唐津Farm&Foodは、地域の豊かな自然環境と生態系を次世代に引き継ぐため、環境教育とサーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進に取り組んでいます。
なかでも、世界的課題である廃プラスチック問題の解決に向けて、「Precious Plastic」プロジェクトを展開。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら
地域から循環型社会を実現することを目指し、廃プラスチックの回収からリサイクル、そしてアップサイクルまでの一連のプロセスを体験できる環境教育プログラムを提供しています。

プラスチック資源循環 活動実績 2025年12月時点
- 回収したプラスチック:累計 2,272kg(ペットボトルキャップ 約91万個分)
- プラスチックリサイクル体験者:累計 11,241名
ワークショップでは、Precious Plasticの専用リサイクル機械を使い、廃プラスチックが新たな製品へと生まれ変わる瞬間を実際に体験できます。
また、プラスチックごみが海に流れ、マイクロプラスチックへと姿を変える過程や、その影響が生態系にどのように及ぶかを学び、資源循環と環境保護に対する理解を深めます。
知識を超え、実践へ。そして実践から共感へ。
サステナブルな未来を自らの手で創造するこのプログラムは、ツーリズム事業や企業研修、学校教育など、あらゆるシーンで新たな価値とつながりを生み出しています。
SDGs Workshop 実績 - 合計123回
(2025年11月現在)
SDGs Workshop 実績 2025
- 大志小学校でアップサイクル授業を実施 2025/11/17、2025/11/25
- 東唐津小学校で持久走大会メダルのアップサイクル授業を実施しました 2025/9/24、2025/11/5
- MINI宮崎 BIG LOVE PROJECT に参加 2025/11/2
- ふくおかプラごみ削減キャンペーン with イオン九州 に参加 2025/10/26
- 小川島の中学生が唐津Farm&Foodにインターンとして参加 2025/10/22~23
- 馬渡小中学校の文化祭に参加しました 2025/10/18
- 佐志中学校で海洋プラスチック授業とPrecious Plasticワークショップを実施 2025/10/16
- 「プラスマLifeさが プラごみ削減フェア vol.2」に参加 2025/10/12~13
- 早稲田大学でPrecious Plastic Wasedaと環境ロドリゲスを訪問 2025/9/30
- 株式会社久原本家さまでアップサイクルワークショップを開催 2025/9/26
- 海青中学校1年生を対象に実施したPrecious Plasticワークショップの様子 2025/9/25
- 湊中学校「プラスマLIFEさが」×Precious Plasticワークショップ 2025/9/11
- 馬渡島の子どもたちが描く自然をアップサイクル 2025/9/4
- WAVE PROJECT 視察(対馬) 2025/8/27~28
- Studio KuraでのArtist in Residence展示会訪問 2025/8/23
- 福岡雙葉高校「3mago」とのアップサイクルワークショップ - ペットボトルキャップから“Futabaのキーホルダー”へ 2025/8/16
- 大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOMEの感動を再び。 対馬やまねこ空港にて「対馬ウィーク再現展示」を開催中! 2025/7/28
- GX×サーキュラーエコノミー|佐賀市の先進事例を視察しました 2025/7/25
- 日立アカデミーがPrecious Plastic Karatsuを視察! 2025/7/18
- 加唐島での三離島交流会|「プラスマLIFEさが」から広がる循環の芽 2025/7/9
- SDGsボードゲーム福岡版に向けて|未来をつくる学びの場 2025/7/8
- 無印良品 唐津で「循環の物語」をつくろう! 2025/6/28
- EXPO 2025 大阪・関西万博 対馬ウィーク BLUE OCEAN DOME 2025/6/21、22
- Precious Plastic Waseda × Precious Plastic Karatsu|地域と都市をつなぐ資源循環プロジェクトが始動! 2025/6/19
- 「九州サスティナビリティサロン」に登壇しました 2025/6/9
- 馬渡島で「プラスマライフさが」特別プログラムを実施しました 2025/6/7
- サステナブルゲームチャレンジ開催! 2025/4/26
- アースデイに合わせて、唐津南高校でテストワークショップを実施しました 2025/4/22
- 対馬の想い、世界へ――「波絵馬づくりワークショップ」を開催しました! 2025/4/13
- 呼子小学校の卒業生の皆さんへ ― 2年間の海洋教育をともに歩んで 2025/3/18
- サラヤ株式会社様が唐津の海ごみ視察に訪問 2025/3/8
- 小原流唐津支部「子供とその仲間たちのいけばな展」でSDGsをテーマにした作品が展示されました 2025/2/23
- 唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」とオイスカ西日本センター農業研修生の国際交流を実施 2025/2/22
- 呼子小学校3年生と親子でフラワーポットづくりを実施しました 2025/2/21
- Precious Plastic 唐津 視察レポート 2025/2/17
- 無印良品の防災×サステナブルな取り組みを学ぶ 2025/2/16
- 呼子小学校3年生が「海洋教育玄海子どもサミット」に参加しました 2025/1/31
- ペットボトルキャップ100%!サステナブルサングラスが完成しました 2025/1/30
- 呼子小学校6年生 卒業制作プロジェクト 最終ワークショップを実施しました 2025/1/30
- 呼子小学校6年生 卒業制作 プロジェクト ④ 2025/1/28
- 森川海人っサミットに参加 2025/1/25
- 呼子小学校3年生がペットボトルキャップをアップサイクルしてプレゼントを制作 ③ 2025/1/14
- 呼子小学校6年生 卒業制作 プロジェクト ③ 2025/1/10
- 呼子小学校3年生がペットボトルキャップをアップサイクルしてプレゼントを制作 ② 2025/1/10
- 生物多様性キーホルダー制作ワークショップを開催 九電みらい財団助成事業 2025/1/3
大志小学校でアップサイクル授業を実施
ペットボトルキャップから“キーホルダー”を制作し、循環型社会の学びを深める
2024年11月17日(5年1組)・25日(5年2組)、NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)は、唐津市立大志小学校にてSDGs出前講座のアップサイクル授業を実施し、計62名の児童が参加しました。
今回の授業の中心は、「ペットボトルキャップからキーホルダーをつくる」アップサイクル体験。児童たちが自分たちで集め、洗浄し、色分けしたキャップを用い、射出成型機で亀やイルカなど“生物多様性キーホルダー”へと生まれ変わらせました。
目の前で“ごみ”が“価値あるもの”へ変わっていく体験は印象的で、「めっちゃ楽しかった!」「もっと作りたい!」といった声がたくさん挙がりました。
“プラスチックはごみではなく資源になる”という実感を伴う学び
キーホルダー制作とともに、児童たちは次のテーマについて理解を深めました。
- リサイクルとアップサイクルの違い
- プラスチックの資源循環
- 循環型社会(サーキュラーエコノミー)の基本
- 海洋プラスチック問題
手を動かしながら“循環”の流れを学ぶことで、「プラスチックはごみではなく資源になる」という感覚を伴ったESD(持続可能な開発のための教育)が実現しました。
大阪・関西万博「対馬ウィーク」コンテンツで海と未来を考える
アップサイクル授業に続き、大阪・関西万博 Blue Ocean Dome『対馬ウィーク』で上映されたアニメ『おとーしゃ』を鑑賞しました。
作品が描く“海といのちのつながり”を感じた後、児童たちはデジタル波絵馬に海や未来への願いを書き込みました。
「海をきれいにしたい」「プラスチックを減らしたい」など、子どもたち自身の言葉が画面に並び、未来への想いがかたちとなりました。
デジタル波絵馬公式ページ:https://wish4otosha.jp/
デンマークからのボランティアも参加し、国際的な視点を共有
11月17日の授業には、デンマークから唐津に滞在中のボランティア・Livaさんも参加。写真記録や児童との文化交流を通じて、北欧の環境教育との違いなど国際的な視点を共有しました。
海外では子ども向けアップサイクル教育が少ない地域も多く、唐津発のPrecious Plasticを使ったESDが国際的にも広がる可能性があることを実感できる時間となりました。
唐津発の循環型教育を、未来へ広げていく
今回の授業で、児童たちは「自分たちが集めたキャップが、自分たちの手で新しいかたちへと変わる」ことを体験し、循環の仕組みを主体的に学ぶことができました。
NPO法人 唐津Farm&Food は今後も、
- 地域の学校との連携
- アップサイクルを軸にしたESDプログラム
- 国内外ネットワークとの協働
を進めながら、唐津発の環境教育が地域、そして世界へ広がっていく未来を目指して活動してまいります。
関連リンク
▶ EXPO 2025 大阪・関西万博 Blue Ocean Domeはこちら
東唐津小学校でアップサイクル授業を実施
ペットボトルキャップから“持久走大会メダル”を制作し、循環型社会を楽しく学ぶ
2024年9月24日および11月5日、NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)は、東唐津小学校にてアップサイクル授業を実施しました。児童たちがペットボトルキャップを使って持久走大会の“メダル”を制作する体験を通じて、「プラスチックごみを環境に漏らさないこと」「資源の循環」「地域の自然を守る意識」について楽しく学ぶ時間となりました。
ペットボトルキャップが“メダル”にアップサイクル
9月24日の授業では、細断されたペットボトルキャップを材料に、Precious Plastic の射出成型機を使って“3位メダル”を制作しました。児童たちは自分で色を選び、機械に投入し、力を合わせて成型。廃プラスチックが新しい価値を持つ姿を、目の前で体験的に学びました。
続く11月5日には「1位メダル」の制作に挑戦。前回の経験を踏まえ、より主体的に作業に取り組む姿が見られました。世界にひとつだけのメダルが完成し、児童たちは嬉しそうに手に取っていました。
プラスチック問題と地域の自然を“自分ごと”に
授業では、メダルづくりの体験とあわせて、次の4つのテーマを中心に学習しました。
- プラスチックごみを環境に漏らさないこと
- 一人ひとりが少しずつプラスチックを減らす意識を持つこと
- 資源を大切にすること
- 東の浜を守ること
地元の海岸「東の浜」における海洋プラスチック漂着の現状も共有し、児童たちは身近な風景とプラスチック問題とのつながりを“自分ごと”として考えるきっかけを得ました。
唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)は、今後も学校現場と連携しながら、アップサイクル体験を通じたESD(持続可能な開発のための教育)や、地域の自然を守る学びの場づくりを進めていきます。
MINI宮崎 BIG LOVE PROJECT に参加
廃ペットボトルキャップ100%でつくる“MINIロゴキーホルダー”制作体験
2025年11月2、MINI宮崎ショールームで開催された「BIG LOVE PROJECT ~サーキュラエコノミーワークショップ~」に参加しました。
今回のワークショップでは、廃ペットボトルキャップ100%の素材を使い、MINIロゴのオリジナルキーホルダーを制作。色を選び、素材を溶かし、射出成形で形にしていく工程は、アップサイクルの魅力を直感的に学べる内容です。
40名の参加者が、プラスチックが新しい姿に生まれ変わる瞬間を体験し、会場は終始にぎわいに包まれました。
“BIG LOVE ACTION”につながるアップサイクルの学び
手を動かしながら学ぶアップサイクル体験は、MINIが掲げる“BIG LOVE ACTION”にも通じる取り組みです。世代をこえて参加者同士が交流し、未来へつながる小さな一歩を共有する、温かな時間となりました。
また、再生プラスチックを使ったクリスマスオーナメントづくりも大好評で、現在もMINI宮崎ショールームで体験できる取り組みとして展開されています。
唐津南高校OBも参加し、人の循環が生まれた日
この日は、Precious Plastic 唐津の活動に関わってきた唐津南高校の卒業生もサポートスタッフとして参加。久しぶりの再会もあり、唐津から宮崎へと人のつながりが広がる嬉しい一日となりました。
サーキュラーエコノミーを広げる企業連携
MINI宮崎のみなさまの温かいご協力のもと、アップサイクルを通じた循環型社会の学びを多くの方に届けることができました。
参加者と企業、地域のNPOが関わることで生まれる「循環する未来」。今回の取り組みで芽生えたBIG LOVEの輪が、これからさらに広がっていくことを願っています。
MINI宮崎のみなさま、本当にありがとうございました。
▶ Brand Keyring – 企業のサステナビリティを体験で伝えるアップサイクル・ロゴキーホルダー Precious Plastic はこちら
ふくおかプラごみ削減キャンペーン with イオン九州 に参加
親子で楽しむアップサイクル体験で、循環型社会を考える1日
2025年10月26日(日)、イオンモール福岡伊都で開催された「ふくおかプラごみ削減キャンペーン with イオン九州」に、Precious Plastic 唐津として参加しました。
当日は、「ペットボトルキャップをリサイクルしてキーホルダーを作ろう!」 をテーマにワークショップを実施。親子で楽しみながら、プラごみ削減やサーキュラーエコノミー(循環型経済)について学ぶ体験になりました。
先着60名の予定が、なんと120名以上の方にご参加いただき、終日大盛況となりました。
離島・馬渡島の子どもたちの作品が福岡でも話題に
会場では、馬渡島の子どもたちが制作したアップサイクルコースターも展示しました。特に人気が高く、作品をきっかけに離島の取り組みに興味を持つ方々も多く見られました。
離島での学びが福岡の都市圏にも伝わり、未来の交流につながる可能性を感じました。
九州サステナビリティサロンからのご縁で実現
今回の参加は、「九州サステナビリティサロン」で福岡県 循環型社会推進課の担当者の方から声をかけていただいたことがきっかけでした。大手企業が並ぶ中、唐津のNPOとして出展できたことは大きな励みとなりました。
イオン九州のスタッフやイベント運営の方々もワークショップを体験してくださり、「次のイベントでもぜひ」と嬉しい声をいただきました。また、佐賀のイベントで出会った方が再び来場されるなど、広がりを感じる瞬間もありました。
地域の力がつくる「循環する未来」
当日はほとんど休憩を取れないほどのにぎわいで、福岡の大学生スタッフがサポートに入り、参加者一人ひとりへの丁寧な対応ができました。
小さなキャップから始まり、島の子どもたちの想いが広がり、そこから新しい循環が生まれていく——。その輪が、福岡、佐賀、そして九州全体へと広がっていくことを願っています。
Precious Plastic 唐津は、今後も地域・行政・企業と連携しながら、プラごみ削減と循環型社会づくりへの取り組みを進めてまいります。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら
小川島の中学生が唐津Farm&Foodにインターンとして参加
4年間の学びをつなぎ、環境保全と地域づくりを深く体験
2025年10月22日・23日の2日間、小川島の中学2年生が唐津Farm&Foodにインターンとして参加しました。
彼女との出会いは2022年、小川島で海洋プラスチックの講話とワークショップを行ったとき。当時は小学5年生でした。そこから4年、環境保全の取り組みを続け、作文コンクールの最優秀賞・全国大会での優秀賞を受賞するなど、島を盛り上げる活動にも積極的に取り組んでいます。
1日目:海を巡る学びと現場での見学
- 東の浜・浜崎海岸でマイクロプラスチックの現状を調査
- リプラテックスでプラスチック細断を体験 小川島から届いた漂着ごみも見学し、循環の仕組みを理解
2日目:アップサイクルの制作体験と地域づくりの学び
Precious Plastic唐津の射出成形機を使い、ペットボトルキャップや対馬の海洋プラスチックを素材に、小川島の形やクジラのキーホルダーを制作しました。
その後、唐津市役所ブランド推進課を訪問し、島おこし・観光資源の活用について職員の方と意見交換。地域の魅力をどう伝えるかという視点を学ぶ時間になりました。
自然共生サイト・横枕(OECM)の視察
彼女の希望で、自然共生サイト横枕も訪問しました。
- 唐津ミツバチプロジェクト
- 自然共生サイト米
- 見返りの滝周辺の植物
- アザメの瀬のビオトープ
地域の里山が持つ生物多様性と、再生型観光(リジェネラティブツーリズム)について深く学ぶ貴重な機会となりました。
“4年間の学びの軌跡”がつながった2日間
最後に彼女が言った「楽しかった!」という言葉がとても印象的でした。 2021年から続けてきた海洋プラスチックやSDGs、ESDの学びが、こうして成長した姿で再びつながることこそ、持続可能な教育=ESDの理想形だと感じています。
地元の力が未来をつくる
佐賀の子どもたちや先生方には、豊かな自然を次世代に残したいという強い想いがあります。 「環境保全は外の人に任せる」のではなく、島の子どもたち自身が学び、行動し、未来をつくっていく姿は大きな希望です。
馬渡小中学校の文化祭に参加しました
離島・馬渡島で育まれる環境教育と「プラスマLIFEさが」の学び
2025年10月18日、創立150周年を迎えた唐津市の離島・馬渡島で行われた馬渡小中学校の文化祭に、佐賀県循環型社会推進課の「プラスマLIFEさが」の取り組みとして参加しました。
少人数の学校ながら、音楽・アート・環境学習と、どの発表も一生懸命に準備された素晴らしい内容で、心温まる文化祭でした。
プラスマLIFEさがで学んだ子どもたちの発表
一昨年の小川島、昨年の加唐島に続き、今年は馬渡島の中学生たちが「プラスマLIFEさが」で取り組んできた学びを発表しました。
大阪・関西万博の「対馬WEEK」で生徒たちが書いた波絵馬やデジタル絵馬についても紹介。万博が閉幕したあとも、子どもたちの学びがしっかりと島に戻り、根づいていることを感じました。
子どもたちの言葉に宿る“島から未来へのメッセージ”
生徒たちは、プラスチック問題を学んだ経験をもとに、
- 「アップサイクルという言葉を初めて知った」
- 「島の環境を守ることは地球を守ること」
といった言葉を、自分たちの想いとしてまっすぐに語ってくれました。どの言葉も純粋で力強く、聞いていて胸が熱くなるものでした。
特に、
「小さな島から始まる小さなことが、世界を変える力になる」
という生徒のスピーチには、会場にいた県職員の方も思わず涙を浮かべるほど。 学びが確かに子どもたちの心に届いていることを実感しました。
体験を通して学ぶことの大切さ
唐津Farm&Foodが大切にしているのは、“話を聞くだけではなく、手を動かして学ぶこと”。馬渡島の生徒たちは、これまでのアップサイクル体験や環境学習を通して、その学びを自分たちの言葉で表現できるようになっています。
人数は少なくても、先生方のサポートと、島民のみなさんの温かい力が合わさることで、豊かな学びが育まれていることに改めて感動しました。
離島から広がる循環の輪
循環型社会やプラスマLIFEさが、環境教育。 都市部のように広がりにくい現実がある中で、この4年間信念を持って取り組んできた活動が、離島の子どもたちの言葉や表現として形になり始めています。
馬渡小中学校の先生方、そして島民の皆さまに心より感謝申し上げます。 この想いが、また次の島へ、次の世代へとつながっていきますように。
佐志中学校で海洋プラスチック授業とPrecious Plasticワークショップを実施
3年間の学びの集大成として、「海」と「循環」を考える1日
2025年10月16日、唐津の海のすぐそばにある佐志中学校の3年生を対象に、海洋プラスチック問題についての講話とPrecious Plasticワークショップを行いました。
佐志中学校では、1年生の頃からビーチクリーンや海についての学習を重ねてきており、今回の授業は3年間の学びの集大成として位置づけられています。
対馬の現場と大阪・関西万博「対馬WEEK」から学ぶ海洋プラスチック問題
午前中は、対馬での経験や大阪・関西万博「対馬WEEK」での取り組みを紹介しながら、海洋プラスチック問題がどのように発生し、なぜ「発生源を減らすこと」が重要なのかを共有しました。
誰か一人が完璧を目指すのではなく、一人ひとりが「使い捨てプラスチックを減らす」こと。そして、資源を使い捨てるのではなく循環させることが、未来の社会につながるというメッセージを伝えました。
船の金型を使ったキーホルダーづくりでアップサイクル体験
午後は、事前に生徒たちがデザインした“船”の金型を使って、ペットボトルキャップのアップサイクルに挑戦しました。回収したキャップを射出成形機に入れ、カラフルなオリジナル船キーホルダーが次々と完成しました。
先生や校長先生も一緒に制作に参加し、教室は大きな盛り上がりに。楽しみながら、海洋プラスチックを「ごみ」ではなく「資源」として捉え直す時間となりました。
『おとーしゃ』とデジタル絵馬で、海への想いを未来へつなぐ
授業の最後には、金沢美術工芸大学が制作し、大阪・関西万博「対馬WEEK」でも上映されたアニメーション『おとーしゃ』を鑑賞しました。
その後、万博会場でも使われたデジタル絵馬に、生徒一人ひとりが「海への願い」や「これから自分ができること」を書き込みました。画面に広がる言葉の波には、唐津の海を大切にしたいという想いが込められています。
卒業を前に、「海を守る次の一歩」へ
卒業を控えた3年生にとって、この授業はこれまでの学びと未来への想いがつながる大切な時間となりました。
唐津Farm&Foodは、こうした海洋教育やアップサイクル体験を通じて、唐津の海を守る次の一歩を子どもたちと一緒に育てていきたいと考えています。
▶ EXPO 2025 大阪・関西万博 Blue Ocean Domeはこちら
「プラスマLifeさが プラごみ削減フェア vol.2」に参加
ペットボトルキャップを使ったアップサイクル体験で、循環型社会の取り組みを発信
2025年10月12日(日)・13日(月・祝)、佐賀県循環型社会推進課が主催する「プラスマLifeさが プラごみ削減フェア vol.2」に、Precious Plastic 唐津として参加しました。会場は佐賀駅前交流広場で、多くの親子連れや学生が集まり、2日間にわたりにぎやかなイベントとなりました。
アップサイクルワークショップを実施
当日は、ペットボトルキャップを原料に使ったアップサイクル体験ワークショップを開催。射出成形機を使い、オリジナルコースターやキーホルダーづくりを楽しんでいただきました。
2日間で約120名が体験に参加。唐津や馬渡島から来てくださった方々、馬渡小中学校の校長先生とも再会することができ、温かい交流の場となりました。
馬渡小中学校の子どもたちのデザインが大人気に
今回の目玉は、馬渡小中学校の子どもたちがデザインした特別なコースター。特に、佐賀県のプロバスケットボールチーム「SAGAバルーナーズ」のキャラクター “バルタン” をモチーフにした限定コースターは大人気で、2日間連続で作りに来てくれたファンの方もいました。
学生・企業との協働展示
ブースでは、Precious Plastic Japan Team(早稲田大学)や、株式会社MEISEIのMEISEI Green Labの作品も展示。県内外の学生・企業・地域団体が連携しながら、廃プラスチックを価値あるものへと生まれ変わらせる取り組みが広がっていることを共有しました。
サーキュラーエコノミーを広げる2日間
気温の高い中でのイベントでしたが、多くの来場者とともに「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の実践を紹介でき、非常に充実した2日間となりました。
Precious Plastic 唐津は、今後も佐賀県の「プラスマLifeさが」をはじめ、地域・学校・企業と連携しながら、アップサイクルを軸とした環境教育と循環型社会づくりに取り組んでまいります。
早稲田大学でPrecious Plastic Wasedaと環境ロドリゲスを訪問
早稲田祭に向けた準備と、新しい金型開発の打ち合わせ
2025年9月30日、早稲田大学を訪問し、Precious Plastic Waseda と 環境ロドリゲスのみなさんと交流しました。
今回の目的は、早稲田祭に展示予定のPrecious Plastic唐津のプロダクトの調整や、唐津市環境課と進めているカーボンニュートラルチャレンジの新しい金型についての打ち合わせです。
実際にプロダクト制作にもチャレンジ
Precious Plastic Wasedaのみなさんから、活動内容の説明を受けたあと、実際に射出成形機を使って人気アイテムのCOMEL(櫛)を制作させていただきました。
また、環境ロドリゲスの工房では、学生のみなさんがデザインしたオリジナルキーホルダーづくりを体験し、学生視点ならではの環境アクションの表現に触れることができました。
世代や地域を超えてつながる「環境保全の学び」
早稲田大学のサステナビリティ団体「環境ロドリゲス」は28年間、唐津南高校の「虹ノ松原プロジェクトチーム」は19年間、環境保全の活動を続けています。
世代も地域も異なる団体が、“持続可能な未来をつくる”という共通の思いでつながり、学び合えることは非常に心強いことです。今回の訪問を通して、学生たちと共に新しいプロジェクトを創り出していける可能性を感じました。
唐津Farm&Foodは、今後も大学・高校・行政と連携しながら、循環型社会とネイチャーポジティブな地域づくりを推進してまいります。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら
株式会社久原本家さまでアップサイクルワークショップを開催
“茅乃舎だし”の原料として知られる〈あご〉をモチーフに、プレミアムなノベルティーづくりを体験
2025年9月26日、株式会社久原本家さまの特別イベントにて、Precious Plasticを活用したアップサイクルワークショップを実施しました。
博多でおなじみの「茅乃舎だし」の主原料でもある あご(トビウオ) をモチーフとして、廃プラスチックを再生したオリジナルノベルティーを制作する体験型プログラムです。
当日は約140名のお客様にご参加いただき、個性豊かな“世界にひとつだけ”のあごキーホルダーが140個完成しました。
参加者の声(抜粋)
- 「きれいなあごキーホルダーでびっくり!参加して良かったです。スタッフの方々もとても親切でした」
- 「ふりかけ作り、キーホルダー作り、どちらも体験できて子どもがとても喜んでいました」
- 「ペットボトルがキーホルダーに生まれ変わるコンセプトが素敵でした」
地域の文化と循環をつなぐ新しい体験
廃棄されるはずだったペットボトルキャップが、地域の食文化を象徴する「あご」の形として生まれ変わる工程は、資源循環(サーキュラーエコノミー)の理解を深める学びの場にもなりました。
大人も子どもも夢中になって制作を楽しみながら、“捨てればごみ、活かせば資源”というアップサイクルの価値を体感する時間となりました。
唐津Farm&Foodは、今後も企業・地域・学校と協働し、循環型社会の実現に向けた体験型ワークショップや環境教育プログラムを展開してまいります。
唐津市海青中学校でPrecious Plasticワークショップを実施
地域の自然をモチーフにしたオリジナルキーホルダーづくりで、循環型社会と生物多様性を学ぶ
2025年9月25日、佐賀県唐津市の唐津市立海青中学校で、1年生52名を対象にPrecious Plasticを活用したプラスチック資源循環ワークショップを行いました。主催は、地域で循環型社会や環境教育(ESD)に取り組むNPO法人唐津Farm&Foodです。
約8,000個のペットボトルキャップから“唐津らしさ”あふれるキーホルダーへ
生徒たちは、自分たちで回収し、洗浄・色分けまで行った約8,000個(約20kg)のペットボトルキャップをアップサイクルの素材として使用しました。プレシャスプラスチックの射出成形機にキャップを投入し、海の生き物や唐津の松原など、地元の自然をテーマにした生物多様性モチーフのオリジナルキーホルダーを制作しました。
デザイン案は生徒自身が考案したもので、「自分たちの地域を表すモチーフ」を形にしていくプロセスそのものが、自然や文化への愛着につながっています。当日は校長先生も制作に参加し、教室は笑顔と歓声に包まれました。
この学年には、呼子小学校5年生の時からビーチクリーンや海洋教育、リサイクル活動に取り組んできた生徒も多くいます。小学校で培ってきた学びが、中学校の新たなESDプログラムへとつながり、地域全体で「学びの連続性」が育まれていることを実感する機会となりました。
『おとーしゃ』とデジタル波絵馬で、地域と世界の環境問題のつながりを感じる
ワークショップ後半では、大阪・関西万博「Blue Ocean Dome」対馬ウィークで上映されたアニメ『おとーしゃ』を鑑賞しました。物語を通して、海と人、そして次世代へと受け継がれていく文化のつながりを感じる時間となりました。
その後、生徒たちはデジタル波絵馬に、海や環境への願い、未来へのメッセージを書き込みました。スクリーンに映し出される波の映像とともに、一人ひとりの言葉が重なっていく体験は、唐津の海と世界の海がつながっていることを実感するきっかけとなりました。
こうした一連のプログラムを通じて、生徒たちは「地域での学び」と「万博(Blue Ocean Dome)で発信されるテーマ」がゆるやかにつながっていることを体感しています。
ワークショップを通じて得られた学び
Precious Plasticワークショップは、プラスチックごみ問題を“自分ごと”として考えるための環境教育(ESD)の場でもあります。今回の取り組みを通じて、生徒たちは次のような視点を育みました。
- 捨てられるはずだったプラスチックを、価値あるモノに生まれ変わらせるアップサイクルの力
- ふるさとの海や松原など、地域の自然・文化を未来の世代につないでいくことの大切さ
実際に手を動かし、資源循環(サーキュラーエコノミー)を可視化することで、生物多様性の保全と循環型社会づくりがどのようにつながっているのかを、体験的に学ぶ時間となりました。
文化祭での展示へ、学びをひろげる次のステップ
生徒たちが制作したアップサイクルキーホルダーは、2025年10月26日に開催予定の海青中学校の文化祭で展示される計画です。唐津の海や松原など、地域の自然環境をモチーフにした作品が並ぶことで、来場者にも「循環型社会」「生物多様性」「ESD」といったキーワードを直感的に感じてもらえる場になることを目指しています。
NPO法人唐津Farm&Foodは、今後もPrecious PlasticやプラスマLIFEさがなどの取り組みと連携しながら、学校や地域、行政と一緒に、唐津からサーキュラーエコノミーとネイチャーポジティブな社会づくりを進めていきます。
関連リンク
湊中学校「プラスマLIFEさが」×Precious Plasticワークショップ
ペットボトルキャップから“生き物キーホルダー”へ
2025年9月11日、唐津市立湊中学校にて、佐賀県循環型社会推進課と連携した「プラスマLIFEさが」×Precious Plasticワークショップを開催しました。
はじめに、対馬や唐津市の離島で進めている資源循環の取組みを紹介し、海洋プラスチック問題や離島ならではの課題について共有しました。
その後、生徒たちは自分たちで回収したペットボトルキャップを使い、プレシャスプラスチックの機械で生き物モチーフのオリジナルキーホルダーづくりに挑戦。廃プラスチックがもう一度「使いたいもの」として生まれ変わる工程を体験することで、「ごみ」ではなく「資源」として捉え直すきっかけになりました。
「世界に一つのキーホルダーを、プラスチックごみから生み出せた。資源循環を体験できたから、この経験を多くの人に伝えたい」という感想も聞かれ、サーキュラーエコノミーを自分ごととして考える時間となりました。
大阪・関西万博とつながるデジタル波絵馬
ワークショップの後半では、大阪・関西万博「Blue Ocean Dome」対馬ウィークで公開されたアニメーション作品『おとーしゃ』を鑑賞しました。
鑑賞後、生徒たちはデジタル波絵馬に「海や環境への願い」を書き込み、スクリーン上の波に自分の想いを乗せていきました。小さな一言一言には、立神岩の海岸や、ふるさとの海を守りたいという気持ちが込められています。
今回の活動では、大阪・関西万博「Blue Ocean Dome」対馬ウィークで紹介されたデジタル波絵馬を湊中学校でも実施しました。生徒たちはアニメ『おとーしゃ』を鑑賞したあと、自分の想いをデジタル波絵馬に書き込み、海や環境への願いを形にしました。これにより、地域での教育活動が万博の発信内容と自然につながり、唐津や対馬での資源循環・自然共生の取組みを未来へ広げる一歩となりました。
立神岩の海岸は“学びのフィールド”に
教頭先生からは、
「ジャック・マイヨールが愛した立神岩の海岸は、ビーチクリーンで終わらない“学び”につながる場になる」
というコメントもいただきました。
ビーチクリーンやアップサイクルの体験を通して、湊中学校の生徒たちは、立神岩の海岸を「片づける場所」ではなく、「考え、学び、行動につなげていくフィールド」として捉えはじめています。
- 廃棄物を資源として循環させる「サーキュラーエコノミー」の実践
- 地域の自然や文化とともに歩む「ネイチャーポジティブ」な学び
唐津Farm&Foodは、佐賀県の「プラスマLIFEさが」と連携しながら、学校・地域・行政が一緒になって、次の世代とともに循環型社会への「小さな一歩」を積み重ねていきます。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら
馬渡島の子どもたちが描く自然をアップサイクル
~「プラスマLIFEさが」事業の一環としてコースターづくり~
9月4日、佐賀県の「プラスマLIFEさが」事業の一環として、唐津市立馬渡小中学校でオリジナルコースター制作のワークショップを開催しました。
子どもたちは、ヤギ、イノシシ、トンビ、魚、そして島に実る果物「元寇」など、馬渡島ならではの自然や文化をモチーフに自由にデザインしました。
そのデザインをもとに、名古屋の株式会社MESEIが金型を制作し、ビーチクリーンで回収したペットボトルキャップをアップサイクル。世界にひとつだけのリサイクルコースターが完成しました。
中学生が小学生をサポートしながら取り組む姿は、離島だからこそ生まれる「世代を超えた学びの循環」を感じさせてくれました。
校長先生からも「島に生きる生物をモチーフにしたコースターを通して、一人ひとりが環境について考えてほしい」との言葉をいただきました。
大切なのは「作って終わり」ではなく、そこから始まること。
子どもたちは、
「生き物がマイクロプラスチックを誤飲しない環境をつくりたい」
「ゴミを海に出さない循環を広げたい」
と素直な思いを口にしました。
その声は、島の自然を守り、未来へつなぐ“ネイチャーポジティブ”な一歩となっています。
最後には、万博 Blue Ocean Dome「対馬ウィーク」のデジタル波絵馬に“海への願い”を記し、馬渡島と対馬―離島同士のつながりを未来に届けました。
唐津Farm&Foodでは、今回のような活動を通じて、地域の子どもたちや住民とともに資源循環・環境教育・生物多様性保全を推進し、離島を「持続可能な社会のモデル」として育んでいきたいと考えています。
WAVE PROJECT 視察(対馬)
8月27日と28日、唐津Farm&Foodは九州探検隊の 「WAVE PROJECT」イベント開催に向けた視察 を対馬で実施しました。
WAVE - Waste Art Visualizes Environment
廃棄物をアートで可視化し、環境問題を提起する。
海ごみ問題は、地球上の一部の人が改善に取り組んでも環境の悪化は止まりません。 世界中のすべての国と人が、一斉に取り組まなければ回復に向かうことはできない――この九州探検隊の理念を共有し、唐津Farm&Foodは活動を続けています。
対馬での視察と調査
対馬市役所の OCEAN GOOD ART・久保さん の案内のもと、九州探検隊・ムツミ工業・唐津Farm&Food(Precious Plastic Japan Team)で、対馬のビーチやクリーンセンターを巡り、海ごみの現状やアートに活かせるプラスチック素材 を調査しました。
また、環境問題に真剣に取り組む中学生・藤井くんにもお会いすることができ、大変刺激的で学びの多い時間となりました。
海ごみ問題と唐津の未来
暑い日差しの中でも、海ごみに価値を生み出すWAVE PROJECTの意義 を再確認しました。 対馬と唐津の海の問題はつながっており、対馬の海ごみを解決しなければ唐津でも解決は難しい現実があります。
子どもたちが未来永劫ごみを拾い続ける状況を避けるためには、マイクロプラスチックになる前に回収し、対馬を中心に連携して発生源への啓発を広げていくこと が大切です。
対馬ウィークと波絵馬
最後には、対馬やまねこ空港に展示された、6月に大阪万博BLUE OCEAN DOMEで披露された 「対馬ウィーク」 の波絵馬を鑑賞しました。
作成に協力した200枚にのぼる「海への願い」が込められた波絵馬の光景は壮観で、強い感動を覚えました。
この経験を胸に、唐津Farm&Foodはこれからも 海と自然を守る活動 を続けていきます。
Studio KuraでのArtist in Residence展示会訪問
糸島にある Studio Kura にて開催された Artist in Residence の展示会を訪問しました。 その中では、先日プレシャスプラスチック唐津を視察してくれた Janet Otter 氏と Bob Corporaal 氏 による滞在制作発表展「Connecting Tides」も開かれ、1か月のレジデンス期間で制作された最新の作品が展示されていました。
また、海外から参加した多くのアーティストの作品を鑑賞するとともに、Studio Kuraの方々から、Artist in Residence が糸島でどのように成り立ち、地域と結びついているのかについてもお話を伺うことができました。
今回の出会いをきっかけに、今後はプレシャスプラスチック唐津とのコラボレーションの可能性についても広がりを感じています。地域とアート、そして循環型社会をつなぐ新たな一歩につなげていきたいと考えています。
福岡雙葉高校「3mago」とのアップサイクルワークショップ
ペットボトルキャップから“Futabaのキーホルダー”へ
2025年8月16日、木の葉モール橋本にて、福岡雙葉高等学校の環境チーム「3mago」と一緒にアップサイクルワークショップを開催しました。
「3mago」は、福岡雙葉高校の生徒3名によるチームで、福岡のゴミ問題解決を目指して活動しています。 今回のイベントでは、生徒たちが集めたペットボトルキャップを、自分たちでデザインした金型を使って“Futabaのキーホルダー”に変身させました。
このFutabaの形は、循環型社会に向けた「新しい芽」を象徴しています。
「福岡のきれいな街から、きれいな未来をつくりたい」という生徒たちの想いを込め、廃プラスチックが世界にひとつだけのアイテムへとアップサイクルされました。
当日は、学校関係者や来場されたご家族など、約100名が参加。子どもから大人まで、手を動かしながら「プラスチックの未来」を考える時間となりました。
世界と地域をつなぐ「小さな芽」
イベントと同じ時期、スイス・ジュネーブでは「プラスチック汚染条約」をめぐる国際会議が行われていましたが、残念ながら今回も合意は見送りとなりました。
世界的な合意形成が難しい状況にある今だからこそ、地域から小さな芽を育て、循環の輪を広げていく取り組みが大切だと私たちは考えています。
このワークショップは、
- 廃棄物を資源として循環させる「サーキュラーエコノミー」の実践
- 生物多様性と共生する「ネイチャーポジティブ」な社会づくり
につながる活動です。
大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOMEの感動を再び。 対馬やまねこ空港にて「対馬ウィーク再現展示」を開催中!
大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」の対馬ウィークで話題となった『波絵馬』200枚が、ここ対馬やまねこ空港に再集結。海洋プラスチックごみに向き合う多様な人々の想いが込められた波絵馬がずらりと並ぶ姿は圧巻の一言です。
会場には『おとーしゃ』の実物大模型をはじめ、万博会場限定の記念スタンプもご用意。
万博に足を運べなかった方も、あの感動をぜひ対馬で体感してください。
【展示期間】大阪・関西万博会期末の10月13日まで
【場所】対馬やまねこ空港
▶ EXPO 2025 大阪・関西万博 対馬ウィーク BLUE OCEAN DOMEについて詳しくはこちら
GX×サーキュラーエコノミー|佐賀市の先進事例を視察しました
2025年7月、私たちはプロバスケットボールチーム・佐賀バルーナーズの方と共に、佐賀市清掃工場およびグリーンアグリバレーを訪問し、佐賀市GX課の皆さまにご案内いただきました。
佐賀市では、「ごみ=終点」ではなく「資源=新たな価値」と捉え、地域主導によるGX(グリーントランスフォーメーション)とサーキュラーエコノミーのモデル構築が進められています。現地で目にした数々の先進的な取り組みは、循環型社会の未来を具体的にイメージできる貴重な機会となりました。
注目の「CCU事業」─ CO₂を資源へと転換
なかでも特に印象的だったのが、佐賀市が推進する「CCU(Carbon Capture and Utilization)」事業です。 この取り組みでは、ごみ焼却時に排出される排ガスから年間約10トンのCO₂を分離・回収。
回収されたCO₂は、農業(光合成の促進)や燃料、建材・化学品の原料として再資源化されています。
さらに、清掃工場由来のCO₂としては世界初となる「ISCC PLUS認証(国際持続可能性・カーボン認証)」を取得。
これは、バイオマス等の持続可能な原材料に由来するCO₂であることが国際的に認められた証です。
地域の循環を支えるその他の取り組み
佐賀市では、CCU事業以外にもさまざまな循環の仕組みが構築されています。
- 市内から集めた廃食用油をリサイクルし、年間約10万リットルの高品質なバイオディーゼル燃料を製造
- ごみ焼却熱を利用して年間約4,500万kWh(一般家庭約9,000世帯分相当)の電力を発電
- 発電した電力は施設内および公共施設に供給し、地域のエネルギー循環を実現
こうした取り組みによって、佐賀市は「廃棄物」や「CO₂」を地域の貴重な資源と捉え、環境価値を経済価値へと転換する先進的なモデルを実現しています。
日立アカデミーがPrecious Plastic Karatsuを視察!
2025年7月、東京から日立アカデミーの皆さまが、私たちPrecious Plastic Karatsuの現場を視察に訪れてくださいました。
日立アカデミーは、次世代を担う人材育成や企業のサステナビリティ教育を推進する教育機関。現在、独自のPrecious Plasticプロジェクトの立ち上げを準備されており、その参考として私たちの取り組みに関心を寄せていただきました。
当日は、Precious Plasticの成形体験に加え、プラスチックの裁断工程で日頃からお世話になっているリプラテックスさんにもご案内し、素材の循環プロセスを実際に体験・見学いただきました。
東京では、私たちとも交流のある「Precious Plastic Waseda(早稲田大学)」も積極的に活動しており、地域・企業・教育機関が連携するかたちで、循環のネットワークが着実に広がりつつあります。
今後は、こうした全国の仲間たちと連携しながら、「Precious Plastic Japan Team」としての展開も視野に入れ、より大きな循環の輪を生み出していきたいと考えています。
地域も、企業も、学生も。 みんなでつくるサーキュラーエコノミーの未来が、ますます楽しみです。





加唐島での三離島交流会|「プラスマLIFEさが」から広がる循環の芽
2025年7月9日、「プラスマLIFEさが」事業の一環として、唐津市の離島・加唐島にて〈加唐・小川・馬渡島〉の中学生による交流会が開催され、私たちも参加しました。
会場となった加唐小中学校では、各島の中学生たちがこれまでに取り組んできた漂着ごみの調査やアップサイクル活動、そして「プラスマLIFEさが」で学んだことを堂々と発表。どの発表にも、それぞれの島への愛情と課題意識が込められており、大きな感動を呼びました。
なかでも馬渡島の生徒たちは、大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」に展示された“波絵馬”について紹介。「海がきれいになりますように」と願いを込めて制作したその体験が、力強い言葉として語られました。
また、先日のビーチクリーン活動で収集・調査したペットボトルなどのごみの多くが、日本国内由来であることが判明。私たちの暮らしと海洋ごみのつながりを改めて考えるきっかけとなりました。
「プラスマLIFEさが」は、単なる資源循環を超えて、地域の未来をどう描くかという視点で進化を続けています。 たとえば—
- 小川島では、中学生たちが観光ツアーの企画を通じて島の魅力を発信。
- 加唐島では、空き家の利活用に目を向けた新たな挑戦が始まっています。
どれも中学生の“気づき”から始まった、小さな循環の芽。今、それが地域の人々を巻き込み、大きなうねりになりつつあります。
そして今年度は、馬渡島でアップサイクル製品づくりに挑戦予定です。どんな「循環の物語」が生まれるのか、今からとても楽しみです。

SDGsボードゲーム福岡版に向けて|未来をつくる学びの場
2025年7月8日、福岡県筑紫野市にて制作中の「SDGsボードゲーム福岡版」に関する打ち合わせに参加しました。今回は、筑紫野市の市議会議員や商工会の皆さまと共に、地域課題とその解決に向けた取り組みをゲームにどう反映させるかについて意見交換を行いました。
このボードゲームは、福岡県内に存在するリアルな地域課題と、それに向き合う人々のストーリーを取り入れ、「遊びながら学べる」ツールとして開発が進められています。
私たち唐津Farm&Foodからは、廃プラスチックを地域資源として循環させる取り組みや、子どもたちとの共創による環境教育の実践について紹介させていただきました。こうした活動がゲームに登場することで、子どもたちが地域や未来をより身近に感じ、主体的に考えるきっかけとなることを願っています。
完成は2025年度中を予定しており、学校や地域イベントなど多様な場面での活用が期待されます。


無印良品 唐津で「循環の物語」をつくろう ~“使い捨て”から“つながる資源”へ。循環と生物多様性のストーリー~
2025年6月28日、無印良品 唐津店にて、Precious Plastic 唐津(NPO法人唐津Farm&Food)と佐賀県循環型社会推進課「プラスマLIFEさが」による〈循環ワークショップ〉を開催しました。参加者は単なる“ものづくり体験”にとどまらず、環境負荷の低減や資源循環の重要性について学び、これからの社会のあり方を共に考える時間を過ごしました。
「使い終わったキャップ」が「新たな物語」を紡ぐ資源へ
ワークショップでは、無印良品で回収されたペットボトルキャップを粉砕・加熱し、カメやイルカ、チョウなど生きものの姿をかたどった《生物多様性キーホルダー》へとアップサイクルしました。
従来は廃棄物として処理されていたキャップが、生きものたちを守るメッセージを持つ製品として再生され、人々の手に戻っていきました。このプロセスは単なるリサイクルを超え、自然環境や生物多様性への想いを育む「循環の物語」そのものです。
真の循環とは、「次の使い方」を常に問い続けること
私たちの考える循環は、単に再生・再利用を行うことだけではありません。一度限りのリサイクルは、「使い捨て」と本質的に変わりません。Precious Plasticでは、「100%廃プラスチックから製品を作り、使用後も再び回収・再利用が可能であること」を重要な要素として製品設計を行っています。
いま必要とされているのは、製品の設計段階から使用後の処理方法までを考慮したリデザイン(再設計)です。一度きりで終わらないセカンドリサイクル、サードリサイクルを実現することで、廃棄物をゼロに近づけるゼロエミッションの考え方を具体化しています。資源循環の責任を未来にまで繋ぐことこそが、真のサステナビリティにつながります。
地域と共に育む「循環の物語」
今回のイベントには、唐津南高校「虹ノ松原プロジェクトチーム」の在校生・卒業生をはじめ、熊本県天草市牛深地区からの参加者、地域のカフェ、市役所関係者、さらには韓国からの訪問者など、多彩な人々が参加しました。
それぞれの地域が持つ特色を活かしながら、「循環の物語」は姿を変えて広がります。この小さなアップサイクル体験が、地域の持続可能な未来を考える契機となることを目指しています。私たちが目指すのは、資源を循環させるだけでなく、人々の想いがつながり共感が広がる社会です。
楽しみながら学び、つながりながら社会を変えていく
このワークショップは、「使い終わったものの次」を想像し、地域で資源を循環させるサーキュラーエコノミーの実践であり、誰もが楽しみながら参加できる環境教育の場です。キーホルダーを手にした瞬間から、あなたも「循環の物語」の担い手となります。
子どもから大人まで、多様な人々が共に学び合いながら未来を描く――そんな希望の輪が、これからもさらに広がることを願っています。

Precious Plastic Waseda × Precious Plastic Karatsu|地域と都市をつなぐ資源循環プロジェクトが始動!
2025年6月19日、NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)、唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」、そして早稲田大学の学生団体「環境ロドリゲス」(Precious Plastic Waseda)の3者による新たなコラボレーションプロジェクトがオンラインでスタートしました。
本取り組みは、唐津市環境課が推進する「カーボンニュートラルチャレンジからつ」の一環として行われ、廃プラスチックをアップサイクルし、日常で使える製品を開発することを通じて、循環型社会の実現を目指します。
このプロジェクトでは、唐津と東京、地域と都市、世代と世代がつながり合いながら、若い世代の創造力と地域の力を活かして、持続可能な資源循環のモデルづくりに取り組んでいます。
現在、アップサイクル製品に使用する金型デザインのアイデアを募集中です。 「こんな小物があったら使ってみたい」「日常で役立ちそう」など、皆さまのアイデアをぜひお寄せください。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら

「九州サスティナビリティサロン」に登壇しました
2025年6月4日、福岡・大名ガーデンシティで開催された「九州サスティナビリティサロン」にて、大丸福岡天神店の「九州探検隊」の皆さまと共に登壇いたしました。
今回の登壇では、対馬での循環型社会に向けた取り組みや、生物多様性の回復を目指す「ネイチャーポジティブ」の考え方についてご紹介しました。
また会場では、イオングループの皆さまや福岡県循環型社会推進課のご担当者さまとも、プラスチック問題や今後の地域連携について意見交換の機会をいただき、非常に有意義な時間となりました。
今後も引き続き、多様なステークホルダーと連携しながら、持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。







馬渡島で「プラスマライフさが」特別プログラムを実施しました
6月8日は「世界海洋デー(World Oceans Day)」──この記念日に合わせ、佐賀県の「プラスマライフさが」事業の一環として、6月7日(金)、唐津市教育の日に唐津市立馬渡小中学校で特別な環境活動を実施しました。今回の舞台は、豊かな自然と地域のつながりが今も息づく馬渡島。小川島、加唐島に続く3島目の実施となります。
午前の部 環境への学びとアップサイクルワークショップ
午前中は、環境問題について考える2本の講演を開催。 ひとつ目は、唐津南高校「虹の松原プロジェクトチーム」の生徒たちが登壇。高校生ならではの視点で、身近な環境課題と向き合う姿が印象的でした。
続いて、Jリーグ・サガン鳥栖の社会連携活動「サガン・シャレン!」から井上祐介さんによる講演が行われ、スポーツと社会貢献のつながりを学ぶ機会となりました。
講演後には、アップサイクルワークショップを実施。ペットボトルキャップを素材に、馬渡島の形を模したキーホルダーを製作しました。生徒だけでなく、島民のみなさんも一緒に参加し、循環型社会の大切さを手を動かしながら体感しました。
▶ 午後の部、ビーチクリーンはこちら https://karatsu-f-f.com/hadomisaki.html#beachclean_228
未来へ向けて
船の中で、馬渡島出身の唐津南高校生に「島の人が望むことは?」と聞いたところ、「自然を守りたい」という言葉が返ってきました。 利便性よりも、自然との共生や地域の絆を大切にする──それは、離島ならではの暮らし方であり、未来の循環型社会の縮図ともいえる姿です。
その中心にあるのが、馬渡小中学校の存在です。 生徒たちと地域の人々が一体となって進めるこの取り組みを通して、佐賀県の新しい「サステナブルアイランドモデル」が形づくられていくことを、私たちはとても楽しみにしています。





サステナブルゲームチャレンジ開催!
2025年4月26日(土)、SAGAサンライズパーク南広場で、佐賀バルーナーズのホームゲームに合わせて『サステナブルゲームチャレンジ』が開催され、唐津南高校・虹の松原プロジェクトチームとNPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)が参加しました。
【高校生初!試合前のアリーナでの発表に挑戦】
唐津南高校の生徒たちは、試合前にアリーナでプレゼンテーションを実施。佐賀県が抱えるプラスチックごみ問題をテーマにしたミリオネアクイズを展開し、多くの来場者と共に楽しく、真剣に環境問題を考えました。
【バルーナーズグッズに変身!リサイクルワークショップ】
NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)と虹の松原プロジェクトチームが協力し、ペットボトルキャップをアップサイクルした、バルたん彫刻入りオリジナルコースターを制作。約100個を配布したほか、50個はファンの皆さまと一緒に手作りを体験しました。選手も参加する盛況ぶりで、行列が途切れることなく大盛況となりました。
【松ぼっくりクラフト体験も大人気!】
子どもから大人まで、多くの方々が松ぼっくりを使ったクラフト体験を通じて、手を動かしながら楽しく環境に触れることができました。
【バスケットボールと環境活動が融合した特別な1日】
今回のイベントには、バルーナーズ DAOメンバーのサポートも加わり、スポーツとエコアクションがクロスオーバーする素晴らしい時間となりました。
【イベントの締めくくりは佐賀バルーナーズの勝利!】
ワークショップの後は、参加者全員でバスケットボールの試合を観戦。佐賀バルーナーズが見事勝利を収め、最高の一日を締めくくりました。 このイベントを通じて、未来につながるアクションを共に広げていきましょう!




アースデイに合わせて、唐津南高校でテストワークショップを実施しました
4月22日の「アースデイ」にあわせて、4月26日(金)にSAGAアリーナで開催される佐賀バルーナーズのホーム戦「サステナブルゲームチャレンジ」に向けた、先行ワークショップを唐津南高等学校にて実施しました。
今回のワークショップでは、回収したペットボトルキャップを活用し、バルーナーズの公式マスコット「バルたん」の姿をあしらったアップサイクル・コースターづくりを体験。
生徒たちは、廃プラスチックが新たな価値あるアイテムへと生まれ変わるプロセスを体感し、環境問題を自分ごととして捉えるきっかけとなりました。 さらにこの日は特別に、横枕農園に滞在していたフランス人ボランティアの一人が参加し、フランスで実践されている環境カードゲームを高校生たちと一緒に楽しみました。
言葉の壁を越えた交流は、互いの価値観を広げる貴重な機会となりました。 こうした学びと体験の場を通じて、若い世代が「楽しく、そしてアクションにつながるサステナビリティ」に触れることを目指しています。
本番となる「サステナブルゲームチャレンジ」は、4月26日(金)11:30〜14:00にSAGAアリーナ(サンライズパーク)周辺で開催予定です。どなたでもご参加いただけるエコ体験をご用意していますので、ぜひお立ち寄りください。











対馬の想い、世界へ――「波絵馬づくりワークショップ」を開催しました!
2025年4月13日(日)、大阪・関西万博の開幕にあわせて、長崎県対馬市交流センターにて「波絵馬づくりワークショップ」が開催されました。 当日は、子どもから大人まで約80名の島民が参加し、にぎやかで温かい雰囲気の中、それぞれの想いを込めた“波絵馬”が次々と完成しました。
一枚一枚に、対馬の海への願いを
参加者の皆さんが作った波絵馬には、「海を守りたい」「未来も豊かな海であってほしい」など、心からの願いが描かれました。 使用された素材は、対馬の海岸や生活から回収されたペットボトルキャップ。それをアップサイクルして、金沢美術工芸大学がデザインした絵馬の型に成形し、色とりどりの“海の願い”が表現されました。
会場には人気キャラクター「ヤシボー」も登場!
ワークショップ当日は、SARAYA株式会社の公式キャラクター「ヤシボー」も会場に駆けつけ、子どもたちに大人気! 笑顔と活気に満ちた会場では、対馬の海の現状や、島民が感じている危機感、そして未来への希望が語られ、参加者同士の交流も深まりました。
6月には大阪・関西万博「対馬ウィーク」で展示!
完成した波絵馬は、**2025年6月16日から始まる大阪・関西万博「ブルーオーシャン・ドーム」内『対馬ウィーク』**にて展示されます。 この展示を通じて、対馬の美しい海を守りたいという島民の想いを、国内外の多くの来場者へと届けます。
ご参加・ご協力、ありがとうございました!
今回のワークショップは、対馬市・SARAYA株式会社・NPO法人ZERI JAPAN・Precious Plastic唐津の協力によって実施されました。 ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。 波絵馬に込められた願いが、海の神様「おとーしゃ」に届き、未来の海へとつながっていくことを願っています。
▶ EXPO 2025 大阪・関西万博 Blue Ocean Domeはこちら
呼子小学校の卒業生の皆さんへ ― 2年間の海洋教育をともに歩んで
2025年3月18日、呼子小学校の卒業式が行われました。卒業生の皆さん、本当におめでとうございます。
NPO法人唐津Farm&Foodは、皆さんが5年生の頃から呼子小学校とともに海洋教育プログラムを実施し、ビーチクリーンやプラスチックごみのリサイクル・アップサイクル活動を通じて、地域の海と向き合う学びを一緒に進めてきました。
子どもたちは何度も海に足を運び、仲間と協力しながら環境を守る大切さを学び、地元・呼子の未来を自らの手で創る力を育んできました。
とくに、回収したペットボトルキャップを使って制作したアップサイクルのフラワーポットは、「ごみになるはずだったものが新しい価値を持つものに生まれ変わる」という、サーキュラーエコノミーの精神を体験的に学ぶ貴重な機会となりました。
この活動は、子どもたちの想いと努力、そして2年間にわたり温かく支えてくださった先生方、校長先生、保護者の皆さまのお力によって支えられてきました。改めて心より感謝申し上げます。
卒業生の皆さんへ。これからの道のりにおいて、呼子の海で培った学びと経験が、きっと皆さんの力になるはずです。
またどこかで、一緒に地域や環境のために活動できる日を楽しみにしています。
NPO法人 唐津Farm&Food 一同
関連リンク
サラヤ株式会社様が唐津の海ごみ視察に訪問
2025年3月8日、サラヤ株式会社の皆様が唐津を訪れ、波戸岬、加部島、浜崎海岸の海洋ごみの現状を視察されました。 サラヤ株式会社は、2025年大阪・関西万博にて開催される海洋環境パビリオン『BLUE OCEAN DOME』を支援されています。
このたび、Precious Plastic 唐津は、6月16日~22日に同パビリオンで開催される『対馬ウィーク』に参加することが決定しました。 特に、6月21日(土) 15時~16時には登壇し、22日(日)には「海洋プラスチック絵馬づくりと海の未来への願掛け」として、対馬の海岸で回収されたペットボトルキャップを活用したアップサイクルワークショップを実施予定です。
昨年8月に実施された「金沢美術工芸大学×サラヤ×対馬プロジェクト」以来の再会となった今回の視察では、サラヤ株式会社の皆様と対馬での活動や万博の準備状況について意見交換を行いました。
また、『対馬ウィーク』では、昨年ご一緒した金沢美術工芸大学や奈良県生駒市の皆様とも再会できる予定です。 私たちPrecious Plastic 唐津は、2023年4月の初訪問以来、対馬市役所の熱意ある職員の皆様、株式会社博多大丸・九州探検隊の皆様とともに、ヤマショウビンをテーマにした海洋プラスチックタイル作りに取り組んできました。 対馬での活動を通じて、「対馬の海を守ることは、唐津や日本の海を守ること」という思いがさらに強まりました。
北西九州の海洋プラスチックごみ問題の解決には、国際的な連携が不可欠です。 私たちは、大阪・関西万博を通じて、日本の美しい海を未来へつなぐために、引き続き精一杯取り組んでまいります。
▶ EXPO 2025 大阪・関西万博 Blue Ocean Domeはこちら
小原流唐津支部「子供とその仲間たちのいけばな展」でSDGsをテーマにした作品が展示されました
2025年2月23日・24日に浜玉公民館にて、小原流唐津支部主催の「子供とその仲間たちのいけばな展」が開催されました。 今回のテーマは「唐津の海とSDGs」。子どもたちがそれぞれの想いを込めて、唐津の海をイメージした美しいいけばな作品を生けました。 また、展示にはPrecious Plastic 唐津でアップサイクルしたペットボトルキャップ約35個分のフラワーポットも使用。 海洋プラスチック問題を身近に感じながら、子どもたちが環境への関心を高める貴重な機会となりました。 環境へのやさしさと創造性が詰まった、心温まる展示となりました。
Precious Plastic 唐津 視察レポート
2024年2月17日、沖縄で宿泊施設 IMAGINE OKINAWAを運営する松様、糸島でサーフショップ A.S.S.A STORE を経営するアイザック様、写真家の中村様 が Precious Plastic 唐津 の視察にお越しくださいました。
視察に先立ち、まずは糸島にあるアイザック様のサーフショップを訪問しました。パタゴニアのウェアをはじめ、環境に配慮した商品が揃う店内と、海沿いのロケーションが魅力的なショップでした。ビーチクリーン活動について意見を交わす中で、パタゴニアの「プラスチック汚染を解決するのは単なるリサイクルではなく、ビジネスモデルを再考すること」という考え方について改めて考えさせられました。
その後、皆様と共に唐津へ移動し、Precious Plastic 唐津の取り組みを体験していただきました。射出成型機を活用し、ペットボトルキャップをフラワーポットへアップサイクルするプロセスをご覧いただいたほか、ムツミ工業がリサイクルしたペットボトルキャップのシートにも関心を寄せていただきました。「これ、いいですね!」と実際に手に取り、その質感や可能性について感想をいただきました。
今後は、糸島でのワークショップ開催を検討し、「使い捨て」ではなく「新たな価値を生み出す」取り組みを広げていきたいと考えています。環境負荷を低減しながら循環型社会の実現を目指すPrecious Plasticの活動が、地域を超えて新たなつながりを生み出すきっかけになれば幸いです。
▶ Precious Plastic、プラスチックアップサイクル、海洋プラスチック問題について詳しくはこちら
呼子小学校3年生と親子でフラワーポットづくりを実施しました
2月21日、呼子小学校3年生の親子レクリエーションにて 「フラワーポットプロジェクト」 を開催しました。 このプロジェクトでは、ペットボトルキャップ約29個をアップサイクルしたフラワーポットに親子で多肉植物を植え付け、環境にやさしいものづくりを体験しました。
子どもたちは楽しそうに作業に取り組み、自分たちの手で新しい命を育てる喜びを感じていました。 さらに、今回は 「イカのペットボトルキャップアート」 も制作中です。
呼子といえばイカ!ということで、みんなで協力しながらカラフルなアート作品を作り始めました。完成が待ち遠しいですね。 この活動は、呼子小学校と連携して進める 「里海づくりプロジェクト」 の一環です。
今年度は 「子どもたちが誇りを持てる未来のふるさとづくり」 をテーマに、環境保全活動や地域とのつながりを深める取り組みを進めています。子どもたちが呼子の自然を大切にし、自ら地域活動に関わるきっかけとなることを目指しています。
参加した保護者の方々からの声
「子どもが家でもビーチクリーンやキーホルダー作りを楽しみにしていました!」
また、海と深い関わりを持つ呼子の歴史に関連し、世界的に有名なダイバー、ジャック・マイヨール も幼少期に唐津で海女さんから潜水を学び、イルカとの出会いをきっかけにダイバーになったことが知られています。引退後も唐津で過ごしていたというエピソードは、子どもたちにとっても大きな学びとなるでしょう。
このような活動を通じて、子どもたちが 自然環境を守る大切さを学びながら、楽しく成長していくことを願っています。 呼子小学校の先生方、保護者の皆さま、ご協力ありがとうございました!
関連リンク
無印良品の防災×サステナブルな取り組みを学ぶ
唐津市内の無印良品にて防災イベントが開催され、NPO法人唐津Farm&Foodも参加しました。本イベントでは、無印良品の防災担当者をはじめ、本社のESG経営・ZEB認証・サーキュラーエコノミーに関する専門家による貴重なお話を伺いながら、実践的な防災プログラムを体験しました。
防災と地域支援のための店舗づくり
無印良品では、防災と地域支援を組み合わせた店舗づくりを進めています。
- 防災拠点としての店舗設計 耐震性やエネルギー自給機能を備え、災害時には地域の拠点として機能します。
- 充電ステーション 太陽光発電と蓄電池を活用し、停電時でも携帯電話の充電が可能です。
- 支援物資の供給 太陽光発電でいち早く電源を復旧し、食料・水・生活用品を迅速に提供します。
- マンホールトイレの設置 災害時に衛生環境を確保し、避難者が安心して利用できる設備を導入しています。
- かまどベンチ 普段はベンチとして使用し、災害時には炊き出し用のかまどとして活用できます。
また、店舗の屋根には太陽光パネルが設置され、街並みの景観と調和しながら持続可能なエネルギーの活用が進められています。
ZEB認証 × ESG経営 × サーキュラーエコノミー
無印良品では、環境負荷の少ない店舗づくりとしてZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)認証を推進しています。これは、エネルギー消費を極限まで削減し、最終的にゼロにすることを目指す建築基準です。 また、ESG経営の一環として、サーキュラーエコノミーを実践し、以下の取り組みを行っています。
- 使用済み木材や布、プラスチック製品のアップサイクル・リユース
- ZEB認証店舗の拡大とエネルギー自給型店舗の開発
- 防災拠点としての機能強化と支援ネットワークの構築
高校生による防災発表
イベントでは、唐津南高校や松浦高校の生徒たちが、地域と連携した防災意識向上の活動を発表しました。次世代を担う若者たちが防災の大切さを発信し、地域の防災力を高める取り組みを進めています。 無印良品の防災とサステナブルな挑戦を学び、私たちも地域とともに実践していきます。
ペットボトルキャップ100%!サステナブルサングラスが完成しました
2024年1月30日、唐津カーボンニュートラルチャレンジ事業の一環として、唐津南高校でプレシャスプラスチックのワークショップを開催しました。 このワークショップには、これまで虹の松原プロジェクトで活動し、環境保全やリサイクルに取り組んできた生徒たちが参加しました。さらに、株式会社MEISEIの皆さんの技術協力のもと、金型の調整を行い、ついにペットボトルキャップ100%のサングラスが完成しました!
技術・デザイン協力
- 技術サポート:株式会社MEISEI
- パッケージデザイン:博多大丸 九州探検隊
また、当日は環境省 地球環境局デコ活応援隊の皆さんをお迎えし、デコ活やサステナブルファッションについて学ぶ機会もありました。
サステナブルな未来へ向けて
卒業を控えた3年生たちは、完成したペットボトルキャップ100%のサングラスを手に、新たな一歩を踏み出します。これまで虹の松原の保全や唐津の環境活動に尽力してきた生徒たちの努力は、必ず未来へとつながっていくはずです。 さらに、「進学後に唐津へ戻り、教員としてESDの取り組みを広げたい!」と夢を語る生徒もおり、環境教育の輪がさらに広がることが期待されます。
これからも挑戦は続く!
唐津の未来を守るため、これからも持続可能な取り組みを進めていきます。今後の活動にもぜひご注目ください!
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呼子小学校3年生が「海洋教育玄海子どもサミット」に参加しました
1月31日、玄海文化ホールにて開催された「海洋教育玄海子どもサミット」に、呼子小学校3年生が参加しました。 本サミットには、玄海町や唐津、奄美、台湾の小中高校生が集まり、それぞれの地域で学んだ海についての取り組みや活動を発表しました。
呼子小学校の3年生は、「呼子の海を守るために私たちができること」をテーマに発表を行い、自分たちの考えや活動を堂々と発信しました。また、他の地域の子どもたちとの交流を通じて、新たな学びを深める貴重な機会となりました。
このサミットは、全国の海洋教育パイオニアスクールが一堂に会し、「ふるさとの里山里海」への理解を深めることを目的としたものです。海を取り巻く環境について考え、持続可能な未来に向けた行動を促す場として、大変意義のある取り組みとなりました。
また、呼子小学校では先日、総勢110名が参加するビーチクリーンを実施し、地域の方々とともに環境保全活動に取り組みました。
本校では、ビーチクリーンや資源循環、海洋教育を通じた「里海づくり」に力を入れています。森・川・里・海がつながる豊かな環境を守り、子どもたちが誇れるふるさとを未来へつないでいくため、今後も継続して活動を行ってまいります。
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呼子小学校6年生 卒業制作プロジェクト 最終ワークショップを実施しました
1月30日、呼子小学校6年生による卒業制作プロジェクトの最終ワークショップ(第5回目)を実施しました。これまで継続して取り組んできたリサイクル活動の集大成として、フラワーポットの仕上げを行いました。
今回は、環境に配慮した取り組み「デコ活」について学び、リサイクルだけでなく、自らの手でアップサイクルを楽しみながらデザインすることの意義を体験しました。
また、5年生の時から続けてきたビーチクリーン活動を振り返り、「本来であれば廃棄されるはずだったものが、新たな価値を持つ製品へと生まれ変わる」ことを、子どもたちは実感することができました。
6年生の皆さんが創り上げたフラワーポットには、それぞれのアイデアや努力が詰まっています。この作品が、地域の未来へとつながるシンボルとなることを願っています。
卒業制作プロジェクトに最後まで取り組んだ6年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。 また、本プロジェクトを支えてくださった呼子小学校の先生方、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も環境への取り組みを通じて、子どもたちの学びと成長を支えていきたいと思います。
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森川海人っサミットに参加
令和7年1月25日(土)、佐賀県庁で開催された「森川海人っサミット」に、唐津南高校 虹の松原プロジェクトチームと一緒に参加しました。 生徒たちとともに、佐賀県の未来の環境について考え、行動する貴重な機会となりました。
第1部:虹の松原プロジェクトチームの活動発表
第1部では、唐津南高校 虹の松原プロジェクトチームがこれまでの活動成果を発表しました。 虹の松原での資源循環の取り組みや、昨年から力を入れている「ESD(持続可能な開発のための教育)」に関する発表は、堂々とした姿勢と熱意が伝わる素晴らしいものでした。
第2部:唐津Farm&Foodの展示ブース
第2部では、唐津Farm&Foodが展示に参加しました。以下の取り組みを展示し、多くの方々に注目していただきました。
- フラワーポットプロジェクト
森川海人っ補助事業として、唐津南高校と協力し、アップサイクルしたペットボトルキャップを活用して制作した環境に優しいフラワーポット - 生物多様性キーホルダー
佐賀県循環社会推進課の委託事業で、唐津の離島で制作されたプラスチックごみを再利用したキーホルダー - カーボンニュートラル事業のサングラス
唐津市のカーボンニュートラル推進事業で生まれたサングラス
これらの作品は、いずれもプラスチック資源循環のアイデアが詰まった魅力的な取り組みばかりです。 展示は多くの方に関心を持っていただき、活動内容を広く知っていただく機会となりました。 今後も唐津南高校の皆さんや地域の方々と連携し、持続可能な未来の実現に向けて活動を続けてまいります。 引き続き、応援よろしくお願いいたします。
呼子小学校3年生がペットボトルキャップをアップサイクルしてプレゼントを制作 ③
いよいよ今週金曜日、呼子町キャランコビーチでビーチクリーン開催
1月17日(金)10:00より、呼子町のキャランコビーチにてビーチクリーンが開催されます。 当日は、生徒たちが手作りしたキーホルダーを参加者の皆さまにプレゼントいたします。 また、昨年このビーチクリーンを企画・実施した呼子小学校6年生も参加予定です。 本日、生徒たちは最終準備に全力で取り組みました。
- 制作班:参加者にプレゼントするオリジナルキーホルダー作り
- 宣伝班:当日の司会進行や発表の準備
先生方も一緒に楽しみながら、入念に準備を進めていました。 さらに、先日行ったビーチクリーンの演習や海洋学習の様子が、唐津ケーブルテレビ「ぴ~ぷる」のYouTubeチャンネルで公開されています。 生徒たちの努力や成長が伝わる内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 一緒に呼子の美しい海を守り、未来へつなげていきましょう。
ビーチクリーン活動概要
- 開催日:1月17日(金)10:00~
- 場所:キャランコビーチ
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呼子小学校6年生 卒業制作 プロジェクト ③
呼子小学校6年生による卒業制作プロジェクトの第3回目が開催されました! 今回も、リサイクル活動の一環として、自分たちで回収・洗浄したペットボトルキャップをアップサイクルし、6個のフラワーポットを完成させました。
活動の中では、生徒たちから「リサイクルの過程で発生する二酸化炭素」に関する質問があり、環境問題への関心や意識の高さを感じさせる場面もありました。
このプロジェクトは、生徒たちが5年生の頃から取り組んできた活動の集大成として位置づけられています。彼らや先生方と一緒に卒業制作を進められることは、非常に嬉しく、また意義深い時間となっています。地域や未来への想いが込められた作品が完成する日が、ますます楽しみです。
今後も子どもたちと力を合わせ、この卒業制作プロジェクトに取り組んでいきます!
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呼子小学校3年生がペットボトルキャップをアップサイクルしてプレゼントを制作 ②
1月17日(金)に予定されているビーチクリーン活動に向けて、呼子小学校の3年生たちが精力的に準備を進めています。今回も学校を訪問し、活動の様子を取材しました!
呼子小学校の子どもたちは、里海の環境や呼子町の持続可能な観光資源について学びながら、地域の自然を守る大切さを体感しています。
今回の準備活動では、子どもたちが 宣伝班 と 制作班 に分かれて取り組みました。
- 宣伝班:ビーチクリーン当日の司会進行や発表の準備を担当
- 制作班:呼子町で回収したペットボトルキャップを活用し、参加者にプレゼントするオリジナルキーホルダーを制作
昼休みも返上してキーホルダー作りに励む子どもたちの姿は、とても印象的でした。 いよいよ来週に迫ったビーチクリーン活動。地域の自然を守るこの取り組みに、ぜひ多くの方々にご参加いただければと思います!
ビーチクリーン活動概要
- 開催日:1月17日(金)10:00~
- 場所:キャランコビーチ
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
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生物多様性キーホルダー制作ワークショップを開催 九電みらい財団助成事業
2025年1月3日、佐賀県初の自然共生サイト OECMエリア 横枕にある横枕公民館にて、九電みらい財団の助成を受けた「生物多様性キーホルダー制作ワークショップ」を開催しました。
このワークショップでは、ペットボトルキャップをアップサイクルして、子どもたちのアイデアを元に作られたオリジナルの「九電みらい財団メダルキーホルダー」を制作しました。参加者は楽しみながらプラスチックリサイクルの重要性や、生物多様性の保全について学ぶ機会を得ました。 こうした取り組みは、地球規模で推進されている「ネイチャーポジティブ」の理念にもつながっています。
また、この日は横枕地区の伝統行事である「鬼火焚き」の準備も行い、地域の森林ゾーンで竹の薪を切り出しました。この活動は、自然と触れ合いながら地域の文化とつながりを実感できる貴重な時間となりました。
横枕地区は、生物多様性の保全と自然資源の持続可能な活用を目的とした活動が地域住民とともに行われている、**佐賀県初のOECMエリア(Other Effective Area-Based Conservation Measures)**です。
この地域で行われる文化活動や保全活動は、世界が目指す「30by30」や「ネイチャーポジティブ」の目標達成にも大きく寄与しています。
私たちNPO法人唐津Farm&Foodは、これからも生物多様性×サーキュラーエコノミーの取り組みを横枕から発信し、自然と共生する地域文化を次世代に繋げていきたいと考えています。引き続き、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
📌 詳しくは「30by30」に関するページもご覧ください
👉 ネイチャーポジティブ 自然共生サイトについてはこちら