熱を込めて紹介されました。7月には熊本で「グローバルネイチャーポジティブサミット」も開催される今年、大丸でのクリスマスイベントもネイチャーポジティブに関連した内容になりそうで、今から楽しみです。
地元の方との連携、高校生など若い世代を交えたコミュニケーションの場づくり、そして風光明媚な里山を一緒に守っていくこと。これが、私たちの考えるネイチャーポジティブです。お金には換えられない、かけがえのない価値だと感じています。
なお、今回は佐賀県内でもっとも取り組みが進む鹿島市の皆さんにお会いできなかったのが心残りでした。鹿島市の実践は、ネイチャーポジティブを佐賀県民に広く浸透させていくうえで欠かせないものだと考えています。近いうちに視察にうかがい、あらためてレポートでお伝えする予定です。
2026/3/18 環境省「ネイチャーポジティブ推進セミナー」で横枕と自然共生サイト米が紹介されました
地道に続けてきた活動が、全国規模の舞台へ
2026年3月18日、環境省が主催する「ネイチャーポジティブ推進セミナー」に参加しました。
環境省の発表資料に、横枕の自然共生サイト米
セミナーの環境省発表資料の中に、唐津の自然共生サイト・横枕、そして横枕で育てた「自然共生サイト米」が紹介されていました。地域の皆さんと地道に続けてきた活動が、全国規模の場に届いている——。それを知ることができただけでも、参加した甲斐がありました。
認定式から先進事例まで、内容の濃いセミナー
セミナーでは、自然共生サイトの認定式、国内外の最新動向の紹介、企業・自治体の先進事例発表、パネルディスカッションなど、盛りだくさんのプログラムが行われました。
事例としては、昨年の大丸福岡天神店「ネイチャーポジティブクリスマス」も取り上げられ、佐賀県内からは鹿島市の取り組みも紹介されました。鹿島市は、自治体としてネイチャーポジティブを推進する先駆的な存在だと感じました。
「熱量のある人が多い」——印象に残った言葉
締めくくりに、環境省の方がおっしゃった言葉が強く印象に残りました。
「自然共生サイトで成功しているところは、熱量のある人が多い」
7月には、熊本で「グローバルネイチャーポジティブサミット」も開催されます。私たちも熱量を持って、横枕での活動をこれからも続けてまいります。
2026/3/16 唐津ミツバチプロジェクトがFBSの取材を受けました|卒業生から後輩へ受け継ぐESD
先輩から後輩へ。世代を越えて受け継がれる、横枕の学びと想い
2026年3月16日、自然共生サイト・横枕で取り組む「唐津ミツバチプロジェクト」が、FBS(福岡放送)の番組「ミライのアグリ☆スター」の取材を受けました。放送は4月7日を予定しています。
卒業生と後輩が一緒に。はちみつのプリンを地域へ
この日は、今年卒業した二人の生徒が横枕に駆けつけ、後輩たちと一緒に活動しました。先輩たちが育てたニホンミツバチのはちみつを使い、後輩たちが心を込めて手づくりしたプリンを、地域の住民の皆さんに味わっていただきました。
(卒業生の一人は、気合いを込めて髪を"蜂色"に染めて登場してくれました。)「美味しい!」と笑顔になってくださる住民の皆さんのお顔が、この活動のすべてを物語っていました。
卒業生へ、地域からのエール
横枕区の区長さんからは、力強い言葉もいただきました。
「横枕の自然を、守っていかないといけない」
そして、卒業生へはサプライズの花束も。メンバーの一人・奈切さんは、「横枕の美しい未来を描くために」というテーマで最優秀賞を受賞しました。夜遅くまで学び続けていた姿を知っているからこそ、本当に感慨深い受賞です。
ESDが根づくとき、生まれる景色
今年からは、唐津南高校の卒業生たちが、大学で学びを深めて教員となり、一人ずつ唐津へ帰ってきます。
先生に育てられた生徒が、やがて先生になり、また次の世代を育てていく——。ESD(持続可能な開発のための教育)が地域に本当に根づいたとき、こうした景色が生まれるのだと感じています。
地域を盛り上げたいという想いは、確かに後輩たちへと受け継がれています。唐津Farm&Foodは、これからも横枕の自然と学びの循環を、次の世代とともに育んでまいります。
2026/2/13 早稲田佐賀高校の生徒が「農業と食育」をプレゼン|4Hクラブ定例会
若い世代の発想と現実感覚に学ぶ、これからの農業
2026年2月13日、毎月開催されている農業青年クラブ「4Hクラブ」の定例会に参加しました。 今回は冒頭に、早稲田佐賀高校の1年生によるプレゼンテーションが行われました。
早稲田佐賀高校1年生による「農業と食育」の事業プラン
発表されたのは、同校のビジネスプランコンテストで取り上げられた「農業と食育」に関する事業プランです。 詳細はお伝えできませんが、クラスで1位を獲得しただけあって、完成度の高い内容でした。
印象に残った、若い世代の二つの姿勢
特に印象的だったのは、次の二点です。
- 農業従事者に直接意見を聞こうとする姿勢
- きちんと数字を示しながら考えていること
若さゆえの柔軟な発想と、しっかりとした現実感覚。 同じく農に携わる私たちにとっても、大きな刺激となる時間でした。
これから彼らがどんな挑戦をしていくのか、本当に楽しみです。 私たちも若い世代の意見を取り入れながら、農業の可能性を広げていきたいと考えています。
2026/1/12 横枕の鬼火焚きに今年も参加しました|竹を炭にして畑へ還す
伝統行事を通して見つめ直す、里山の循環と恵み
天候の影響で1日延期となりましたが、2026年1月12日、今年も横枕の鬼火焚きが無事に行われました。
準備から本番へ|地域の力で迎えた鬼火焚き当日
年明け早々の1月4日には、地域の皆さんと一緒に鬼火焚きの準備からスタートしました。 神社周辺では竹の侵食が進み、1本切り出すだけでも大変な作業が続きましたが、力を合わせて竹切りと準備を終えることができました。
竹を伐り、祈りを込め、恵みを畑へ還す
今年は、少し新しい循環も生まれています。 サンショウウオの保全活動で切り出した竹を鬼火焚きに活用し、燃やし切らずに竹炭として残して、横枕農園のナス畑へとつなげていきます。
増えすぎた竹を伐り、鬼火焚きで祈りを込め、残った恵みを農へ返す——。 伝統と自然、そして暮らしがつながるこの時間に、里山の奥深さをあらためて感じました。
これからも唐津Farm&Foodは、唐津の風景と文化を大切にしながら、次の世代へとつないでいきたいと思います。
2026/1/4 鬼火焚きの準備からスタート|竹炭づくりの新たな試み
切った竹を、祈りに、そして畑へ。今年最初の里山仕事
2026年1月4日、唐津市相知町横枕の自然共生サイトにて、今年最初の活動を行いました。 スタートは、地域に古くから受け継がれてきた伝統行事「鬼火焚き」の準備です。
進む竹の侵食と、地域の力で終えた竹切り
今年は昨年と比べ、横枕神社周辺の杉林への竹の侵食が進んでいました。 雑木や太いツルが複雑に絡み合い、竹を1本切り出すだけでも想像以上の時間と労力がかかります。 それでも地域の皆さんの力を合わせ、無事に竹切りと鬼火焚きの準備を終えることができました。
今年の新たな試み|竹炭を農業へ活かす
今年は、これまでにない新しい取り組みも始まりました。 昨年、九州大学の皆さんとともに行ったサンショウウオの保全活動で切り出した竹を、今回の鬼火焚きにも活用しています。
さらに、例年は竹を燃やし切って灰にしていましたが、今年は途中で火を止めて竹炭をつくり、横枕農園のナス畑に撒く予定です。
邪魔者として増えすぎた竹を伐り、鬼火焚きで祈りを込め、残った竹炭を農業に活かす——。 この一連の流れがつながることで、活動の意味がまた一段と深まったように感じています。
唐津Farm&Foodは、唐津の風光明媚な景観を壊すことなく、伝統と環境をつなぎ、深化させながら、持続可能な里山を次世代へ残していきたいと考えています。 1月11日の鬼火焚き本番が、今から楽しみです。