Karatsu Data Bank

プラスチックの国別ランキングごみの量・1人あたり・リサイクル率・生産量、日本と唐津の位置

積み重なった青いペットボトルのキャップ
国別のプラスチックごみの量(2016年)米国 4,202.7万t上位20か国の1位。日本は10位の488.1万t(Lawほか、2020年)
EUの容器包装プラスチックのリサイクル率41.6%2023年、EU27。1位はラトビアの59.2%(Eurostat)
唐津市のリサイクル率(ごみ全体)16.9%令和6年度。佐賀県18.2%、全国19.3%(環境省)

プラスチックのランキングを、数字で並べる

国別のプラスチックごみの量は、2016年の推計で米国が4,202.7万tと最も多く、日本は上位20か国のうち10位の488.1万tでした(Lawほか、2020年)。このページは、プラスチックのごみの量・1人あたりの量・リサイクル率・生産量の国別・地域別のランキングを、国際機関・査読論文・公的統計の数字で並べたものです。ランキングは、何を数えたか(ごみ全体のうちのプラスチックか、容器包装だけか)、どの年か、どの方法かで順位が変わるため、資料ごとに別々の表にしています。

このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。結論や評価の言葉は付けず、資料に書かれている数字と文だけを並べています。順位は、資料の表の値を当法人が大きい順に並べたものです。図から読み取った値は使っていません。日本語は英語資料からの当法人訳を含みます。海に流れ出るプラスチックの国別ランキングは、プラスチックの統計に載せています。

順位国プラスチックごみの量1人あたり(kg/年)1人あたりの順位
1米国4,202.7万t130.091
2インド2,632.8万t19.8818
3中国2,159.9万t15.6719
4ブラジル1,067.6万t51.7810
5インドネシア912.8万t34.9016
6ロシア846.7万t58.668
7ドイツ668.3万t81.164
8英国647.2万t98.662
9メキシコ590.2万t47.8612
10日本488.1万t38.4415
11タイ479.6万t69.545
12韓国451.4万t88.093
13イタリア336.5万t55.519
14エジプト303.8万t32.1617
15フランス292.9万t43.8113
16パキスタン273.2万t13.4220
17アルゼンチン265.7万t60.957
18アルジェリア209.2万t51.5911
19マレーシア205.9万t67.096
20スペイン183.3万t39.4214
2016年のプラスチックごみの発生量(上位20か国)。世界銀行が集めた217の国と地域の都市ごみ(一般廃棄物)のデータに、ごみに占めるプラスチックの割合を掛けた推計。米国だけは論文が独自に見直した値(世界銀行の値では3,402.1万t・1人105.30kg)。表にはEU-28の合計(2,989.0万t・1人54.56kg)も載っているが、国ではないため順位から外した。万tへの換算と順位づけは当法人。出典:Lawほか(2020)Science Advances 表1

国別のプラスチックごみの量(2016年)

世界銀行の都市ごみのデータをもとにした推計では、2016年にプラスチックごみを最も多く出した国は米国で、4,202.7万t、1人あたり年間130.09kgでした。次いでインド2,632.8万t、中国2,159.9万tです(Lawほか、2020年)。論文は、EU-28の28か国を合わせると、インドや中国のどちらよりも多いとしています。

日本は488.1万tで、上位20か国のうち10位、1人あたりは38.44kgで20か国中15位です。1人あたりの1位は米国(130.09kg)、2位は英国(98.66kg)、3位は韓国(88.09kg)でした。この推計は都市ごみ(家庭や事業所から出る一般廃棄物)をもとにしています。日本の統計で、産業系を含む廃プラスチックの総排出量は2024年に911万tです(プラスチック循環利用協会)。対象と年が違うため、同じ表では比べていません。

順位地域1人あたりのごみの量(kg/年)1人あたりの使用量(kg/年)
1米国221255.2
2カナダ178202.2
3OECD欧州のうちEU加盟国122152.9
4OECD欧州のうちEU以外の国94124.3
5OECD以外のEU加盟国75103.0
6OECDアジア(日本・韓国)69102.4
7OECDオセアニア62143.9
8その他のOECD米州5865.4
9その他のユーラシア5366.7
10中国4769.0
11中南米4350.9
12中東・北アフリカ3847.1
13その他のアジア(OECD以外)2131.7
14その他のアフリカ1515.9
15インド1422.1
世界4660.1
OECD126155.8
OECD以外2939.3
2019年の地域別の値。OECDは世界を15の地域に分けて集計している。「OECDアジア」は日本と韓国。順位はごみの量の多い順に当法人が並べたもの。ごみの量は政策シナリオの巻の表4.1、使用量は経済・環境影響の巻の表2.4。出典:OECD(2022年)表4.1・OECD(2022年)表2.4

1人あたりのプラスチックのごみの量と使用量(地域別、2019年)

OECDの2022年の報告書によると、2019年に1人が1年に出すプラスチックごみは、米国で221kg、OECDのEU加盟国で122kg、日本と韓国(OECDアジア)で69kgでした。世界の平均は46kg、OECD以外の国の平均は29kgです(OECD、2022年)。1人あたりの使用量は、米国が255.2kg、日本と韓国が102.4kg、世界の平均が60.1kgです(OECD、2022年)。

OECDは、世界のプラスチックごみのほぼ半分がOECD加盟国で出ているとしています(OECD、2022年2月22日)。2019年の世界のプラスチックごみ3億5,300万tのうち、リサイクルされたのは9%(3,300万t)でした(OECD、2022年)。

順位国リサイクル率注記
1ラトビア59.2%
2ベルギー58.2%
3スロバキア54.1%定義が異なる
4スロベニア51.5%
5ドイツ51.3%
6オランダ49.1%
7イタリア49.0%
7キプロス49.0%推計値
9スペイン46.2%
10ルクセンブルク42.9%
10リトアニア42.9%
12エストニア42.4%
13ポルトガル39.5%
14ギリシャ32.7%
15ルーマニア32.0%
16マルタ31.9%
17アイルランド29.6%
18フィンランド29.3%
19スウェーデン28.6%
20クロアチア28.2%
21オーストリア26.9%
22フランス25.7%
23デンマーク22.7%
EU27の平均41.6%Eurostatによる補完値
ノルウェー(EU外)30.2%
2023年の容器包装プラスチックのリサイクル率(EUの2025年以降の目標の算定方法による値)。ブルガリア・チェコ・ハンガリー・ポーランドは2023年の値が未掲載のため表にない。順位は当法人が並べたもの。データの更新日は2026年10月21日。出典:Eurostat(env_waspacr)

容器包装プラスチックのリサイクル率(EU各国、2023年)

EUの統計局(Eurostat)によると、2023年のEU27の容器包装プラスチックのリサイクル率は41.6%でした。国別では、ラトビア59.2%、ベルギー58.2%、スロバキア54.1%が高く、デンマーク22.7%、フランス25.7%、オーストリア26.9%が低い順です(Eurostat)。2024年の値は一部の国が未掲載で、EU27は42.4%、掲載のある国ではラトビアの71.0%が最も高い値です。

この率は容器包装のプラスチックだけを対象にしています。日本の「有効利用率」(下の節)は、容器包装以外を含み、燃やして熱や電気を回収する量も数えているため、同じ表では比べていません。

項目値時点出典
世界のプラスチックの生産量4億3,090万t2024年Plastics Europe
欧州(EU27+ノルウェー・スイス・英国)の生産量5,460万t(世界の12%)2024年Plastics Europe
日本の樹脂の生産量853万t(前年比35万t減)2024年プラスチック循環利用協会
Plastics Europe の値は速報の推計。地域別の割合は資料に図でしか示されていないため、このページでは国・地域別の生産量の順位を載せていない。日本の値は国内の統計で、集計の範囲は Plastics Europe と同じではない

プラスチックの生産量(世界と日本、2024年)

欧州のプラスチック製造業の団体 Plastics Europe によると、2024年の世界のプラスチックの生産量は4億3,090万tで、欧州(EU27とノルウェー・スイス・英国)は5,460万t、世界の12%でした(Plastics Europe)。日本の樹脂の生産量は、2024年に853万tです(プラスチック循環利用協会)。

項目量・割合(2024年)
廃プラスチックの総排出量911万t(産業系516万t・一般系395万t)
有効利用率89%
 うちマテリアルリサイクル20%
 うちケミカルリサイクル3%
 うちサーマルリサイクル(エネルギー回収)67%
未利用(単純焼却・埋立)11%(101万t)。単純焼却8%・69万t、埋立4%・32万t
マテリアルリサイクル品の輸出110万t(約60%)。プラ屑55万t・再生原料55万t
出典:プラスチック循環利用協会(2025年12月24日)

日本の数字:捨てたあとのプラスチックの行き先

プラスチック循環利用協会によると、2024年の日本の廃プラスチックの総排出量は911万tで、有効利用率は89%でした。内訳は、マテリアルリサイクル20%、ケミカルリサイクル3%、サーマルリサイクル(燃やして熱や電気を回収)67%です(プラスチック循環利用協会)。マテリアルリサイクル品の約60%(110万t)は輸出されています。

協会はこの年の公表から、熱を利用する焼却の数え方を国際規格(ISO)に合わせて見直しています。見直し前の年の値とは、そのままでは比べられません。

指標全国佐賀県唐津市
リサイクル率(ごみ全体)19.3%18.2%16.9%
1人1日あたりのごみの排出量839g835g891g
資源化された容器包装プラスチック(白色トレイを除く)-469t0t
資源化されたペットボトル-1,611t220t
令和6年度の実績。リサイクル率はプラスチックだけでなくごみ全体の値で、上の国別の率とは対象が違う。佐賀県の1人1日あたりの値は小数点以下を四捨五入。資源化量は直接資源化・中間処理後の再生利用・集団回収の合計。出典:環境省 一般廃棄物処理実態調査(佐賀県)・環境省(全国)

佐賀県と唐津市の数字

環境省の一般廃棄物処理実態調査によると、令和6年度のリサイクル率(ごみ全体)は、全国19.3%、佐賀県18.2%、唐津市16.9%でした。唐津市で資源化された容器包装プラスチックは0t、ペットボトルは220tです。佐賀県全体では、容器包装プラスチック469t、ペットボトル1,611tが資源化されました(環境省)。

唐津市では、ペットボトル以外のプラスチックは「もえるごみ」として集められています。分別収集の計画と実証試験は、プラスチックの統計の「唐津の数字」に載せています。

唐津で集めたプラスチック(当法人の取り組み)

当法人はPrecious Plastic 唐津として、家庭・学校・海岸から集めたペットボトルキャップを回収し、小さな機械で製品に作り替えています。回収したキャップは累計3,026kg(2026年4月時点、当法人の記録)です。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. プラスチックごみを一番多く出している国はどこですか?

2016年の推計(Lawほか、2020年)では、米国が4,202.7万tで最も多く、次いでインド2,632.8万t、中国2,159.9万tです。日本は上位20か国のうち10位の488.1万tでした。

Q2. 日本の1人あたりのプラスチックごみは多いですか?

2016年の推計(Lawほか、2020年)では、日本は1人あたり38.44kgで、上位20か国のうち15位です。OECDの2019年の値では、日本と韓国の平均が69kg、米国が221kg、OECDのEU加盟国が122kg、世界の平均が46kgです。2つの資料は数え方が違います。

Q3. プラスチックのリサイクル率が高い国はどこですか?

Eurostatによると、2023年の容器包装プラスチックのリサイクル率は、ラトビア59.2%、ベルギー58.2%、スロバキア54.1%の順に高く、EU27の平均は41.6%です。

Q4. 日本のプラスチックのリサイクル率はどのくらいですか?

プラスチック循環利用協会によると、2024年の有効利用率は89%で、内訳はマテリアルリサイクル20%、ケミカルリサイクル3%、燃やして熱や電気を回収するサーマルリサイクル67%です。

Q5. 唐津市のリサイクル率はどのくらいですか?

環境省の調査では、令和6年度の唐津市のリサイクル率(ごみ全体)は16.9%で、佐賀県は18.2%、全国は19.3%です。唐津市で資源化された容器包装プラスチックは0tでした。

出典台帳

資料発行日付URL取得日
Law et al. The United States' contribution of plastic waste to land and ocean. Science Advances 6(44)AAAS(査読)2020-10-30https://doi.org/10.1126/sciadv.abd02882026-10-31
Global Plastics Outlook: Economic Drivers, Environmental Impacts and Policy Options(表2.4)OECD2022-02https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/publications/reports/2022/02/global-plastics-outlook_a653d1c9/de747aef-en.pdf2026-10-31
Global Plastics Outlook: Policy Scenarios to 2060(第4章・表4.1)OECD2022-06https://www.oecd.org/en/publications/global-plastics-outlook_aa1edf33-en/full-report/component-10.html2026-10-31
Plastic pollution is growing relentlessly as waste management and recycling fall short, says OECDOECD2022-02-22https://www.oecd.org/en/about/news/press-releases/2022/02/plastic-pollution-is-growing-relentlessly-as-waste-management-and-recycling-fall-short.html2026-10-31
Recycling rates of packaging waste for monitoring compliance with policy targets, by type of packaging (env_waspacr)Eurostat2026-10-21更新https://ec.europa.eu/eurostat/databrowser/view/env_waspacr/default/table?lang=en2026-10-31
Plastics the Fast Facts 2025Plastics Europe2025-09https://plasticseurope.org/wp-content/uploads/2025/09/PE_TheFacts_25_digital-1pager-scrollable.pdf2026-10-31
2024年 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(マテリアルフロー図)プラスチック循環利用協会2025-12-24https://www.pwmi.or.jp/column/column-2700/2026-10-31
一般廃棄物処理実態調査 令和6年度 佐賀県(ごみ処理状況)環境省2026-03https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/r6/data/shori/city/41/01.xlsx2026-10-31
一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和6年度)について環境省2026-03-27https://www.env.go.jp/press/press_03502.html2026-10-31

資料の中で数字が違う箇所

OECDの2022年2月の発表文は、欧州のOECD加盟国の1人あたりのプラスチックごみを114kgとしています(OECD)。同じ年の報告書の表4.1は、欧州をEU加盟国(122kg)とEU以外(94kg)に分けて載せています。このページは表の値を載せています。Lawほか(2020年)の表1には、米国の値が2つあります(論文の見直し値4,202.7万t、世界銀行の値3,402.1万t)。順位は見直し値で付けています。

このページで扱っていないこと

海に流れ出るプラスチックの国別ランキング(プラスチックの統計のページに掲載)、Plastics Europe の資料で図だけに示されている地域別の生産量の割合、各国の政策や制度の評価、一次資料で確認できなかった数値は扱っていません。2016年より新しい年の国別のプラスチックごみの量の一覧は、2026年10月31日の調べでは、同じ方法の一次資料を確認できなかったため載せていません。

このページのデータの引用・ご相談

このページの数字の引用、プラスチックの回収と再生のワークショップのご相談は、お問い合わせフォーム、またはinfo@karatsu-f-f.comからお寄せください。

このページについて

作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年10月31日/Markdown版:plastic-ranking-data.md

このページはAIと一緒に作っています。作り方はこのデータバンクとAIをご覧ください。

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