Karatsu Data Bank

観光の統計
旅行者が何をしたいか、佐賀県と唐津市の数字

砂浜に白い波が打ち寄せる晴れた日の海
旅行先を選ぶときにサステナブルな取り組みを重視する人74%2024年度。アジア・欧米豪12か国・地域の海外旅行経験者(DBJ・JTBF)
地方を訪れたい理由の1位「自然景観を鑑賞したい」90%2025年度。地方観光地訪問意向者(DBJ・JTBF)
佐賀県の外国人延べ宿泊者数251,600人泊2025年確定値。延べ宿泊者全体の約10.7%(観光庁、割合は当法人計算)

旅行者が何をしたいかを、数字で並べる

旅行者が旅先で何をしたいか、サステナブルな取り組みで何をしたいかを中心に、世界・日本・佐賀県・唐津市の観光の数字を、公的統計と調査報告書から並べたページです。アジア・欧米豪12か国・地域の海外旅行経験者への調査では、海外旅行先や宿泊施設を選ぶときにサステナブルな取り組みを重視する人が74%(2024年度)で、実施したい取り組みの1位は「ゴミの削減」でした(2022年度)。

このページは、NPO法人唐津Farm&FoodがKaratsu Data Bankの一つとして作成しました。結論や評価の言葉は付けず、資料に書かれている数字と文だけを並べています。当法人が計算した値には「当法人計算」と書いています。調査の年度や対象者が違う数字は、同じ表で比べず別々に載せています。図から読み取った値は使っていません。旅行者の意向の数字は、日本政策投資銀行(DBJ)と日本交通公社(JTBF)の調査から出所を明記して引用しています(出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社)。

自然景観を鑑賞したい90%
その土地の郷土料理や地元食材を使った飲食店を訪れたい89%
体験したことのない文化・風習・環境に触れて、好奇心を満たしたい87%
宿泊費や飲食費など、コストパフォーマンスが良い訪問地を訪れたい87%
歴史的建造物や史跡を鑑賞したい85%
日常の役割や制約から解放され、自由を感じたい84%
地元ならではの体験をしたい83%
旅行を通じて家族や友人との関係性を深め、共通の思い出を作りたい82%
日本の地方にある観光地を訪れたい理由(上位8項目、地方観光地訪問意向者 n=4,807)。「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計。調査期間は2025年7月7日〜16日、対象はアジア・欧米豪12か国・地域の20〜79歳の海外旅行経験者。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2025年度版」p.10
理由東アジア東南アジア欧米豪
旅先で「何もしない時間」を過ごし、心身の回復を図りたい81%77%57%
見知らぬ人や異文化との交流を通じて社会的つながりを広げたい59%78%72%
歴史・伝統・風土について深く学び、教養を高めたい72%87%87%
同じ設問の地域別の値(東アジア n=2,005、東南アジア n=1,805、欧米豪 n=997)。東アジアは韓国・中国・台湾・香港、東南アジアはタイ・インドネシア・シンガポール・マレーシア、欧米豪はアメリカ・オーストラリア・イギリス・フランス。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社

地方を訪れたい理由

DBJ・JTBFの2025年度版の調査(DBJ・JTBF 2025年度版)で、日本の地方にある観光地を訪れたい理由として最も多かったのは「自然景観を鑑賞したいから」の90%で、「その土地の郷土料理や地元食材を使った飲食店を訪れたいから」の89%、「これまで体験したことのない文化・風習・環境に触れて、好奇心を満たしたいから」の87%が続きます。

地域によって違いもあります。「旅先で『何もしない時間』を過ごし、心身の回復を図りたいから」は東アジアで81%、欧米豪で57%でした。報告書は、欧米豪について「ゆったりした過ごし方よりもアクティブに動きたい傾向がうかがえ」ると書いています。

その土地の郷土料理を食べる51%
自然観光地を訪れる48%
温泉を楽しむ47%
その土地で採れた魚介や肉、野菜や果物を味わう42%
歴史的な街並みを楽しむ41%
歴史的な建造物や遺跡を訪れる40%
花や紅葉を楽しむ38%
地域に住む人々との触れ合いを楽しむ27%
山登りやハイキングを楽しむ16%
スキーやウィンタースポーツを楽しむ15%
サイクリングを楽しむ14%
日本の地方にある観光地で実施したいこと(地方観光地訪問意向者 n=4,807、あてはまるもの全て)。上位7項目と、「地域に住む人々との触れ合い」、下位3項目を掲載。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2025年度版」p.11
したいことアジア居住者欧米豪居住者
温泉を楽しむ64%91%
自然観光地を訪れる62%86%
雪景色を楽しむ54%82%
実施したいことごとに、実施したい場所が「不明/わからない・決まっていない」と答えた割合(アジア居住者 n=3,810、欧米豪居住者 n=997)。報告書は、欧米豪の割合が全ての項目で有意に高いとしている。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2025年度版」p.11

地方でしたいこと

地方の観光地で実施したいことの上位は、郷土料理を食べる(51%)、自然観光地を訪れる(48%)、温泉を楽しむ(47%)、その土地で採れた魚介や肉、野菜や果物を味わう(42%)でした。サイクリング(14%)、スキー・ウィンタースポーツ(15%)、山登りやハイキング(16%)は下位です(DBJ・JTBF 2025年度版)。

同じ調査では、したいことを「どこで」するかが決まっていない人も多くいます。自然観光地を訪れたい人のうち、場所が決まっていない人は欧米豪居住者で86%、アジア居住者で62%でした。報告書は、地方の魅力や体験できる場所の情報が十分に浸透していない可能性を示唆する一方、「どの地域にも誘客の余地があるとも考えられる」と書いています。

区分追加料金を払わず標準的な体験20%高くても質の高い体験50%以上高くても特別な体験
全体(n=4,001)47%48%5%
アジア居住者(n=3,085)48%47%5%
欧米豪居住者(n=916)44%50%6%
低収入層(n=1,159)54%42%4%
中収入層(n=1,378)47%48%4%
高収入層(n=1,464)41%51%7%
日本を訪れた際の体験活動に対する追加支払い意向(訪日旅行意向者、回答は1つ)。収入層は各国・地域の回答者を世帯収入順に3分の1ずつに分けたもの。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2025年度版」p.15

質の高い体験に、追加で払うか

訪日旅行意向者のうち、「通常料金より20%高くても、日本ならではの特別で質の高い体験をしたい」は48%、「通常料金より50%以上高くても、非常に特別で質の高い、思い出に残るような体験をしたい」は5%でした(DBJ・JTBF 2025年度版)。報告書は、収入が高くなるほど追加支払い層の割合が上がるとしています。

順位アジア居住者欧米豪居住者
1ゴミの削減(33%)ゴミの削減(23%)
2地域の特産品の購入(25%)地域の事業者が販売する商品、サービスを適正価格で購入(20%)
3環境への影響を考慮したCO2排出量が少ない移動手段の選択(22%)地域の特産品の購入(20%)
4地域の事業者が販売する商品、サービスを適正価格で購入(21%)地域の食材やオーガニック食材を使った食事を提供している店の利用(17%)
5地域の祭りや行事等への参加(20%)地域の祭りや行事等への参加(17%)
6地域の伝統工芸の体験(20%)伝統工芸品等の模造品を購入しない(17%)
7地域の食材やオーガニック食材を使った食事を提供している店の利用(20%)
海外旅行先で実施したいサステナブルな取り組み(全員、5つまで)。アジア居住者は上位7項目、欧米豪居住者は上位6項目。調査期間は2022年6月21日〜7月4日、対象は12か国・地域の20〜59歳の海外旅行経験者(計6,307人)。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2022年度版」p.36

サステナブルな取り組みで、何をしたいか

DBJ・JTBFの2022年度版の調査(DBJ・JTBF 2022年度版)で、海外旅行先で実施したいサステナブルな取り組みの1位は、アジア居住者(33%)、欧米豪居住者(23%)ともに「ゴミの削減」でした。アジアでは地域の特産品の購入(25%)、CO2排出量が少ない移動手段の選択(22%)が続き、欧米豪では地域の事業者が販売する商品・サービスを適正価格で購入(20%)、地域の特産品の購入(20%)が続きます。

この調査でいう「サステナブルな取り組み」は、地域の「自然や生物多様性の保全等」「伝統・文化の保存・継承」「地域経済の活性化や地域づくり」の保護と貢献への取り組みです。この設問の割合の一覧が載っているのは2022年度版で、2024年度版・2025年度版は「今後実践したい」と「過去に実施した」の差などを載せています。

調査年度重視するどちらかといえば重視する合計(当法人計算)
2022年度(n=6,307)32%40%72%
2023年度(n=7,414)32%39%71%
2024年度(n=7,796)36%38%74%
海外旅行の訪問先や宿泊施設を検討する際に、サステナブルな取り組みを行っていることの重視度(全員)。3年度分は2024年度版が同じ図に並べている値。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2024年度版」p.27
調査年度賛成やや賛成合計
2019年度(n=6,276)15%28%43%
2024年度(n=7,796)30%33%63%
観光資源・施設の混雑緩和や保護のため金銭を負担することについての考え(全員)。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2024年度版」p.27

重視する人の割合と、観光地を守るための負担

2024年度版の調査(DBJ・JTBF 2024年度版)では、海外旅行の訪問先や宿泊施設を検討する際にサステナブルな取り組みを重視する人(「重視する」と「どちらかといえば重視する」の合計)は74%でした。報告書は、この割合が「ここ数年7割程度と高水準で推移している」としています。

観光資源・施設の混雑緩和や保護のために金銭を負担することには63%が賛成で、2019年度の43%から約20ポイント増えています。訪日旅行で見聞きしたトラブルの1位は「観光地・観光施設の混雑」で、2024年度32%、2019年度30%でした。

地域の事業者が販売する商品、サービスを適正価格で購入する+4.3pt
混雑を回避するため、比較的空いている時間帯に訪問する+3.6pt
省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を促進している観光施設を利用する+3.5pt
地域の祭りや行事等に参加する+3.5pt
環境負荷が少ない自然体験プログラムに参加する+3.1pt
ゴミを削減する+1.5pt
伝統工芸品等の模造品を購入しない-1.4pt
宿泊施設におけるアメニティグッズを辞退する-1.9pt
宿泊施設におけるリネン類の交換を辞退する-2.2pt
海外旅行先で「今後実践したい」サステナブルな取り組みの割合から「過去に実施した」割合を引いた差(全員 n=7,796、単位はポイント)。正の値は意識が行動を上回る項目、負の値は行動が意識を上回る項目。上位5項目、「ゴミを削減する」、負の3項目を掲載。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2024年度版」p.28

やりたいことと、実際にしたことの差

2024年度版は、同じ取り組みについて「今後実践したい」と「過去に実施した」を聞き、その差を示しています(DBJ・JTBF 2024年度版)。差が大きいのは、地域の事業者が販売する商品・サービスを適正価格で購入する(4.3ポイント)、混雑を回避するため比較的空いている時間帯に訪問する(3.6ポイント)、省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を促進している観光施設を利用する(3.5ポイント)、地域の祭りや行事等に参加する(3.5ポイント)です。報告書は「特に地域社会に関連する項目で乖離が大きい」と書いています。

反対に、宿泊施設でのリネン類の交換の辞退(−2.2ポイント)、アメニティグッズの辞退(−1.9ポイント)、伝統工芸品等の模造品を購入しない(−1.4ポイント)は、行動が意識を上回っています。

項目100万円以上(n=122)100万円未満(n=2,401)
サステナブルな取り組みを重視する89%80%
観光地の維持・存続のための金銭負担に賛成87%68%
過去に実施:ゴミを削減する33%38%
過去に実施:地域の特産品を購入する30%30%
過去に実施:CO2排出量が少ない移動手段を選択する28%20%
過去に実施:許可・認可されているツアーガイドを選択する21%13%
過去に実施:カーボンオフセット商品を利用する16%9%
訪日旅行経験者のうち、訪日時の総支出が明確な人を、総支出100万円以上と未満に分けた値。重視度・金銭負担はp.24、過去に実施した取り組み(5つまで)はp.26。100万円以上の層は122人と少ない。出所:(株)日本政策投資銀行・(公財)日本交通公社「2025年度版」

旅行に多くのお金をかける人では

2025年度版(DBJ・JTBF 2025年度版)は、訪日時の総支出が100万円以上の人と100万円未満の人を比べています。サステナブルな取り組みを重視する人は100万円以上で89%、未満で80%、観光地の維持・存続のための金銭負担に賛成する人は87%と68%でした。過去に実施した取り組みでは、100万円以上の層でCO2排出量が少ない移動手段の選択(28%)、許可・認可されているツアーガイドの選択(21%)、カーボンオフセット商品の利用(16%)が未満の層より多く、ゴミの削減(33%と38%)やアメニティの辞退は未満の層のほうが多くなっています。

項目値出典
世界の国際観光客到着数(2025年、推計)15億2,000万人(前年比4%増)UN Tourism
世界の国際観光収入(2025年、暫定値)1兆9,000億米ドル(前年比5%増)UN Tourism
アジア・太平洋地域の到着数(2025年)3億3,100万人(前年比6%増、2019年比9%減)UN Tourism
訪日外客数(2025年、確定値)42,683,301人(前年比+15.8%)日本政府観光局
訪日外客数(2019年)31,882,049人日本政府観光局
世界の値はUN Tourism「World Tourism Barometer」2026年1月号(2026年1月20日公表)を、UN Tourismアジア太平洋地域事務所が日本語で紹介した資料による。到着数は宿泊を伴う訪問者数

世界と日本の旅行者数

UN Tourismによると、2025年の国際観光客到着数(宿泊を伴う訪問者数)は推計15億2,000万人で、前年比4%増でした(UN Tourism)。国際観光収入は暫定値で1兆9,000億米ドルです。アジア・太平洋地域は3億3,100万人で、2019年の水準を9%下回っています。日本を訪れた外国人は2025年に42,683,301人で、前年比+15.8%でした(日本政府観光局、確定値)。

区分延べ宿泊者数2019年比前年比
全体2,356,860人泊▲15.9%+0.5%
日本人2,105,260人泊▲13.8%▲0.5%
外国人251,600人泊▲30.0%+9.7%
佐賀県の延べ宿泊者数(2025年1〜12月、確定値)。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2026年7月6日公表)p.5〜7
国・地域延べ宿泊者数割合(当法人計算)
韓国82,230人泊34.2%
台湾48,680人泊20.3%
中国40,040人泊16.7%
香港22,420人泊9.3%
米国8,700人泊3.6%
佐賀県の外国人延べ宿泊者数の国・地域別、上位5か国・地域(2025年、従業者数10人以上の施設、計240,330人泊)。割合は当法人計算。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」集計表 参考第1表
2019年359,240人泊
2020年42,340人泊
2021年6,860人泊
2022年20,490人泊
2023年156,090人泊
2024年229,300人泊
2025年251,600人泊
佐賀県の外国人延べ宿泊者数の推移。2019〜2024年は佐賀県の年報(令和6年)が観光庁「宿泊旅行統計」から掲載した値、2025年は観光庁の確定値

佐賀県に泊まる人

観光庁の宿泊旅行統計調査(観光庁)では、2025年の佐賀県の延べ宿泊者数は2,356,860人泊で、うち外国人は251,600人泊でした。外国人の延べ宿泊者数は前年比+9.7%、2019年比▲30.0%です。延べ宿泊者全体に占める外国人の割合は約10.7%(当法人計算)で、全国は27.2%です。佐賀県の客室稼働率は52.4%で、47都道府県中34位でした。

国・地域別では、韓国が82,230人泊で最も多く、台湾、中国、香港、米国が続きます(観光庁 集計表)。

年来訪者延べ数日帰り客数延べ宿泊者数
2022年4,144千人
2023年3,897千人
2024年3,756千人3,370千人386千人
唐津市の来訪者延べ数(日帰り客数+延べ宿泊者数)。2023年は令和6年の年報での改訂値(令和5年の年報では3,953千人)。日本国内の居住者が対象で、訪日外国人は含まない。出典:佐賀県「観光デジタル人流分析(年報)」令和6年 p.6
年観光客数(千人)日帰り宿泊観光消費額(千円)1人当たり(円)
2018年6,865.86,398.3467.527,558,6934,014
2019年3,896.03,311.6584.423,809,5206,111
2020年2,089.91,757.6332.316,137,5237,722
2021年1,993.81,706.1287.714,697,0437,371
2022年2,942.42,497.8444.622,673,2147,706
旧調査による唐津市の観光客数と観光消費額。原文の注記:「唐津市の平成31年度・令和元年以降の数値については、推計手法を変更したため、平成30年以前の数値とは比較できない」。旧調査は令和4年分で終了。出典:佐賀県「観光動態調査」各年版
指標現状値目標値(2028年3月まで)
日本人延べ宿泊数419,600泊500,000泊
訪日外国人延べ宿泊数29,555泊50,000泊
市内エリア間周遊率(GPSで算出)1〜7%3〜9%
唐津市観光地経営戦略プラン2025年版の数値目標(計画期間 2025年4月〜2028年3月)。現状値の年は本文に明記がない。出典:唐津市 p.4・p.17

唐津市を訪れる人

佐賀県の年報(佐賀県 年報)では、2024年の唐津市の来訪者延べ数は375.6万人で、前年比▲3.6%、うち日帰りが337.0万人、宿泊が38.6万人でした。この年報はスマートフォンの位置情報をもとにした推計で、「『佐賀県観光客動態調査(令和4年分まで実施)』とは集計手法が異なるため、単純な数値比較はできません」「訪日外国人は測定されていません」と書かれています。このため、旧調査の表は別に分けています(佐賀県 観光動態調査)。

唐津市の観光地経営戦略プラン2025年版(唐津市)は、日本人の延べ宿泊数を419,600泊から500,000泊に、訪日外国人の延べ宿泊数を29,555泊から50,000泊にする目標を掲げています。プランは、訪日外国人の宿泊数の約5割が韓国で、アジア圏で約8割を占めるとしています。プランの宿泊数は「市内宿泊施設への宿泊数調査結果に基づく推計(唐津市)」で、県の年報とは別の推計です。

基準・制度書かれていること出典
GSTC基準4つの柱:持続可能なマネジメント/社会経済への影響/文化への影響/環境への影響(資源の消費、汚染の削減、生物多様性と景観の保全を含む)GSTC
日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)観光庁が、国際基準に準拠したガイドラインとして2020年6月に策定観光庁
JSTS-Dロゴマーク取得地域令和8年10月2日時点の一覧に、佐賀県の地域・団体の掲載はない。九州・沖縄の他の7県(福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)には掲載がある観光庁 取得地域一覧
GSTCの4つの柱の日本語は当法人訳

持続可能な観光の基準

持続可能な観光の国際的な基準として、GSTC(Global Sustainable Tourism Council)の基準があり、持続可能なマネジメント、社会経済への影響、文化への影響、環境への影響の4つの柱で構成されています(GSTC)。観光庁は、国際基準に準拠した「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」を2020年6月に策定しました(観光庁)。JSTS-Dのロゴマークの取得地域一覧(令和8年10月2日時点)に、佐賀県の地域・団体は載っていません(観光庁 取得地域一覧)。

税唐津市・佐賀県出典
入湯税宿泊する入湯客1人1泊150円、宿泊しない入湯客1人1日50円。唐津市は全額を観光振興の事業の財源にしている。充当額は令和3年度16,792千円、令和4年度21,914千円、令和5年度22,931千円唐津市
宿泊税総務省の法定外税の一覧(令和8年1月現在)に、佐賀県・唐津市の宿泊税の掲載はない総務省
入湯税の充当額は唐津市のページ(2024年10月11日更新)の記載による

観光にかかる税

唐津市の入湯税は、宿泊する入湯客1人1泊につき150円、宿泊しない入湯客1人1日につき50円で、唐津市は全額を観光振興のための事業の財源にしています(唐津市)。宿泊税は、総務省の法定外税の実施状況(令和8年1月現在)に、佐賀県・唐津市の掲載はありません(総務省)。

観光と温室効果ガス

160か国の間の観光に関わる炭素の流れを推計した研究(Lenzenほか、2018年)は、2009年から2013年に観光のカーボンフットプリントが3.9から4.5GtCO2eに増え、世界の温室効果ガス排出の約8%にあたるとしています。主な要因として交通、買い物、食事を挙げています。

よくある質問

Q1. 外国人旅行者は、日本の地方で何をしたいと答えていますか?

DBJ・JTBFの2025年度版の調査では、地方の観光地で実施したいことの上位は、郷土料理を食べる(51%)、自然観光地を訪れる(48%)、温泉を楽しむ(47%)でした。地方を訪れたい理由では「自然景観を鑑賞したい」が90%で最も多くなっています。調査はアジア・欧米豪の12か国・地域の海外旅行経験者を対象にしたものです。

Q2. 旅行者はサステナブルな取り組みで何をしたいと答えていますか?

DBJ・JTBFの2022年度版の調査で、海外旅行先で実施したいサステナブルな取り組みの1位は、アジア居住者(33%)、欧米豪居住者(23%)ともに「ゴミの削減」でした。続いて、アジアでは地域の特産品の購入(25%)、欧米豪では地域の事業者の商品・サービスを適正価格で購入(20%)と地域の特産品の購入(20%)です。

Q3. 旅行先を選ぶときにサステナブルな取り組みを重視する人はどのくらいいますか?

DBJ・JTBFの2024年度版の調査では、海外旅行の訪問先や宿泊施設を検討する際にサステナブルな取り組みを「重視する」「どちらかといえば重視する」と答えた人は合わせて74%でした。2023年度は71%、2022年度は72%です。観光資源・施設の混雑緩和や保護のために金銭を負担することへの賛成は63%で、2019年度の43%から増えています。

Q4. 佐賀県に泊まる外国人旅行者はどのくらいいますか?

観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年確定値)では、佐賀県の外国人延べ宿泊者数は251,600人泊で、前年比+9.7%、2019年比▲30.0%です。延べ宿泊者全体2,356,860人泊に占める割合は約10.7%(当法人計算)で、全国の27.2%を下回ります。国・地域別では韓国が最も多くなっています。

Q5. 唐津市を訪れる人の数は、昔と比べて増えていますか?

佐賀県は2023年分から集計の方法を変えており、県の年報は旧調査と「単純な数値比較はできません」としています。新しい方法では、唐津市の来訪者延べ数は2024年に375.6万人で、前年比▲3.6%です。新しい方法の数字は日本国内の居住者だけが対象で、訪日外国人は含まれていません。

出典台帳

資料発行日付URL取得日
DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2025年度版日本政策投資銀行・日本交通公社2025-11-06https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/493f6b085ca9ba03dcc944a3b40e4356_1.pdf2026-10-13
DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2024年度版日本政策投資銀行・日本交通公社2024-10-11https://www.jtb.or.jp/wp-content/uploads/2024/10/report-DBJ-JTBF-asiaeuro-survey-2024.pdf2026-10-13
DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2022年度版日本政策投資銀行・日本交通公社2022-10-26https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/7ccfe6956b812ca76e024b7356e96093.pdf2026-10-13
世界観光指標(World Tourism Barometer)2026年1月号についてUN Tourism アジア太平洋地域事務所2026-01-28https://unwto-ap.org/cms/wp-content/uploads/2026/01/Barometer-Jan-2026-Final.pdf2026-10-13
年別 訪日外客数、出国日本人数の推移(1964年-2025年)日本政府観光局(JNTO)1964-2025年の確定値https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260819_1615-8.pdf2026-10-13
宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))観光庁2026-07-06https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002010560.pdf2026-10-13
宿泊旅行統計調査 2025年 集計表(参考第1表)観光庁2026-07-06https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002010340.xlsx2026-10-13
令和6年 佐賀県観光デジタル人流分析(年報)佐賀県令和6年分https://www.pref.saga.lg.jp/kiji003106833/3_106833_375231_up_1o1xcdwz.pdf2026-10-13
佐賀県観光動態調査(平成30年〜令和4年の各年版)佐賀県平成30年〜令和4年分https://www.pref.saga.lg.jp/kiji003106833/index.html2026-10-13
唐津市観光地経営戦略プラン2025年版【本編】唐津市2025-03https://www.city.karatsu.lg.jp/page/31514.html2026-10-13
日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)ロゴマーク観光庁2026-10-02 時点の一覧https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/kihonkeikaku/jizoku_kankochi/jizokukano_taisei/torikumi/jsts-d_logomark.html2026-10-13
日本版持続可能な観光ガイドラインロゴマーク 取得地域一覧(令和8年10月2日時点)観光庁2026-10-02https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/002025519.pdf2026-10-13
GSTC CriteriaGlobal Sustainable Tourism Councilhttps://www.gstc.org/gstc-criteria/2026-10-13
入湯税とは唐津市2024-10-11 更新https://www.city.karatsu.lg.jp/page/3010.html2026-10-13
法定外税の実施状況(令和7年度)総務省2026-01 現在https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/pdf/ichiran06_r08/ichiran06_r08_15.pdf2026-10-13
Lenzenほか「The carbon footprint of global tourism」Nature Climate Change 8:522-528Springer Nature(査読)2018-05-07https://doi.org/10.1038/s41558-018-0141-x2026-10-13

このページで扱っていないこと

個々の観光地・自治体・企業の取り組みの評価、民間企業が独自に行った旅行者アンケート、図から読み取った値は扱っていません。一次資料で確認できなかった数値は載せていません。DBJ・JTBFの調査の図表はそのまま転載せず、数値を出所つきで引用しています。調査の年度ごとに対象者の年齢(2022年度版は20〜59歳、2024・2025年度版は20〜79歳)や設問が違うため、年度をまたいで数値を比べていません。英語資料の日本語は当法人訳で、原文が優先されます。

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作成:小嶋宏明(NPO法人唐津Farm&Food 副理事)/お問い合わせ:info@karatsu-f-f.com(お問い合わせフォーム)/公開:2026年10月14日/Markdown版:tourism-data.md

関連リンク

▶ Karatsu Data Bank(唐津データバンク)
▶ ビジネスと生物多様性(IPBES)
▶ Tourism in Numbers: What Travellers Want, Japan, Saga and Karatsu (English)