唐津市の空き家を、統計の数字で並べる
総務省の令和5年住宅・土地統計調査では、唐津市の住宅52,130戸のうち空き家は7,710戸で、空き家率は14.8%です(当法人の計算)。佐賀県は14.5%(53,300戸)、全国は13.8%(900万2千戸)でした(総務省 令和5年住宅・土地統計調査 第1-2表)。このページは、唐津市の空き家の数と種類、平成25年からの推移、佐賀県15市町の空き家率、唐津市が独自に行った空家等実態把握調査の結果を、総務省・佐賀県・唐津市が公表している資料の数字で並べたものです。
このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。結論や評価の言葉は付けず、資料に書かれている数字と文だけを並べています。空き家率は「空き家数÷総住宅数」で、資料に率が書かれていない市町の値は当法人が計算しました(小数第1位、四捨五入)。計算や並べ替えをした箇所は表の注に書いています。唐津市の人口の推移は唐津市の人口と移住の統計に載せています。
住宅・土地統計調査は5年ごとの標本調査で、令和5年は10月1日現在で行われました。結果は推計値で、市と人口1万5千人以上の町村の分が公表されています(総務省「基本集計結果の概要」)。「空き家」は、居住世帯のない住宅のうち、一時現在者のみの住宅と建築中の住宅を除いたものです(佐賀県「佐賀県内の空き家の推移」)。
| 調査年 | 総住宅数 | 空き家数 | 空き家率 | 賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家 | 賃貸用 | 売却用 | 二次的住宅 | 腐朽・破損あり |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成25年(2013年) | 50,990 | 6,790 | 13.3% | 4,210 | 2,160 | 120 | 310 | 2,370 |
| 平成30年(2018年) | 50,850 | 8,020 | 15.8% | 4,360 | 3,320 | 160 | 180 | 2,080 |
| 令和5年(2023年) | 52,130 | 7,710 | 14.8% | 4,320 | 3,010 | 250 | 130 | 1,750 |
唐津市の空き家の推移(平成25年・平成30年・令和5年)
唐津市の空き家は、平成25年が6,790戸(空き家率13.3%)、平成30年が8,020戸(15.8%)、令和5年が7,710戸(14.8%)です。総住宅数は50,990戸、50,850戸、52,130戸でした(総務省 住宅・土地統計調査、空き家率は当法人の計算)。
空き家のうち「腐朽・破損あり」は、平成25年が2,370戸、平成30年が2,080戸、令和5年が1,750戸です。空き家に占める割合は34.9%、25.9%、22.7%です(当法人の計算)。「腐朽・破損あり」は、外壁がところどころ落ちている、壁や基礎の一部にひびが入っている、瓦が一部はずれているなど、建物の主要部分やその他の部分に不具合があるものです(佐賀県)。
| 建て方 | 空き家数 | 賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家 | 賃貸用 | 売却用 | 二次的住宅 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一戸建 | 4,490 | 3,840 | 360 | 200 | 90 |
| 長屋建・共同住宅・その他 | 3,220 | 480 | 2,650 | 50 | 40 |
| 総数 | 7,710 | 4,320 | 3,010 | 250 | 130 |
唐津市の空き家の種類と建て方(令和5年)
令和5年の唐津市の空き家7,710戸の内訳は、賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家4,320戸(56.0%)、賃貸用の空き家3,010戸(39.0%)、売却用の空き家250戸(3.2%)、二次的住宅130戸(1.7%)です(第34-2表、割合は当法人の計算)。
総務省の用語の説明では、「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」は、転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や、建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅などで、種類の判断が困難な住宅を含みます。二次的住宅は別荘などです(総務省「用語の解説」)。
建て方別では、一戸建の空き家が4,490戸で、うち3,840戸が賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家です。長屋建・共同住宅・その他の空き家3,220戸のうち、2,650戸が賃貸用です。総住宅数に占める「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」の割合は、唐津市8.3%、佐賀県7.7%、全国5.9%です(当法人の計算。全国の5.9%は総務省の概要の値と同じ)。
| 順 | 市町 | 総住宅数 | 空き家数 | 空き家率 | うち賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家 | 総住宅数に占める割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 吉野ヶ里町 | 7,650 | 1,510 | 19.7% | 400 | 5.2% |
| 2 | 多久市 | 8,000 | 1,340 | 16.8% | 1,140 | 14.3% |
| 3 | 白石町 | 8,470 | 1,340 | 15.8% | 1,140 | 13.5% |
| 4 | 佐賀市 | 116,270 | 18,190 | 15.6% | 7,490 | 6.4% |
| 5 | 唐津市 | 52,130 | 7,710 | 14.8% | 4,320 | 8.3% |
| 6 | 嬉野市 | 10,740 | 1,550 | 14.4% | 710 | 6.6% |
| 7 | 神埼市 | 13,320 | 1,820 | 13.7% | 990 | 7.4% |
| 8 | 武雄市 | 20,410 | 2,720 | 13.3% | 1,590 | 7.8% |
| 9 | 鹿島市 | 11,250 | 1,430 | 12.7% | 730 | 6.5% |
| 10 | 伊万里市 | 22,900 | 2,880 | 12.6% | 2,020 | 8.8% |
| 11 | 鳥栖市 | 34,110 | 4,110 | 12.0% | 1,940 | 5.7% |
| 12 | みやき町 | 10,920 | 1,290 | 11.8% | 900 | 8.2% |
| 13 | 小城市 | 18,650 | 2,180 | 11.7% | 1,310 | 7.0% |
| 14 | 有田町 | 8,140 | 890 | 10.9% | 730 | 9.0% |
| 15 | 基山町 | 7,930 | 770 | 9.7% | 470 | 5.9% |
| 佐賀県 | 367,900 | 53,300 | 14.5% | 28,300 | 7.7% | |
| 全国 | 65,046,700 | 9,001,600 | 13.8% | 3,856,000 | 5.9% |
佐賀県15市町の比較(令和5年)
令和5年の空き家率は、公表のある佐賀県15市町のうち、吉野ヶ里町19.7%、多久市16.8%、白石町15.8%、佐賀市15.6%の順に高く、唐津市は14.8%で5番目です。最も低いのは基山町の9.7%です。空き家数は佐賀市18,190戸、唐津市7,710戸、鳥栖市4,110戸の順です(第1-2表、率と順は当法人の計算)。
吉野ヶ里町の空き家1,510戸のうち1,030戸は賃貸用の空き家です。総住宅数に占める「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」の割合で見ると、多久市(14.3%)と白石町(13.5%)が高く、唐津市は8.3%です(当法人の計算)。
| 調査年 | 空き家率(佐賀県) | 空き家率(全国) | 空き家数(佐賀県) | うち腐朽・破損あり(佐賀県) |
|---|---|---|---|---|
| 昭和58年(1983年) | 5.4% | 8.6% | 12,800 | - |
| 昭和63年(1988年) | 6.5% | 9.4% | 16,700 | - |
| 平成5年(1993年) | 6.8% | 9.8% | 18,300 | - |
| 平成10年(1998年) | 8.2% | 11.5% | 24,700 | - |
| 平成15年(2003年) | 9.4% | 12.2% | 28,400 | - |
| 平成20年(2008年) | 11.1% | 13.1% | 35,700 | 9,000 |
| 平成25年(2013年) | 12.8% | 13.5% | 43,300 | 13,300 |
| 平成30年(2018年) | 14.3% | 13.6% | 50,500 | 11,400 |
| 令和5年(2023年) | 14.5% | 13.8% | 53,300 | 11,200 |
佐賀県と全国の空き家率の推移(昭和58年〜令和5年)
佐賀県の空き家率は、昭和58年の5.4%から令和5年の14.5%まで、調査のたびに上がっています。空き家数は12,800戸から53,300戸です。全国の空き家率は8.6%から13.8%で、平成30年(佐賀県14.3%、全国13.6%)から佐賀県が全国を上回っています(佐賀県)。
佐賀県の資料は、令和5年の空き家率と空き家数を20年前の平成15年と比べ、空き家率で2.3ポイント増加、空き家数で約2倍としています。「腐朽・破損あり」は令和5年に11,200戸で、10年前の平成25年(13,300戸)から減少傾向にあるとしています(佐賀県)。全国の空き家は900万2千戸で、総務省は過去最多、空き家率13.8%は過去最高としています(総務省)。
| 地区 | 空家等の件数 | 世帯数に対する割合 |
|---|---|---|
| 唐津 | 1,378 | 4.1% |
| 浜玉 | 197 | 4.6% |
| 厳木 | 327 | 18.6% |
| 相知 | 230 | 7.9% |
| 北波多 | 79 | 4.7% |
| 肥前 | 312 | 12.6% |
| 鎮西 | 266 | 12.6% |
| 呼子 | 220 | 12.1% |
| 七山 | 98 | 15.3% |
| 唐津市計 | 3,107 | 6.1% |
唐津市の空家等実態把握調査(令和2年度)
唐津市は令和2年度に、市の全域で外観目視による現地調査を行い、空家等と推定される建物3,107件を確認しました。地区別では唐津地区が1,378件で全体の約44%、次いで厳木地区327件、肥前地区312件です。世帯数に対する割合は市全体で6.1%、地区別では厳木地区18.6%、七山地区15.3%が高く、唐津地区・浜玉地区・北波多地区は5%以下です(唐津市空家等対策計画)。
| ランク | 判定内容(不良度) | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| A | 管理に特段問題がなく、現況のまま利用可能 | 1,419 | 45.7% |
| B | 管理が行き届いていないが、当面の保安上の危険は少ない | 1,036 | 33.3% |
| C | 管理が行き届いておらず、損傷が激しいため保安上危険となるおそれがある | 423 | 13.6% |
| D | 倒壊の危険性があり、修繕や解体などの緊急度が高い | 229 | 7.4% |
| ランク | 判定内容(市場性) | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| A | 売却・賃貸が容易 | 436 | 14.0% |
| B | 売却・賃貸の期待性あり | 482 | 15.5% |
| C | 売却・賃貸の期待性が低い | 559 | 18.0% |
| D | 売却・賃貸が困難 | 1,630 | 52.5% |
空家等の状態と、売却・賃貸の可能性
同じ調査で、3,107件の不良度は、Aランク(現況のまま利用可能)1,419件(45.7%)、Bランク1,036件(33.3%)、Cランク423件(13.6%)、Dランク(倒壊の危険性があり、緊急度が高い)229件(7.4%)でした。市場性は、Aランク(売却・賃貸が容易)436件(14.0%)、Bランク482件(15.5%)、Cランク559件(18.0%)、Dランク(売却・賃貸が困難)1,630件(52.5%)です(唐津市空家等対策計画)。
計画によると、管理不全の空家等についての市民からの相談は、令和3年12月末までの累計で440件で、うち草刈りなどで一時解決したものが127件、解体して解決したものが112件、調査中または解決に至っていないものが201件です。唐津市空き家バンクには、平成28年度から令和3年12月末までに151件の登録があり、74件が成約しています(空き家バンク以外の一般成約48件を含む)(唐津市空家等対策計画)。計画の期間は令和4年度から令和8年度までの5年間です。
唐津市は令和8年8月から11月まで(予定)、市の全域で空き家等の実態調査(外観目視による状況確認と写真撮影)を行っています(唐津市「空き家等の実態調査を行います」、2026年6月19日更新)。結果が公表されたら、このページに加えます。
数字を読むときの注意
総務省の住宅・土地統計調査(空き家7,710戸)と、唐津市の空家等実態把握調査(3,107件)は、数え方が違います。前者は標本調査による推計で、アパートの空き室(賃貸用の空き家)や別荘も1戸ずつ数え、割る数は総住宅数です。後者は調査員が外観を見て空家等と推定した建物を1件ずつ数え、割る数は世帯数です。このページでは2つの数字を同じ表に置かず、比べていません。
住宅・土地統計調査の市町村別の値は十の位で、都道府県と全国の値は百の位で丸められているため、内訳の合計が総数と一致しないことがあります。令和5年調査では、空き家の種類の名称と表記の順が整理され、それまでの「その他の住宅」が「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」になりました(総務省)。空き家率には賃貸用の空き家や二次的住宅も含まれます。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 唐津市の空き家率はどのくらいですか?
令和5年住宅・土地統計調査では、唐津市の総住宅数52,130戸のうち空き家は7,710戸で、空き家率は14.8%です(当法人の計算)。佐賀県は14.5%、全国は13.8%です。
Q2. 唐津市の空き家は増えていますか?
住宅・土地統計調査では、平成25年6,790戸(13.3%)、平成30年8,020戸(15.8%)、令和5年7,710戸(14.8%)です(空き家率は当法人の計算)。
Q3. 佐賀県の空き家率と空き家数は?
令和5年は空き家率14.5%、空き家数53,300戸です。昭和58年は5.4%、12,800戸でした(佐賀県「佐賀県内の空き家の推移」)。
Q4. 佐賀県で空き家率が高い市町はどこですか?
令和5年に公表のある15市町では、吉野ヶ里町19.7%、多久市16.8%、白石町15.8%、佐賀市15.6%、唐津市14.8%の順です。最も低いのは基山町の9.7%です(当法人の計算)。人口1万5千人未満の5町は公表がありません。
Q5. 唐津市の空き家バンクの実績は?
唐津市空家等対策計画によると、平成28年度から令和3年12月末までに151件の登録があり、74件が成約しています(空き家バンク以外の一般成約48件を含む)。
出典台帳
このページで扱っていないこと
個々の空き家の所在や所有者、空き家バンクに今登録されている物件、売買価格や家賃、空き家の改修や解体の補助金の金額、固定資産税の扱いは扱っていません。佐賀県20市町のうち、住宅・土地統計調査の市町村別の結果がない5町の数字も載せていません。当法人の事業は扱っていません。
このページのデータの引用・ご相談
このページの数字の引用や、地域のデータの調べ方のご相談は、お問い合わせフォーム、またはinfo@karatsu-f-f.comからお寄せください。
このページについて
作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年11月3日/Markdown版:karatsu-akiya-data.mdこのページはAIと一緒に作っています。作り方はこのデータバンクとAIをご覧ください。
関連リンク
▶ Karatsu Data Bank(唐津データバンク)
▶ 唐津市の人口と移住の統計
▶ 唐津市の財政のデータ
▶ 佐賀県のごみとリサイクル率のデータ
▶ 離島のデータ
▶ Vacant Houses in Karatsu City (English)
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トントン山吹・目標11
世話焼き。人と場所をつなぐのが好き。このページでは、唐津のまちで人が住んでいない家の数と、その移り変わりを見ています。