プラスチックのランキングを、数字で並べる
国別のプラスチックごみの量は、2016年の推計で米国が4,202.7万tと最も多く、日本は上位20か国のうち10位の488.1万tでした(Lawほか、2020年)。このページは、プラスチックのごみの量・1人あたりの量・リサイクル率・生産量の国別・地域別のランキングを、国際機関・査読論文・公的統計の数字で並べたものです。ランキングは、何を数えたか(ごみ全体のうちのプラスチックか、容器包装だけか)、どの年か、どの方法かで順位が変わるため、資料ごとに別々の表にしています。
このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。結論や評価の言葉は付けず、資料に書かれている数字と文だけを並べています。順位は、資料の表の値を当法人が大きい順に並べたものです。図から読み取った値は使っていません。日本語は英語資料からの当法人訳を含みます。海に流れ出るプラスチックの国別ランキングは、プラスチックの統計に載せています。
| 順位 | 国 | プラスチックごみの量 | 1人あたり(kg/年) | 1人あたりの順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 米国 | 4,202.7万t | 130.09 | 1 |
| 2 | インド | 2,632.8万t | 19.88 | 18 |
| 3 | 中国 | 2,159.9万t | 15.67 | 19 |
| 4 | ブラジル | 1,067.6万t | 51.78 | 10 |
| 5 | インドネシア | 912.8万t | 34.90 | 16 |
| 6 | ロシア | 846.7万t | 58.66 | 8 |
| 7 | ドイツ | 668.3万t | 81.16 | 4 |
| 8 | 英国 | 647.2万t | 98.66 | 2 |
| 9 | メキシコ | 590.2万t | 47.86 | 12 |
| 10 | 日本 | 488.1万t | 38.44 | 15 |
| 11 | タイ | 479.6万t | 69.54 | 5 |
| 12 | 韓国 | 451.4万t | 88.09 | 3 |
| 13 | イタリア | 336.5万t | 55.51 | 9 |
| 14 | エジプト | 303.8万t | 32.16 | 17 |
| 15 | フランス | 292.9万t | 43.81 | 13 |
| 16 | パキスタン | 273.2万t | 13.42 | 20 |
| 17 | アルゼンチン | 265.7万t | 60.95 | 7 |
| 18 | アルジェリア | 209.2万t | 51.59 | 11 |
| 19 | マレーシア | 205.9万t | 67.09 | 6 |
| 20 | スペイン | 183.3万t | 39.42 | 14 |
国別のプラスチックごみの量(2016年)
世界銀行の都市ごみのデータをもとにした推計では、2016年にプラスチックごみを最も多く出した国は米国で、4,202.7万t、1人あたり年間130.09kgでした。次いでインド2,632.8万t、中国2,159.9万tです(Lawほか、2020年)。論文は、EU-28の28か国を合わせると、インドや中国のどちらよりも多いとしています。
日本は488.1万tで、上位20か国のうち10位、1人あたりは38.44kgで20か国中15位です。1人あたりの1位は米国(130.09kg)、2位は英国(98.66kg)、3位は韓国(88.09kg)でした。この推計は都市ごみ(家庭や事業所から出る一般廃棄物)をもとにしています。日本の統計で、産業系を含む廃プラスチックの総排出量は2024年に911万tです(プラスチック循環利用協会)。対象と年が違うため、同じ表では比べていません。
| 順位 | 地域 | 1人あたりのごみの量(kg/年) | 1人あたりの使用量(kg/年) |
|---|---|---|---|
| 1 | 米国 | 221 | 255.2 |
| 2 | カナダ | 178 | 202.2 |
| 3 | OECD欧州のうちEU加盟国 | 122 | 152.9 |
| 4 | OECD欧州のうちEU以外の国 | 94 | 124.3 |
| 5 | OECD以外のEU加盟国 | 75 | 103.0 |
| 6 | OECDアジア(日本・韓国) | 69 | 102.4 |
| 7 | OECDオセアニア | 62 | 143.9 |
| 8 | その他のOECD米州 | 58 | 65.4 |
| 9 | その他のユーラシア | 53 | 66.7 |
| 10 | 中国 | 47 | 69.0 |
| 11 | 中南米 | 43 | 50.9 |
| 12 | 中東・北アフリカ | 38 | 47.1 |
| 13 | その他のアジア(OECD以外) | 21 | 31.7 |
| 14 | その他のアフリカ | 15 | 15.9 |
| 15 | インド | 14 | 22.1 |
| 世界 | 46 | 60.1 | |
| OECD | 126 | 155.8 | |
| OECD以外 | 29 | 39.3 |
1人あたりのプラスチックのごみの量と使用量(地域別、2019年)
OECDの2022年の報告書によると、2019年に1人が1年に出すプラスチックごみは、米国で221kg、OECDのEU加盟国で122kg、日本と韓国(OECDアジア)で69kgでした。世界の平均は46kg、OECD以外の国の平均は29kgです(OECD、2022年)。1人あたりの使用量は、米国が255.2kg、日本と韓国が102.4kg、世界の平均が60.1kgです(OECD、2022年)。
OECDは、世界のプラスチックごみのほぼ半分がOECD加盟国で出ているとしています(OECD、2022年2月22日)。2019年の世界のプラスチックごみ3億5,300万tのうち、リサイクルされたのは9%(3,300万t)でした(OECD、2022年)。
| 順位 | 国 | リサイクル率 | 注記 |
|---|---|---|---|
| 1 | ラトビア | 59.2% | |
| 2 | ベルギー | 58.2% | |
| 3 | スロバキア | 54.1% | 定義が異なる |
| 4 | スロベニア | 51.5% | |
| 5 | ドイツ | 51.3% | |
| 6 | オランダ | 49.1% | |
| 7 | イタリア | 49.0% | |
| 7 | キプロス | 49.0% | 推計値 |
| 9 | スペイン | 46.2% | |
| 10 | ルクセンブルク | 42.9% | |
| 10 | リトアニア | 42.9% | |
| 12 | エストニア | 42.4% | |
| 13 | ポルトガル | 39.5% | |
| 14 | ギリシャ | 32.7% | |
| 15 | ルーマニア | 32.0% | |
| 16 | マルタ | 31.9% | |
| 17 | アイルランド | 29.6% | |
| 18 | フィンランド | 29.3% | |
| 19 | スウェーデン | 28.6% | |
| 20 | クロアチア | 28.2% | |
| 21 | オーストリア | 26.9% | |
| 22 | フランス | 25.7% | |
| 23 | デンマーク | 22.7% | |
| EU27の平均 | 41.6% | Eurostatによる補完値 | |
| ノルウェー(EU外) | 30.2% |
容器包装プラスチックのリサイクル率(EU各国、2023年)
EUの統計局(Eurostat)によると、2023年のEU27の容器包装プラスチックのリサイクル率は41.6%でした。国別では、ラトビア59.2%、ベルギー58.2%、スロバキア54.1%が高く、デンマーク22.7%、フランス25.7%、オーストリア26.9%が低い順です(Eurostat)。2024年の値は一部の国が未掲載で、EU27は42.4%、掲載のある国ではラトビアの71.0%が最も高い値です。
この率は容器包装のプラスチックだけを対象にしています。日本の「有効利用率」(下の節)は、容器包装以外を含み、燃やして熱や電気を回収する量も数えているため、同じ表では比べていません。
| 項目 | 値 | 時点 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 世界のプラスチックの生産量 | 4億3,090万t | 2024年 | Plastics Europe |
| 欧州(EU27+ノルウェー・スイス・英国)の生産量 | 5,460万t(世界の12%) | 2024年 | Plastics Europe |
| 日本の樹脂の生産量 | 853万t(前年比35万t減) | 2024年 | プラスチック循環利用協会 |
プラスチックの生産量(世界と日本、2024年)
欧州のプラスチック製造業の団体 Plastics Europe によると、2024年の世界のプラスチックの生産量は4億3,090万tで、欧州(EU27とノルウェー・スイス・英国)は5,460万t、世界の12%でした(Plastics Europe)。日本の樹脂の生産量は、2024年に853万tです(プラスチック循環利用協会)。
| 項目 | 量・割合(2024年) |
|---|---|
| 廃プラスチックの総排出量 | 911万t(産業系516万t・一般系395万t) |
| 有効利用率 | 89% |
| うちマテリアルリサイクル | 20% |
| うちケミカルリサイクル | 3% |
| うちサーマルリサイクル(エネルギー回収) | 67% |
| 未利用(単純焼却・埋立) | 11%(101万t)。単純焼却8%・69万t、埋立4%・32万t |
| マテリアルリサイクル品の輸出 | 110万t(約60%)。プラ屑55万t・再生原料55万t |
日本の数字:捨てたあとのプラスチックの行き先
プラスチック循環利用協会によると、2024年の日本の廃プラスチックの総排出量は911万tで、有効利用率は89%でした。内訳は、マテリアルリサイクル20%、ケミカルリサイクル3%、サーマルリサイクル(燃やして熱や電気を回収)67%です(プラスチック循環利用協会)。マテリアルリサイクル品の約60%(110万t)は輸出されています。
協会はこの年の公表から、熱を利用する焼却の数え方を国際規格(ISO)に合わせて見直しています。見直し前の年の値とは、そのままでは比べられません。
| 指標 | 全国 | 佐賀県 | 唐津市 |
|---|---|---|---|
| リサイクル率(ごみ全体) | 19.3% | 18.2% | 16.9% |
| 1人1日あたりのごみの排出量 | 839g | 835g | 891g |
| 資源化された容器包装プラスチック(白色トレイを除く) | - | 469t | 0t |
| 資源化されたペットボトル | - | 1,611t | 220t |
佐賀県と唐津市の数字
環境省の一般廃棄物処理実態調査によると、令和6年度のリサイクル率(ごみ全体)は、全国19.3%、佐賀県18.2%、唐津市16.9%でした。唐津市で資源化された容器包装プラスチックは0t、ペットボトルは220tです。佐賀県全体では、容器包装プラスチック469t、ペットボトル1,611tが資源化されました(環境省)。
唐津市では、ペットボトル以外のプラスチックは「もえるごみ」として集められています。分別収集の計画と実証試験は、プラスチックの統計の「唐津の数字」に載せています。
唐津で集めたプラスチック(当法人の取り組み)
当法人はPrecious Plastic 唐津として、家庭・学校・海岸から集めたペットボトルキャップを回収し、小さな機械で製品に作り替えています。回収したキャップは累計3,026kg(2026年4月時点、当法人の記録)です。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. プラスチックごみを一番多く出している国はどこですか?
2016年の推計(Lawほか、2020年)では、米国が4,202.7万tで最も多く、次いでインド2,632.8万t、中国2,159.9万tです。日本は上位20か国のうち10位の488.1万tでした。
Q2. 日本の1人あたりのプラスチックごみは多いですか?
2016年の推計(Lawほか、2020年)では、日本は1人あたり38.44kgで、上位20か国のうち15位です。OECDの2019年の値では、日本と韓国の平均が69kg、米国が221kg、OECDのEU加盟国が122kg、世界の平均が46kgです。2つの資料は数え方が違います。
Q3. プラスチックのリサイクル率が高い国はどこですか?
Eurostatによると、2023年の容器包装プラスチックのリサイクル率は、ラトビア59.2%、ベルギー58.2%、スロバキア54.1%の順に高く、EU27の平均は41.6%です。
Q4. 日本のプラスチックのリサイクル率はどのくらいですか?
プラスチック循環利用協会によると、2024年の有効利用率は89%で、内訳はマテリアルリサイクル20%、ケミカルリサイクル3%、燃やして熱や電気を回収するサーマルリサイクル67%です。
Q5. 唐津市のリサイクル率はどのくらいですか?
環境省の調査では、令和6年度の唐津市のリサイクル率(ごみ全体)は16.9%で、佐賀県は18.2%、全国は19.3%です。唐津市で資源化された容器包装プラスチックは0tでした。
出典台帳
| 資料 | 発行 | 日付 | URL | 取得日 |
|---|---|---|---|---|
| Law et al. The United States' contribution of plastic waste to land and ocean. Science Advances 6(44) | AAAS(査読) | 2020-10-30 | https://doi.org/10.1126/sciadv.abd0288 | 2026-10-31 |
| Global Plastics Outlook: Economic Drivers, Environmental Impacts and Policy Options(表2.4) | OECD | 2022-02 | https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/publications/reports/2022/02/global-plastics-outlook_a653d1c9/de747aef-en.pdf | 2026-10-31 |
| Global Plastics Outlook: Policy Scenarios to 2060(第4章・表4.1) | OECD | 2022-06 | https://www.oecd.org/en/publications/global-plastics-outlook_aa1edf33-en/full-report/component-10.html | 2026-10-31 |
| Plastic pollution is growing relentlessly as waste management and recycling fall short, says OECD | OECD | 2022-02-22 | https://www.oecd.org/en/about/news/press-releases/2022/02/plastic-pollution-is-growing-relentlessly-as-waste-management-and-recycling-fall-short.html | 2026-10-31 |
| Recycling rates of packaging waste for monitoring compliance with policy targets, by type of packaging (env_waspacr) | Eurostat | 2026-10-21更新 | https://ec.europa.eu/eurostat/databrowser/view/env_waspacr/default/table?lang=en | 2026-10-31 |
| Plastics the Fast Facts 2025 | Plastics Europe | 2025-09 | https://plasticseurope.org/wp-content/uploads/2025/09/PE_TheFacts_25_digital-1pager-scrollable.pdf | 2026-10-31 |
| 2024年 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(マテリアルフロー図) | プラスチック循環利用協会 | 2025-12-24 | https://www.pwmi.or.jp/column/column-2700/ | 2026-10-31 |
| 一般廃棄物処理実態調査 令和6年度 佐賀県(ごみ処理状況) | 環境省 | 2026-03 | https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/r6/data/shori/city/41/01.xlsx | 2026-10-31 |
| 一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和6年度)について | 環境省 | 2026-03-27 | https://www.env.go.jp/press/press_03502.html | 2026-10-31 |
資料の中で数字が違う箇所
OECDの2022年2月の発表文は、欧州のOECD加盟国の1人あたりのプラスチックごみを114kgとしています(OECD)。同じ年の報告書の表4.1は、欧州をEU加盟国(122kg)とEU以外(94kg)に分けて載せています。このページは表の値を載せています。Lawほか(2020年)の表1には、米国の値が2つあります(論文の見直し値4,202.7万t、世界銀行の値3,402.1万t)。順位は見直し値で付けています。
このページで扱っていないこと
海に流れ出るプラスチックの国別ランキング(プラスチックの統計のページに掲載)、Plastics Europe の資料で図だけに示されている地域別の生産量の割合、各国の政策や制度の評価、一次資料で確認できなかった数値は扱っていません。2016年より新しい年の国別のプラスチックごみの量の一覧は、2026年10月31日の調べでは、同じ方法の一次資料を確認できなかったため載せていません。
このページのデータの引用・ご相談
このページの数字の引用、プラスチックの回収と再生のワークショップのご相談は、お問い合わせフォーム、またはinfo@karatsu-f-f.comからお寄せください。
このページについて
作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年10月31日/Markdown版:plastic-ranking-data.mdこのページはAIと一緒に作っています。作り方はこのデータバンクとAIをご覧ください。
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